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2024/11/15

イブネ・クラシ+鎌ヶ岳例会

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イブネ・クラシ + 鎌ヶ岳

~鈴鹿の奥座敷・鈴鹿の上高地、晩秋の道を歩く~

 

滋賀県と三重県の境には鈴鹿セブンマウンテン呼ばれる7つの山や鈴鹿10選ばれた10の山があり、人気の登山スポットとなっています。

今回、1日目に鈴鹿セブンマウンテンの1つ、鎌ヶ岳へ登り、朝明ロッジに宿泊。 2日目、「鈴鹿の奥座敷」「鈴鹿の雲ノ平」と例えられる鈴鹿10座の1つ、イブネをクラシまでの苔ワールドと共に、下山で「鈴鹿の上高地」と例えられる神崎川渓谷を経由し、落ち葉舞う晩秋の道をロングトレイルで楽しんできました。

 

実施日:2024119日(土10日(日)

参加者:14

 

1日目:119日(土)快晴 : 鎌ヶ岳 (標高1160m)

■山行概要

鈴鹿セブンマウンテン随一の尖峰・鎌ヶ岳。天を突くような山容から「鈴鹿の槍」「鈴鹿のマッターホルン」と親しまれている。

今回、最も短時間で登れる人気の「武平峠(ぶへいとうげ)ルート」(標準コースタイム往復2時間半)を、武平トンネル西駐車場近くの登山口から登りました。

山全体が花崗岩で形成されており、隆起した花崗岩の岩場登り、ザレた急斜面などがあるが距離的には短い。

コースタイム 

歩行距離3.1㎞、登り375/下り375

金沢市内P出発 800 -多賀SA(食事)-武平峠西口P 12181235-鎌ヶ岳 13551422(大休憩)-武平峠西口P 1526-コンビニ買い出し-朝明ロッジ着 1630 宿泊(夕食・シャワー)

 


登山口からトンネル上を横切り、しばらく登ると分岐の武平峠。この分岐から「鎌ヶ岳」「御在所岳」「雨乞岳」方向に分かれます。

 

 


花崗岩が大きく露出した岩場登り。楽しい!

 

 

 

途中の展望スポットにて。後方は御在所岳。ロープウエイの鉄塔や山頂の観光施設も見えています<photo by Y.E>

 

 

 

鎌ヶ岳をドン!っと正面に捉えられる場所に出ました。山容が素敵です!<photo by I.H>

 

 

 

南側の水沢岳へと続く、切れ落ちた鎌尾根。紅葉で彩られ、見惚れます<photo by Y.Y>


 

鎌尾根の紅葉をズーム<photo by M.M>

 

 

 

花崗岩の風化が進み、溝状となっている登山道


 

山頂下には大きく崩落し荒々しいガレ場
photo by M.N>



登頂!立派な山頂標識と共に、賑やかな撮影会



南北に隣り合う御在所岳・入道ヶ岳を始めとする鈴鹿山脈の峰々、名古屋の街並みに濃尾平野、伊勢湾などの好展望を青空下のもと楽しむ。御在所岳の横には白山の一部もみえていました。


天照大神を祀る祠にお参りし、大満足で下山開始photo by M.N>


 

下山途中、スポットライトが当たり、浮かび上がる岩肌の紅葉に目を奪われましたphoto by Y.Y>




宿泊先は昨年もお世話になった朝明ロッジさんです。とても良心的でコスパ最高です!

メンバーの皆様の手際の良さで宴会準備が早々に整うと、テーブルには美味しそうな手料理やフルーツ盛り合わせ、お酒がずらり。まずは乾杯でしょう!

明日はロングトレイル。早朝出発のため、21時過ぎにはお開き・就寝。

 

 

2日目:1110日(日) 曇り晴れ 霧雨のち曇り : イブネ/クラシ(標高1160/1145m)鈴鹿の上高地



■山行概要                                

鈴鹿の南西部に位置し、御在所岳~雨乞山の主稜線上、北に位置するイブネ・クラシ。苔の広がる山頂部の景観が魅力的。今回朝明登山口から旧千種街道でコクイ谷出合→杉峠→イブネ・クラシへ登り、下りでコクイ谷出合→神崎川渓谷「鈴鹿の上高地」→朝明登山口を周回するコース。

 

旧千種街道:江戸時代まで伊勢と近江を結ぶ需要な街道として利用されていた。織田信長や多くの商人たちが通った歴史ある道で、道中に史跡が多く残っている。

 

<朝明登山口~根の平峠>

朝明駐車場から10分程歩き、登山口の橋元にある「根の平峠・ブナ清水」標識を見逃さないよう注意(手前にも似たような橋あり)緩やかな登山道。途中、渡渉あり。

 

