クラシック・オートルートに行ってきました
(シャモニーからツェルマットまでの総延長約120km)
「オートルート」とはフランス語で「高い道」を意味します。標高3000m以上の氷河や岩稜を主に山スキーにてアルプス山脈の山小屋に泊まりながら、フランス・シャモニー(モンブランの麓)からスイス・ツェルマット(マッターホルンの麓)の間を貫く世界を代表する山岳スキーツアールートです。
日程:
4/3 シャモニーーグラモンテスキー場中間駅―アルジャンチエール氷河―15:00パッソンのコルー16:30アルベール1er小屋(フランス)
4/4 7:45アルベール1er小屋―11:00ツールのコル―14:30トリアン小屋(スイス)
4/5 6:45トリアン小屋―7:45エキャンディのコル―9:00シャンペー10:00~11:30ベルビエスキー場―13:00ショーのコル―14:00モミンのコル―16:00プラフルエイ小屋(スイス)、この日高度障害等で2名離脱、シャンペへ下山
4/6 7:00プラフルエイ小屋―7:35ローのコル―9:20ディス湖―12:45ディス小屋(スイス)
4/7 7:45救助ヘリにより前夜より体調不良の1名病院へ搬送、8:00ディス小屋―9:20シェベスのコル―14:00ビニエット小屋(スイス)
4/8 6:30ビニエット小屋―8:50エベックのコル―13:00パルペリンのコル3550m―ツェルマット17:00ごろ
人員:参加者8名(私+7名)+ガイド3名(うち国際山岳ガイド1名)
参加者のうち5名踏破
オートルート概念図
1日目の入り アルジャンチエール氷河を左に見ながらシールを付けて左岸を進む
エキャンディのコルの取り付き、急斜面に岩が露出して核心部はエグかった
ブーツアイゼン、シートラ、ショートロープ
パス・デ・シェベスは夏のハイキングコースの梯子を登る
シートラ、山スキー靴のまま、ロープ確保
氷河のクレバスを避け、ガイドが先導してここしかないというルートを滑る
滑ったら登る、登ったら滑るの繰り返し
ルート最後の登りバルペリンのコル3,550m到着、左はマッターホルン4,478mの西面
最終日 右手に氷河のセラック(氷塔)、左手にマッターホルン、フィナーレはマッターホルン北壁を右手に見ながらゴールのツェルマットへ無事下山
天気にも恵まれ、素敵なスキー縦走となりました。クラブの皆さんにも何かとご協力いただき、あらためて感謝いたします。
【Kiyohide Muto 418】