僧ヶ岳(1,856m)・越中駒ヶ岳(2,003m)例会報告
山行日:2021年9月11日(土) 曇りのちガスのち雨
参加者:12名
富山県魚津市と黒部市宇奈月町の境界になる僧ヶ岳と駒ヶ岳に行ってきた。僧の雪形、駒(馬)の雪形がそれぞれ山名の由来となっている。
当初計画されていた烏帽子尾根を通るルートは、登山口までの林道が不通のため、今回は宇奈月尾根から登るルートになった。
天気は今ひとつで下山時には烏帽子尾根との分岐を過ぎた辺りからカッパを着るほどの雨に遭ったものの、登りでは後立山連峰北方の朝日・雪倉岳が雲間から見え、黒部川河口の扇状地形や富山湾、能登半島までの大展望を臨むことができた。僧ヶ岳から駒ヶ岳まではアップダウンがあり1時間半ほどの距離があるものの稜線漫歩を楽しみつつ、スリリングな岩場もあり歩きごたえがあった。登山道は終始、駒ヶ岳まで草刈りしてあり歩きやすく大変ありがたい。個人的に地元の魚津市からいつも見ていた僧ヶ岳にようやく登ることができ満足した。次は紅葉がキレイだと聞いた東又谷の片貝ルートから登ってみたい。
コースタイム:
宇奈月温泉からスキー場方面へ向かい、平和の像を過ぎ、すれ違いが難しくガードレールもない細い林道をぐいぐい登り標高約1,040mの登山口駐車場へ。バイオトイレが設置されている。
小雨が降る中、林道を少し歩き第三登山口から6m程のハシゴを登って取り付き、その後も急登が続き初っ端から息が上がった。
幻想的なブナ林。
標高1,400m辺りから後立山連峰北方の朝日・雪倉岳が雲間から見えた。
小さい秋。ナナカマド、オオカメノキの赤い実。オヤマリンドウ。
崩れた箇所に登山道整備の材料が置いてあった。ご苦労さまです。
富山湾、能登半島を臨む。ミラージュランドの観覧車も見えた。
前僧ヶ岳を過ぎ、前方に僧ヶ岳の本峰。その左奥にゴールの駒ヶ岳が見える。
仏ヶ平。初夏にはニッコウキスゲが綺麗らしい。
眼下に宇奈月ダム。
僧ヶ岳山頂に到着。
ゴールはまだまだ。僧ヶ岳山頂からの駒ヶ岳。2001年に地元有志によって駒ヶ岳山頂までの道が開削された。
稜線漫歩。振り返ると僧ヶ岳。登山道脇が崩壊した崖の箇所もあるので注意。
もうすぐかと思いきや、手前は北駒ヶ岳で目指すはその先の山頂。
岩場の難所。3点支持を確実に。帰りの下りでも慎重に。
立山連峰北端の駒ヶ岳山頂。ガスって展望なく残念。毛勝や剱の展望は次回のお楽しみとしておこう。
おしまい