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例会山行報告 >> 記事詳細

2023/11/27

医王山周回ランクテスト例会

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医王山周回ランクテスト例会 時:11月23日(祝) 
天候:晴れ 参加人数:8名(ランクテスト受験者5名)






コースタイム

見上峠登山口7:05 ー 医王の里7:35 ー 西尾平8:08 ー 前山8:34 ー 小兀9:06 ー 白兀山9:19 ー 小兀分岐9:28

大池平10:30 ー 三蛇ヶ滝10:54 ー 大池平11:08(お昼休憩)ー 11:45 ー ナカオ新道分岐12:13ー渡渉12:28ー790mピーク12:59ー蛇尾山13:58ー


夕霧峠ヒュッテ14:19ー奥医王山14:50ー菱池小原登山口16:20ー見上峠17:09








山行データ





概要

 去年企画した医王山のランクテストでしたが、昨年は悪天中止で今回が初めての医王山でのランクテストとなりました。
実際にデータを録ってみると過去最凶のランクテストになったようです。
累積標高こそ1200m程度ですが沿面距離が16kmを超えてしまっています。
データを分析してみると登りが6.47km、下りが6.31kmとこれだけだと13km程度におさまりますが、水平道が3kmほどありその分距離が長くなっている感じです。
実際に歩いた感触では、下りの小原尾根が傾斜が緩やかでやたら長いなと感じました。
ランクテストのコースとしては累積標高が1200m程度、歩行距離が12km程度が標準だと考えます。
リファレンスは別当出合から白山室堂までで、
距離は11km強、累積標高差は+ー1200m強というデータがあります。
白山ランクテストの行動時間が9時間40分くらいだったの対して、今回の医王山ランクテストは10時間を超えています。
あとは、最大斜度が登り39度、下り35度というのも凶暴です。
おそらく、ナカオ新道の登り下りに出た数値だと思います。
30度を超えると崖だと言われておりますので、危険な道であることは間違えないですね。
データからみても、白山に登るよりきつい!というのは事実のようですね。
 今回の参加メンバーはその最も困難な道のりを長時間にわたって歩き通せたわけなのでランクテストは合格だと思われます。
合否の判定は運営委員会で審議されたのちに正式発表されます。

 細かい話は写真を並べながら振り返ってみましょう。





見上峠キャピタルコーヒーの向かいあたりに登山口があります。
標高は約400mで、金沢市内側からの登山口としては標高の低い登山口だと思います。
下山した小原菱池登山口も標高的は約400mです。




見上峠からの登山道は割と人が歩いている感じで藪とかは皆無でした。





途中、このような石仏が十体ほど祀られています。
医王山は泰澄大師が若い時期に修行された山なので信仰の山でもあるようですね。
詳しく調べてみたら面白いと思います。




医王山を周回しようと考える人の多くは西尾平まで車で登ることが多いように思います。
避難小屋のトイレは11月末でも使用可能でした。
12月以降はわかりません。




ここが西尾平からの登山口です。
ここを起点に、白兀山へ向かうルート、覗経由で大池平に降りるルート、ひょっとの宮から登ってくるルートと三つのルートの合流地点になっています。





