下見の時は熊騒動で登らずに登山口だけ確かめたこの奥城山です。近くには兜山、動山、一つ山を越して鞍掛山と小松山域のよく訪れる山があります。
昨年下見だけした兜山も山菜採りの人が4月に不明となりましたが、この近辺それだけ山菜が豊富そして熊も、ということなのでしょう。奥城山を経るコースはほぼ周回ですが、熊の糞などの形跡はありませんでした。またシャクナゲもあると聞いていましたが裏作なのか見あたりません。その他の花も少ない、と魅力に乏しい歩きでした。
でも新緑がきれいだったのは救いでしょうか。
このコースは歩きながら左手に集落が見えたりその平地が感じられたりでまさに里山です。
登り口も下山口も大きな杉がまっすぐ伸びて、それらが手入れされていて見事でした。
里山とたかをくくっていたのですが、登りもしっかりあり汗をかきます。それでも手頃な里山歩き、ハイキングコースとしてお薦めです。
出発時、少年自然の家の職員が出てきました。駐車のお願いと昨日の家主催の山登りについて聞いたところ実施されて30数名の参加だったようです。
ちなみに今日の歩きは他の登山者はなし、全コース私たちだけでした。山頂からはだめかと思っていましたが遠くの山々が見渡せました。
城山は昔の山城、こんなと所に城を作るなんてかなりの苦労を感じます。今日の目的は史跡と展望の歩き、それがかなった歩きです。
山頂の昼タイムも10時すぎに着いて今から?と思いましたが、予定通りのんびり食事にしました。静かな山のひとときです。
時折ひんやり冷たい風が吹き始めて怪しげな予感、予報では昼過ぎ雷とあったので、下山開始しました。
下山も新緑がきれいです、花はなくてもこれで満足です。
大杉神社の周りは苔むしていました。この大杉地区、かってはたくさんの家と人が住んでいたことを偲ばせます。
少年自然の家に到着前、Sさんが金沢は雨が降っているとスマホの情報を知らせてくれました。
職員に下山報告と駐車のお礼を言って解散しましたが、実はこのあと車で帰り始めた頃降り出しました。
ラッキー、濡れずに下山できてよかった、それが実感の山行でした。
