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例会山行報告 >> 記事詳細

2020/06/29

小白木峰〜白木峰 万波からピストン

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 しらきがみね    こしらきがみね
白木峰 小白木峰 ランクA健
2020年6月27日(土)天候曇り 参加人数12名





コースタイム
集合場所 6:00 - 駐車地点 9:15 - 登山口 9:30 - 小白木峰山頂 10:15 - 白木峰山頂 11:45 - 浮島 12:15(昼食)〜13:00
 - 白木峰山頂 13:20 - 登山口 15:10 - 集合場所 18:20




山行データ
標高差:約500m
累積標高:+ー約826m
歩行距離:往復約12.4km
所要時間:6時間(お昼休憩含む)



概要

 白木峰はこれで3年連続の開催になります。
3年前は個人山行で行きましたので、それも含めると私自身は4年連続です。
いや待て!!
4年前にも行きましたね!
その時は登山中に雷が鳴り出して、慌てて駆け下りて途中撤退でしたか??
通算5年連続か???w
どんだけ白木峰好きねん??w

 2年前は8号目登山口につながる林道が通行止めで、例会は中止、個人山行として麓の21世期の森から登りました。
これがかなりの急登で、愚直に真っ直ぐ登ってゆくコースで、行けども行けども終わらない急登!
鬱蒼とした森に囲まれて蒸し暑く汗が吹き出し、参加メンバーの一人は「二度と行きたくない!」と言っていました。
ただ、その年はは100年に一度と言われるくらいのニッコウキスゲの大爆発で、どこまでも広がる黄色い大平原!
それはそれは、素晴らしい光景でした。

 例会としては去年総勢25名でリベンジを果たした感じでした。
一時間強で手軽に登れるのに素晴らしい光景が広がる雲上の楽園白木峰!
25人が木道を行進する様は圧巻でした!w
しかしながら去年の台風19号の影響で再び林道が閉鎖になり、またしても遠い存在になってしまいました。

 それなのに、ひょんなことで三度の白木峰例会を企画することになりました。
ニッコウキスゲは2年前の個人山行で十分満喫できましたので、今回はワタスゲを見に行こうという趣向で、これまで7月の第二週をターゲットにしていましたが、6月の終わりに時期を変更しての再挑戦です。
富山県側の麓から登るルートはランクBに当たると思いますので、A健で行けそうな岐阜県側、万波ルートから行ってみようというのが今回の目論見です。
このルートは一度歩いてみたかったので、8号目までの林道閉鎖の今年こそまたとない機会です!

 CLが下見に行った時は登山口まで車で入り込めましたが、途中のダートはかなり厳しく、SLが下見に行った時はダートの林道のかなり手前に車を置いたので往復17kmの超ロングコースになってしまったという報告があがりました。
17km歩くんだったら21世紀の森からのルートの方が良いんじゃないか??
そういう話にもなりましたが、ダートを走れる車を確保するか、集合時間を30分早くするかというところでなんとか折り合いがついた感じでした。
車探しは難航しましたが6日前になってようやくダートを走破できる精鋭が確保できました。
これはありがたかったですね^^;

 さて、段取りは整いましたが、最後はお天気です!
週間天気予報では、降水確率は40%〜70%を行ったり来たりで毎日天気予報が変わります!
3日前は70%じゃなかったっけ?
しかも、予報サイトによって予報がまちまちで、どれを信じて良いのやら、、、、、。
これが、前日になって各予報サイトが全て降水確率30%!で揃いました。

行ける!!w

紆余曲折の末に当日の朝を迎えたのでありました^^;






SLが下見に行った時は往復17km歩いたと言う話で、A健で17kmはありえない!
必死で車を探しました。
ダートは片道3.4kmくらいあるので、ここを歩くのと車で行けるのとでは大きな差があります。
CLの車は腐ってもSUVのistなので登山口まで車で行けることは事前に確認済みでした。
遠くに見えるのが、ハンガリーからの逆輸入車!スズキエスクードです!







幸いにも、今回はパジェロとエスクード が手配できて参加人数も12名とキリよく全員が乗れると段取りは整ったので、登山口に横付けしてやる!
と意気込んで行ってみたら、この車を止めた先で鎖が張られていて、
一般車通行禁止!!
まぢか!!w
登山口から約800m手前までしか行けませんでした。
コースタイム的には15分ほどのロスです。
それでも往復12.4kmまで短縮できたのでSUVとRV仕様の車の成果は大きかったですね!






