金草岳~パノラマ風景を楽しもう~
金草岳(標高1,227m)
ぎふ百山のひとつ。岐阜県と福井県の県境に位置する山。県境稜線が登山道となる。山頂部は岐阜県揖斐郡と福井県今立郡にまたがる。
稜線部の所々や山頂からの山並みの美しい展望、気持ちの良い稜線歩きを楽しめると評判の金草岳。
今回、一般的な冠山峠からのルート:冠山峠 - 桧尾峠 - 白倉岳 - 金草岳をピストンで登って来ました。
当初、冠山峠を起点に冠山と金草岳の計画でしたが、下見登山に行かれたCSLの判断(A健レベルではない)で金草岳のみとなりました。
実際に登ってみると、確かに歩行距離・累積標高の割にハード。危険箇所と言うほどではないが、まずは狭くて切れ落ちているトラバース道からスタート。急斜面の小さなアップダウンの連続(三箇所ロープ場あり) 濡れた木の根や登山道を覆う刈り払いされた笹で石や根が見えず滑る。特に下山時、急斜面でよく滑る数箇所のザレ場には苦労した。転倒・転落すると突出した岩で容易にケガをしそうで、足にかなりの力が入り、笹に捕まり一歩一歩、集中の連続だった。
そんな金草岳だったが、いやいや、なかなか、想像以上の良い山でした!
なだらかな山並みが遠くまで連なる風景は、ちょっとないような...この風景を眺めながらの稜線歩き、気持ちが良くて楽しかったです。評判が良い理由、納得です。
※冠山峠への林道は、11月~5月の積雪期には通行不能となるので確認が必要。
■実施日:2,022年10月13日(木) 晴れ
■山行記録
活動時間:5時間07分 歩行距離:7.4㎞ 累積標高:登り710m/下り712m
金沢市内P集合・出発5:25 - 金沢西IC - 鯖江IC - 冠山峠P・金草岳登山口8:05 - 桧尾峠9:13 - 白倉岳10:02 – 金草岳10:26~11:05(昼食) - 白倉岳11:20 - 桧尾峠11:56 - 冠山峠P13:11- かずら橋14:25(見学) - 冠荘(入浴)14:40 - 鯖江IC- 金沢西IC - 金沢市内P17:10着・解散
登山口の冠山峠にて。2名の新人会員さんが参加。和やかに自己紹介をしてからスタート。
後方に奥美濃のマッターホルン:冠山。
最初の小ピークに上がると、山並みと雲海がきれいで歓声があがる。
部子山~銀杏峰、白山、別山、荒島岳がよくみえる。
振り返ると、凛々しく冠山。
白倉岳と金草岳の山塊がみえてきた。
これから進む、楽しそうな尾根道。まずは白倉岳のピークを目指す。
連なる山並みが本当に美しい!気持ちの良い縦走路を楽しむ。
白倉岳(標高約1,200m) ここは登山道の通過点で山頂の道標も地味。
見えたピークは金草岳の前にある偽ピーク。
山頂台地。ビクトリーロードを楽しむ。
金草岳山頂にて。笹が刈り払いされていてきれいで広い。360度の景色で美濃側、越前側と両方の山々を楽しめるのは嬉しい。右上の写真:白く反射しているのは徳山湖・徳山ダム湖。
さあ、登って来た稜線を下りでも楽しもう(アップダウンはあるけど)♪は甘かった。急斜面の岩が混ざるザレ場がよく滑り、足がかなり堪えた。嫌な冷や汗まで...いちいち笹に捕まり、一歩一歩慎重に下りる。
秋らしいナナカマドの赤い実でほっこり。
山肌の色合いがおもしろい。
可愛いキノコ。
色付いたブナロードを過ぎれば冠山峠に到着。お疲れ様でした。
帰り道にかずら橋を見学。
渓流温泉・冠壮(ナトリウム・炭酸水素塩泉)にも立ち寄り。 トロントロンの湯に癒されてから帰路へ。