5月10日(日)晴れ
りょうぜんざん
霊仙山(1084m)~最高点(1094m)
榑ヶ畑登山口~今畑登山口~西南尾根登山道周回 (滋賀県米原市)
<コースタイム(A健)>
集合場所(6:00)→金沢西IC(6:10)→米原IC(8:00)→榑ヶ畑P手前で路駐(8:25~40)→榑ヶ畑登山口(8:50)→汗拭峠(9:15)→今畑登山口(9:55)→近江展望台(11:55)→最高点(12:40)→霊仙山(12:55~13:40)→お虎ヶ池(14:05)→お猿岩(14:15)→汗拭峠(15:00)→山小屋かなや(15:05~15)→榑ヶ畑登山口(15:25)→路駐P(15:40~16:00)→米原IC(16:20)→金沢西IC(18:05)→集合場所(18:10)
<参加者 17名>
カルスト地形とお花を楽しむ ♪
当初の計画では、榑ヶ畑登山口より霊仙山最高点までのピストンであったが、トイレ休憩で立ち寄ったJR醒ヶ井駅の霊仙山案内ポスターを見た皆さんから「お天気も良く周回コースを歩きたい」との意見があり、CL、SLさんが下見の時にも周回した為コースを把握しており、汗拭峠にまた戻れる事なども考慮して、参加メンバーの事務局長さんの許可を得て、急きょ西南尾根登山道先回りの周回コースを歩くことに決定した。
噂に聞いていた通り人気の山のようで、最後尾の路駐の車の後ろに我々の4台も路駐となる。本来なら榑ヶ畑登山口に駐車場があるのだが、6~7台分しかなく、土日は手前の路肩空き地や路駐が必然的、我々も遥々やってきたグループであるが、群馬、大阪、京都や名古屋Noなど県外車も多数! 数えた訳ではないが車は既に50台程あったと思える。
榑ヶ畑登山口(標高約380m)から汗拭峠分岐まで
標高110m程の登り、樹林帯なので汗は拭かなくても直ぐに到着! ここから大洞谷へは急下りで虎ロープが連続、ここを登ったら峠で汗を拭くのだろうか? 谷に降りてからは川を数回渡渉しながら歩き易い水平道、落合集落手前では工事用のショベルカーで塞がれていたが、日曜で人影なし、スルーして落合集落からしばらくは車道歩きで今畑登山口に至った。 あれっ?今までのアップダウンは何だったの? 登った分より更に下りてきたのかぁと言う感じではあったが、気持ちを新たに今畑登山口、標高約320m
(間もなく時計は10時)から再スタートを切った! 休憩は多めだったが、最高点経由霊仙山山頂までピッタリ3時間の標準タイムで到着! 子供たち(地元の小学生?)の大集団などで賑わう山頂でやや遅い昼休憩となったが、遅い休憩のせいで後半は静かな山頂を楽しめた。 稜線では涼しいと思った風も 山頂では肌寒く、皆さん上着を羽織る。 山頂には二等三角点、琵琶湖を眼下に岐阜の山々や伊吹山などが間近に見えていたが、遠くの山は春霞でややボンヤリだった。
下りのお猿岩までは、ゆっくりとカルスト地形が楽しめるメインストリート登山道であり、広い大地で解放感があり、何処でものんびり出来るのが人気のゆえんであろうか? 山小屋かなやには有料(100円)の簡易トイレや、飲料かどうか不明の水場、有名な無人の各種飲料販売、長椅子もあって休憩ポイントである。 今回急きょ決まった
周回コースではあったが、参加者皆さんの頑張りと昼休憩を45分にした事で、最終的な遅れは30分弱のみであった。 気も楽になり、若干遅れていた2班を待ちながら大休憩し、全員揃って駐車場に戻ってきた。
短時間とは行かないが、やはり周回コースは変化も楽しめてお勧めである。 もう少し早ければ福寿草の群生も見られたようだ。 2015年4月現在は通行止めと書いてあったが、上丹生登山口からの「谷山谷登山道」には屏風岩や漆ヶ滝など見所もあるらしく、また同じコースでも季節を変えて違う花々が楽しめそうな山である。
霊仙山GPS軌跡…路駐Pより歩行総距離13.9km
榑ヶ畑登山口より登り4時間5分、下り1時間45分 ・ 累積標高差1421m(山旅ロガーの数字、正確さは不明)
霊仙山 榑ヶ畑登山口
苔生した石垣だけが残る、榑ヶ畑廃村跡を歩く。。。
奥の建物が山小屋かなや…本日は休業中だった。
山小屋かなやの無人販売所…無人かと思ったら、アヒルさんが横目でしっかり見張っていた(^^ゞ
ペットボトル200円、缶ビール350円、オロナミンC150円、缶ジュース100円など種類豊富!
汗拭峠からの急下り!
川の渡渉が2回ほどあった。
ここも平成24年9月の大雨の影響か?途中の登山道でも根っこ毎倒れた無残な木が多数見られた。
建物がしっかり残っている
廃村(落合集落)の中を歩く。。。
県道沿いの今畑登山口から再スタート!…(ちなみに落合ルート通行不可との張り紙があった!)
廃村、今畑集落に残るお寺の庭に見頃で咲いていた 「 クリンソウ 」
落ち葉でフカフカの歴史を感じる登山道
木漏れ日と爽やかな風の中、快適な尾根歩き。。。
これは何の木?根元から
細い枝数十本に分かれた木ばかりの森、北陸では余り見かけない。
標高700m付近の登山道に 「エビネ」 が群生して見られるようになった。
乾燥しすぎて足元が滑り、踏ん張り所の急登であったが、振り向いたら絶景だった。
急登が終っても石灰岩がゴロゴロで歩きにくかったが、独特の雰囲気を楽しめた。
足元の一面グリーンは全て「ニリンソウ」の新芽で、6月頃には一斉に白い花を咲かせるのだろうか?
近江展望台でも岩ゴロゴロ歩きは続く。。。
左手側は、最高点の(画像右ピーク)から霊仙山(画像左ピーク)への稜線が一望
右手側は、萌黄色、濃いグリーンから淡いグリーンまで、目に優しい山々のコントラストが美しかった。
最高点経由で、ついに霊仙山山頂が目前! 何故か足早になる。。。
霊仙山(1084m)山頂にて集合写真 霊仙山の二等三角点と、奥に伊吹山
下山路の経塚山より、避難小屋方面 (谷山谷登山道は、2015/4月現在通行不可です)
2班のメンバーを振り返る。
お虎ヶ池は琵琶湖の形に似ているとか。
お猿岩のある広場で、最後の360度眺望を楽しむメンバー
下りでも歴史を感じる新緑の登山道あり、途中から汗拭峠までは若干急なジグザグ下り。
登山口(下山口)からすぐ、天然の歓迎アーチ(モデルはKさん)
周回したので写真アップ枚数が多くなってしまいました。m(__)m
★ 集合写真を会員のページに入れました。