金沢南丘陵夢歴史街道街歩き例会
2021年4月6日(火)晴れ
参加人数19人

街歩き例会と言っても、今回のコースは3つの山を登る感じでしかもそれなりの急登でした。
コースタイム大乗寺山丘陵公園(現地集合) 9:00 - 山科大桑化石層と甌穴 9:08 - 芋掘り藤五郎神社 9:15 - 九万坊大権現 9:34 - 満願寺山山頂 9:45 -
禅ケ峰神社 10:38 - 石川県教職員センター 10:45 - 高尾城趾 11:08~11:40(昼食)
額谷ふれあい公園 12:12 - 御廟谷 12:35 - 額谷石切場跡 13:11 - 大乗寺山丘陵公園 14:40(解散)

データ
歩行距離:約14km
累積標高:+約552m
ー約576m
所要時間:5時間40分(お昼休憩含む)
iPhone SEによる実測値(測定誤差含む)
データを見てもわかると思いますが、距離が14kmで累積標高が+ー550mを超えており、ちょっとした登山並みの登り下りがありました。
今回の例会は街歩きで大乗寺丘陵公園現地集合、現地解散でしたから、車の乗り合わせも必要なく会計も不要で気軽に参加できたのではないでしょうか?
このコースは4年前に企画が上がりましたが、雨天中止、その翌年も企画しましたが雨天中止で、予備日を設定したのに天気予報が大きく外れて3度目の中止^^;
その翌年はもう諦めて企画さえ上がりませんでした。
今回もう一度リベンジしてみようを思ったのは、九万坊大権現から満願寺山へ登るルートがボランティアスタッフの手により修復され再整備されたと聞いたからです。
満願寺山の入り口にはバリケードが張られ長期間に渡って閉鎖されていました。
近くて遠い幻の山!
それが満願寺山だったわけです。
ネット上にはバリケードを突破して無理矢理登ったとか?
そのような記事も散見されますが、流石に我々のクラブではそのような愚行はできません^^;
2年前、3年前に例会が開催されていたとしても、満願寺山の山頂に立つことはできませんでしたから、今回の4度目のリベンジが叶ったのはある意味最良のタイミングだったと言えると思いますね。

今回のコースは3つの山域に分かれています。
第一の山が満願寺山(176.4m)です。

それでは写真を並べながら進めていきましょう。
集合場所見晴らしハウスを出発!

山科大桑層(おんまそう)化石産地と甌穴
甌穴とは小石が水流でくるくる回りながら河床に大きな穴を掘るというもので、山の方ではよく見かけます。

金沢という地名の由来となった芋掘り藤五郎を祀る藤五郎神社です。

芋掘り藤五郎を祀る神社はもともと山科にあったそうですが、山科神社にあった石碑を昭和6年にここに移したのが始まりだと言われています。

これがその石碑なんでしょうかね??

九万坊大権現。

階段を登ってゆきます。

九万坊とは烏天狗のことで、鳥のようなくちばしを持ち、羽が生えていて空を飛べるらしいです。

さらにその奥の満願寺山山頂に続く石段の入り口には、冨樫大明神の石碑があります。
一昨年まではこの場所にバリケードが張られて、長い間侵入禁止になっていました。
満願寺山、高尾城(たこうじょう)、御廟谷、全てに冨樫氏が絡んでいるようです。

金沢に長年住んでいる人でもこの道を歩いたことがある人はごく少数でしょう^^;w

ボランティアスタッフたちによって簡易の手すりが付けられましたが、この急な石段を数十年にわたって部活の子供達がトレーニングコースに使っていたとか??w
手すりなしでこんな滑りやすい石段を部活で使うとか??
現在では考えられませんね!

ここが幻の山!
満願寺山山頂です。

山側環状線を歩いて二座目の山へと向かいます。
この区間が結構長い^^;w

二座目は高尾城趾山です。

まずは禅ヶ峰神社から参ります。

ここの桜も見事なんですが、今年は散るのが早かったですね^^;

立派な石垣の上にお社がありました。

禅ヶ峰神社の枝垂れ桜。
こちらは満開です!

石川県教職員センターの桜並木。

桜の階段を登って進みます。

教職員センターの桜。
例年であれば満開のはずでしたが^^;w

全山一面に桜の木が植えられています。

山頂を目指して登ります!

急登の直登だよ!w

続々と登ってくるメンバーたち。

山頂からの景色。

山頂から教職員センターを見下ろします。

金沢市内から日本海まで見渡せます。

幸か不幸か??
桜が散ってしまったのでほとんど人が来ません^^;
多人数で桜を見ながら食事をしていたら、さぞかし白い目で見られたでしょうが、この日上がってきた人は僅かに2名のみでした。
実際、計画では人目を避けて山奥で昼食の予定でしたが、あまりにも人がいないので急遽予定変更しました。
色々と烏天狗さまが裏で操っている気がしてきますな^^;w

下山は登ってきたのとは反対側のルートから進みます。

三座目は額谷山、山頂感のない山??
里山的な感じですかね??

額谷ふれあい公園です。
体育館があります。

公園には植物園がありました。

ツツジと桜のコラボ!

雪柳が満開でした。

しばらく林道を進むと遊歩道の案内が出てきます。

山道らしい道に変わります。

赤い橋を渡ります。

薄暗い竹藪を進みます。

この辺の竹はよく整備されていますね。
良いタケノコが採れそうだ!w

ここが御廟谷。
長享2年(1488)6月7日、高尾城での攻防で討死した額丹後、同八郎四郎の遺骸をこの地に葬ったとされているとのこと。

イカリ草が咲いていました。

桜が終わってもう新緑ですね!
眩しいくらいでした!

展望広場に到着!w
おそらくここが額谷山山頂なんでしょう^^;
標高的には200mは超えていますので、この日の最高高度になります。
展望??って??
どこよ??w

最終目的地、石切場跡に近づいてきました。
あちらこちらに石を切り出した穴が空いています。

ここが石切場跡です。

家の土台や釜戸なんかに使われたらしいですが、コンクリートが主流になると石切場は廃れていったようです。

真っ暗な石切場内をあえてストロボを焚いて撮影してみる!!w
なんか写ったらどうすんの??w
何やら黒い影が写ってますが??
なにか??w

中には貫通している穴もありました!

いるよね!
大人なのについやってしまう子供みたいな行動!!!w

林道を歩いて帰ります。

帰り道の山環歩きが長かった!w
今回のコースは三つのエリアに分かれていましたが、それぞれのエリアには大乗寺丘陵公園、九万坊大権現、禅ヶ峰神社、石川県教職員センター、額谷ふれあい公園に駐車場がありますので、今回のように通して歩くよりは各エリアを個別に回ってみるのがお勧めです。
特に高尾城趾の桜は見事なので、お花見に良いと思いますね。
金沢南丘陵夢歴史街道!
4度目の挑戦でようやくリベンジが叶いました^^;
悪天中止も今回の快晴も全ては烏天狗さまの仕業だったのかもしれませんね!w
満願寺山の石段が再整備されていなかったらもう例会を企画することも無いだろうと思っていましたので、烏天狗さまに呼ばれたのかなと思います。
おかげさまで、レアで盛り沢山な例会になりました。
感謝ですね!
ありがとうございます。