西尾平からしばらく進むと視界が開けてきます。
大笠山、奈良岳、高三郎山、奥三方、中三方、口三方と続く峰々の奥に白山が見えますね。





西尾平から30分ほど進むと前山の山頂に到着します。
木々に囲まれていて、特に眺望はありませんでした。





さらに30分ほど歩くと小兀に到着です。
白兀山山頂よりこちらの方が視界が開けて景色が良いです。
ここから山頂までは5分と案内が記されています。






ここが白兀山山頂です。
ランクA健の例会であれば、ここで食事をして下山という流れでしょうが、ランクテストなので、まだ序の口ですな^^;w



白兀山895.7mでございます。





白兀山山頂からの白山連峰です。





山頂を踏んだら小
兀まで戻って、、、、。





分岐を大池平に進みます。





残雪がありました。
前日、前々日が好天だったので溶けていますが、気温が低かったら雪道だったかもしれません。






この辺りはすでに紅葉は終了して葉っぱは落ちてしまってる感じですね。
その分、道は明るいんですけど^^;w




大池平に降る道はそれなりに急勾配で慎重に歩かなくてはいけません。





この道のシンボルのような木ですね。
この木の間を通ります。





大沼に到着です。
大池平なのに、この池の名前は大沼です。
なんでやねん???w



大池平ヒュッテ。
11月下旬で水洗トイレは使用可能でした。
ここで昼食にしますが、その前に先に三蛇ヶ滝に行ってしまいます。




大沼とトンビ岩。
紅葉は終わっていました。
紅葉の盛りなら綺麗なはずです。





三蛇ヶ滝です。
修験者のような倒木??w





昼食を食べたら降ってきた道を登り返します。
ナカオ新道の標識はこれしかありませんでした。
よほど来てほしくないらしい、、、、、^^;w





ベテランコース 初心者禁止!!w
ランクテストは初心者とベテランの中間です^^;w




谷底からベテラン2名が登ってきました。




ベテランコースに挑むメンバーたち!
ここから先は険しすぎて写真は撮っておりません!!w
崖のような斜面を下ってきました。





谷底まで降ったら渡渉です。






渡渉の後、再び崖のような斜面を登り返します。
その辺も写真を撮ってる余裕はなし!w
登りきったところで一枚です^^;w





ナカオ新道からの紅葉は終わっていました。





出迎えてくれたのは薬師、槍 穂高です。




ナカオ新道を経て蛇尾山に向かいます。






ダオテラスで一休み^^;w






ダオテラスからの光景!
これは何時間でも座っていられるわw。







蛇尾山920m。



新しくできた標識???




って言うか??
作者が打ち付けているところでした。



蛇尾山を経て夕霧峠の登山口に到着です。





夕霧峠から薬師岳、槍穂高方面





劔、立山方面です。




白馬方面。
この日は遠くの山々がよく見えていました。





最後のミッション。
奥医王山への登りです。
浄土坂の階段を登ります。





見返り大杉到着!
頑張ったね!!w




これが見返りの大杉です。





最後の登り山頂が見えてきました。




奥医王山頂上 939.2m登頂です。
7時に登り始めて、14:50に登頂。
ここまで約8時間、長い長い道のりでした。
メンバーの一人は「まるで修行僧になったような気分でした」と語っていました^^;w
確かに、今を遡ること1300年の昔、白山を開山する以前に泰澄大師がこの山で修行をしていたのですから、修験者の山であることは間違いありませんね。



下山は小原尾根を降りました。





小原尾根は落ち葉が堆積してサクサクしています。





標高が下がると紅葉がまだ残っていました。





マジックアワーの光のショーの始まりです。





夕方の光を受けて輝いて見えました。





小原尾根を下るのには1時間半かかります。
日没前に下山口に出ないとヤバイです^^;w
と言っても時刻は16時過ぎくらいですけど、この時期の日没は早いです。




なんとか日没前に下山口が見えてきました。
計画より15分くらい遅れています。





16:20 菱池小原登山口に無事下山しました。





下界に下りるとススキが一面に咲いています。




そこは、難行苦行の末にたどり着いた桃源郷のように見えました。
美しい光景です。



無事に下山できましたが、ここから車を置いてある見上峠まで車道をさらに歩くこと40分^^;w
2km近い最後の登りが待ち受けています。

今回のランクテストは歩行距離が16kmを超え、所要時間は10時間以上!
ランクテストとしては過去最凶に過酷な試練となりました。
それでも、受験者たちは弱音一つ吐かずに涼しい顔で歩き通しておりました^^;
SLもサポートメンバーも余裕でしたかね?

今回の参加メンバーは強者揃いでしたから良かったですが、そうでない場合も鑑みると今回のコースは過酷すぎたかもしれませんね。
累積標高+ー1200m、歩行距離12km程度に収まるのが理想だと考えます。
医王山で、そのようなコースが設計できるよう来年に向けてシミュレーションを続けていきたいと思います。

あるいは?
是非!難行苦行コースで受験したいと言う要望があれば、このコースでのテストもやぶさかではありませんが???w







22:19 | 投票する | 投票数(5) | コメント(0) | 石川県の山(秋)