無理やり車を林道に寄せて停車して歩きました。







ここが万波登山口です。
ここまで車で入り込めれば往復11kmくらいだったはずです^^;






序盤は森林地帯を進みます。
標高データ的には相当な急登のように見えますが、ジグザグに蛇行しながらの登りなのでそれほど急登というわけではありません。
GPSは1分に一回のペースで位置を確認するので、細かい蛇行は反映されないため直登しているようなイメージになります。






大きなブナの木が現れます。






稜線に乗ると真っ直ぐな一本道に変化してゆきます。
それなりの急登も現れますね。
この稜線は富山と岐阜県の県境そのものです。






登山口から45分ほどで小白木峰山頂に到着しました。
ちょっと、ペースが早いかも??






山頂は眺望はありません。






南東に少し進むと眺望広場があり、木が刈り込まれていました。
乗鞍や御嶽山方面が見える感じですかね?






登山道に復帰して進んでゆくとえらく遠くに目的地が見えてきます。
めっちゃ遠いやん!w






森林地帯を抜けて低木林の平原を進みます。
標高は1400mくらいなので、森林限界というほどの高さではないはずです。






槍から穂高方面の視界が開けてきました。





5〜6回アップダウンを繰り返しながら進みます。






曇り空だったので助かったかもしれません。
まともに日差しを浴びたら体力の消耗が激しい道ですね。






太子堂に到着。
太子堂は、石造の祠で、中には聖徳太子(子供)の石像が安置されています。
ニッコウキスゲが出迎えてくれました。






ニッコウキスゲはちらほら咲きくらいですかね?





登山口から2時間15分、白木峰山頂に到着です。
やはり少しペースは早めですね。
林道歩きで遅れた分を取り返してしまいました^^;






これが雲上の楽園白木峰です。





8号目登山口からだと1時間ちょいでここまで来れてしまいますけどね^^;





白木峰にはこのような池塘が4つほどあります。






劔、立山のお出迎えです。






浮島にはたくさんの人が来ていました。
我々もここで食事にします。






右の方の苔玉みたいのが浮島です。






食事タイムが終わって出発!
と言っても、なかなか皆さんここを離れたがりません^^;
あれこれ見つけては、動き出すまでに10分ほどかかりましたか?
名残惜しいよね。






ゆっくりと動き出しました。






ニッコウキスゲの道を引き返します。






帰り道、金剛堂山の向こうに白山連峰が顔を出します。
あちらの山頂にはランクテストのメンバーたちが立っているはず。
おーーい!
と叫んだのが聞こえましたか?w






無事登山口に戻ってきました。





登山口の脇には結構広いスペースがあります。
CLが下見に来た時はこの辺りにも登山者の車が止まっていたんですが、、、、。
ここに横付けしたかったのに!
無念じゃ^^;w



ここからは、この日出会った植物たちです。




ゴゼンタチバナ





ハクサンシャクナゲ





ウラジロヨウラク






アカモノ






マイズルソウ






ユキザサ







オオバギボウシ






ニッコウキスゲ






イワイチョウ





ワタスゲ






コバイケイソウ





オニオオノアザミ





モウセンゴケ





カオジロトンボ





名前の通り、顔が白いんです!





ニッコウキスゲとワタスゲ の寄せ植え。





コケイラン

その他、サワランとか、オオコメツツジとか、ツマトリソウとかもあったはずです。


今回の万波ルートは往復約6時間と歩きごたえのあるコースでした。
メンバーが健脚揃いでハイペースでしたから、実際にはもう少しかかるかもしれません。
今年のように8号目からのルートが通行止めの時くらいしか、なかなか行く機会はないんじゃないですかね?
ワタスゲはまもなく終了ですが、ニッコウキスゲはまだまだこれから!
ササユリも蕾しか見かけませんでした。

これからまだまだ楽しめる山だと思います。

そうそう、、、、。

白木峰へ登るルートはもう一つあります。





赤い線が我々が登ったルート、青い線がもう一つのルートです。
この日はこの登山口付近にたくさん車が止まっていました。
ここまでは舗装道路なので、ダートを走れない車でも安心して入り込めます。
金沢から出かける場合は、距離も10kmほど近くなるので時間的にも有利になるかもしれません。
ただし、かなりの急登という噂ですけどね?

今回こちらを選択しなかったのはヤマレコとかに山行記録が載っていなかったためです。
今年は載るかもしれませんね。
機会があれば、こちらも確認に行きたいところですかね?w
11:25 | 投票する | 投票数(10) | コメント(0) | 岐阜県の山(春夏秋冬)