白山弥陀ヶ原 2350m A健― 日帰りで無理なく白山の花を楽しむ ―■実施日 8月3日(土) 晴れ ■参加者 8名■コースタイム集合場所 4:50 → 市ノ瀬よりバス → 別当出合 6:30 → 殿ケ池小屋 9:40~10:10 → 黒ボコ岩 11:25 → 弥陀ヶ原 11:30 ~12:10 → 南竜分岐 13:00 → 甚之助小屋 13:45~14:00 → 中飯場15:15~15:30 → 別当出合16:00 → 市ノ瀬へバス → 集合場所 17:45 反省会後解散
■実施概要 晴天の土曜日ということもあり、市ノ瀬の駐車場は県内外からの車で朝早くから混雑していた。私たちのように観光新道を登る登山者は圧倒的に少ないが、予想にも増して下山者と多く行き交った。夜中に砂防新道を登り、山頂で御来光を見て観光新道を下りてきたという若者たちと出会った。この山はいろんな楽しみ方がありそうだ。どちらかといえば「たかが白山」と思っていたが、今後は「されど白山」に心変わりしそうだ。 田中澄江さんの『花の百名山』にも選ばれている白山は、7月から8月が百花繚乱の美しい季節である。私たちが辿った観光新道から弥陀ヶ原を経てエコーラインを南竜道へ下るコースは、7月上旬に歩いたときはミヤマキンポウゲやニッコウキスゲといった黄色の花に彩られ、ピンクのハクサンコザクラも見頃だったが、ひと月後の今回、主役はシモツケソウやハクサンフウロ、タカネナデシコ、マツムシソウなど赤や紫の花々にとって代わった。イブキトラノオが風に揺れ、巨大なシシウドの白花が青空に映えて夏山を演出する。キヌガサソウが咲いていた場所には別の緑葉がはびこっていた。太陽の恵みを貯えて今年の実を結ぶのだろう。昆虫が密を求めて花々の周りを飛び交っている。 こうした自然の生命力あふれる夏の白山の魅力を、ベテラン会員から白山デビューの女性会員、入会したての新会員まで参加者それぞれが感じた楽しい例会となった。以下にダイジェスト写真を掲載。6時30分、快晴の別当出合を勇躍出発する参加者岩陰で朝の斜光線を受けて美しいシナノオトギリ