根の平峠~コクイ谷出合

分岐4箇所あり。標識はあるが、コース間違いしないよう注意が必要。コクイ谷出合で渡渉し、対岸(少し右側)の上あたりにロープあり。その斜面に取り付く。


コクイ谷出合〜杉峠>
踏み跡がバラついており、この時期、落葉も多く、不明瞭な登山道あり。この辺りは山の深さや渓谷沿い特有の気持ち良さ、御池鉱山の跡地など歴史も感じ取れる。


<杉峠~イブネ・クラシ>

杉峠のシンボル・枯れた一本杉を目指し斜面を登ると、ようやく稜線に出る。途中のピーク・杉峠ノ頭を過ぎると緑輝く苔が出現し出す。イブネ山頂下からは苔ワールド全開!台地を埋め尽くすほどの苔を前に疲れも吹っ飛ぶ。特にイブネからクラシの頂上台地が素晴らしい。奥深い山の上にこのような広大な日本庭園のような景観があるとは...「鈴鹿の奥座敷」「鈴鹿の雲ノ平」 の例え得です!本来、対峙に雨乞岳・御在所岳・前日登った鎌ヶ岳など、鈴鹿山脈を一望できるが、あいにく霧雨に変わり、その全貌は次回のお楽しみとなりました。

 

コクイ谷出合鈴鹿の上高地(神崎川渓谷)

コクイ谷出合から15分ほど下ると神崎川渓谷への分岐あり。標識があるが小さく見落としやすい。分岐からシンボルツリー(カツラの大木)までは明らかな登山道ではないため、樹林帯のピンクテープを探しながらダウンロードしてある軌跡を確認しつつ進む。

 

■コースタイム 

歩行距離19.5㎞、登り1222/下り1222

朝明ロッジ出発530根の平峠650-杉峠910-イブネ1000-クラシ1025-イブネ(昼食)10451115-杉峠1145-「鈴鹿の上高地」神崎川渓谷(大休憩)14:101430-根の平峠1510朝明登山口1615-朝明ロッジ(着替え)16201640-賤ヶ岳SA(夕食)-金沢市内P着・解散2115

 

 

5:30 ヘッドライト装着し朝明ロッジ出発   612 振り返ると朝焼け<photo by M.N>


 

彩られた登山道photo by Y.Y>


 

色鮮やかな紅葉の木々<photo by I .H


 

650 イブネ・クラシがみえました


 

コクイ谷出合の渡渉photo by Y.Y




あちこちに残存する石組み跡と晩秋の風景

 

 

杉峠のランドマーク・枯れた一本杉を目指し、ようやく稜線上へ<photo by M.M


杉峠から30分程登ると、イブネの稜線がみえてきます。落葉が進むイブネ<photo by
 M.N>


 

イブネからクラシへ向かう。波打つような苔の台地と紅葉した山肌のコントラスト<photo by Y.E


立ち枯れの木と苔のアート<photo by Y.Y


紅葉と白い木肌のアート<photo by Y.E


クラシへの苔ワールドphoto by I.H


もふもふな苔と一緒にphoto by Y.E


苔の大半はスギゴケ<photo by Y.Y> 


イブネ山頂から1015分程でクラシ山頂に到着。イブネとは対照的に木々に覆われ見通しも良くない。山頂標識も小さく見逃しやすい。


いつまでもみていたい苔ワールド。明るい緑の苔絨毯はたいへん癒しの光景でした。目に焼き付け、下山。


足元にはカサカサとたくさんの落葉。時折、落葉も舞い、風情たっぷり


神崎川渓谷「鈴鹿の上高地」 紅葉と澄み切った清流<photo by Y.Y


ターコイズブルーの水面<photo by N.A


 

「鈴鹿の上高地」 シンボルツリーのカツラの巨木を囲んで。既に落葉。甘い香りは微かに楽しめました<photo by E.T


シンボルツリーの大きさ、伝わりますか?

後方、黄色系の紅葉にも癒されましたphoto by M.N>

昨年同時期、「鈴鹿の奥座敷」「鈴鹿の雲ノ平」「鈴鹿の上高地」と例えられる場所を一目みたくて訪れていた場所。今年は鎌ヶ岳をプラスし、KHCの皆様と再訪。独特・幻想的な苔ワールドは変わらずに迎えてくれ、感動を14名で共有出来たこと、すべてに感謝。ありがとうございました。


06:02 | 投票する | 投票数(9) | コメント(0) | 石川県の山(夏)