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例会山行報告 >> 記事詳細

2019/07/17

白木峰例会報告

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 しらきがみね
白木峰(1,596m) ランクA健
2019年7月17日(水)参加人数25名 天候:曇り時々晴れ






コースタイム

8合目登山口 8:40 - 林道出合 9:00 - 頂部ヘリポート 9:40 - 白木峰山頂 9:50 - 浮島 10:30 - 白木峰山荘 11:00 ~ 11:40(昼食)- 
8合目登山口 12:30








白木峰 データ

標高差 :約280m
累積標高:(+)約374m (ー)約375m
歩行距離:約6km
所要時間:約3時間50分(お昼休憩含む)
いずれもGPSによる実測値



 去年は林道通行止のため一年延期になった白木峰でした。去年は空梅雨で気温の高い日が多かった記憶がありますが、今年はどっぷり梅雨モードに入り出口が見えてきません。
例会前日まで天気予報とにらめっこしながら一喜一憂する有様で、今回無事に例会が開催できたことは本当に運が良かったと思います。
25名の参加者があり、平日の山行としては新記録達成とか??w
白木峰はニッコウキスゲがたくさん咲いていることで有名な山ですが、土日だと駐車場に入りきらない車が林道に溢れて路上駐車の列が延々と続きます。
なので、土日の例会は難しいと思い平日開催にしたわけですが、それでも25名とはびっくりでした。
中には会社を有休を取って休んでまで参加したという方もおられました。
実際に現地に到着してみると、平日にもかかわらず午前8:30時点で駐車場は満車で、帰りに見たときはかなりの台数が路上駐車している有様です。

 データをみてもわかるように、8合目登山口の標高が1300m以上あり山頂までの標高差が300m以内と非常に登りやすい山です。
とはいえ登山道はかなりの急登で山登りの経験がない人にとってはかなりきつく感じられるかもしれません。
登山道の他に車で山頂まで進める林道も整備されており、一般車は通行できませんが徒歩で進むことは可能なため林道を歩いて登る人も大勢見かけます。
今回は登りは登山道、下りは林道を歩いて降りてきました。
標高グラフを見ていただければわかると思いますが、登りはそれなりの勾配なのに対して、山頂から先はほぼ平らに近い平原が広がり、林道を使った下りも高低差のない道が続きます。
登山道の登りは2パーティーに分かれて登りましたが、山頂から先は危険箇所は全く見受けられないので、班分けはせず、なるべくばらける感じでゆっくりと歩きました。

 去年はニッコウキスゲが大爆発して見渡す限り辺り一面咲き乱れていましたが、今年のニッコウキスゲは例年並みという感じでしょうか?
一昨年に比べれば随分と咲いているように思いました。
その他の花は、ササユリ、オオバギボウシ、オオコメツツジ、イワイチョウ、ツマトリソウ、ゴゼンタチバナ、ウラジロヨウラク、ネバリノギラン、サワラン、キンコウカ、モウセンゴケ、ヤマブキショウマ、クガイソウ、タマガワホトトギス、ヨツバヒヨドリ、ヤグルマソウなどですか?
ワタスゲはわずかに花の名残が残っていて、コバイケイソウはもう終了したのか、見かけませんでした。

 白木峰は、前半の急登を除けはほぼハイキング気分で手軽に歩けて、視界が良ければ劔、立山、薬師岳から北アルプスの山々、白山連峰も見渡せ、色とりどりの花が咲き乱れ、まさに雲上の楽園というにふさわしい山だと思います。
登山道は蒸し暑くて汗だくになりますが、頂部に出てしまえば涼しい風が駆け抜けて汗も吹き飛んでしまいます。
昼食は避難小屋でいただきましたが、小屋の中と外に分かれて、25人でも窮屈な思いをすることなくゆったりと味わえたと思います。
小屋には焚き火ができる囲炉裏が設えてあり、サッシの窓を開け放てば涼しい風が通り抜けていくので快適そのものでした。
残念なことに避難小屋のトイレは8月くらいにならないとメンテが完了しないため使用不可になっています。
8合目登山口の簡易水洗トイレは使用可能です。
21世紀の森キャンプ場の水洗トイレは新しくて綺麗なので下で済ませておいて正解だと思いました。






午前8:30すでに駐車場は埋まっていました。
我々の車が最後6台滑り込みセーフという感じです。





序盤は低木林の中を登ってゆきます。





木の根がむき出しのかなりの急登が続きます。
よじのぼる感じですね。





途中林道と交差して登山道が続いています。





林道を見下ろしているところ。






お天気が心配でしたが日が差してきました。





登山道の終盤になるとニッコウキスゲが出迎えてくれます。





登山道を登り終えて頂部に出たところ。





ヘリポートがあります。





ヘリポートを過ぎると整備された木道が続きます。





山頂が見えてきました。





山頂の案内板と方位盤。
360度の展望が広がります。
この日は遠くの山はほとんど見えませんでした。






標高1600m弱の白木峰頂部には広大な平原が広がっています。





草原を縫うように木道が続いています。





気持ちの良い道が続きます。






総勢25名^^;w






途中に何箇所か小さな池があります。





ほとんど水平道です。






浮島に到着です。





浮島の周りにはいろんな花が咲いています。





ニッコウキスゲは終わりかけかな?
サワランも咲いていますね。
ワタスゲの名残もちらほら^^;





折り返して避難小屋へ向かいます。






避難小屋付近のニッコウキスゲの群生。





立派な避難小屋です。





途中で出会った花々や昆虫たちの写真です。
まずはササユリ。










ニッコウキスゲ





それなりに咲いています。































モウセンゴケ





食虫植物です。





ワタスゲの名残





サワラン





ウラジロヨウラク





オオヤマサギソウかな??(ちょっと不明)





キンコウカ





ツマトリソウ





ゴゼンタチバナ





オオコメツツジ




下りは林道を歩いて降りてきました。





林道脇はまるで植物園のように花が咲き競っていました。
林道で見た花々です。





ヤマブキショウマ





コメントありがとうございます。
6月の白木峰の林道沿いにはノビネチドリが咲いているという山行報告を見つけました。
おそらく花期が終わったノビネチドリなんでしょう。





ネバリノギランだと思う、、、、^^;





クガイソウ
まだ蕾です。






ヨツバヒヨドリ




イワイチョウ





ノアザミ





タマガワホトトギス





オオバギボウシの蕾とミヤマアカネ
夏の間は高山にいて秋になると里に降りてきます。
里に降りる頃には体が真っ赤になっているはずです。





派手な色の蝶
これはなんだろう、、、、??




下山する頃にはガスに包まれてきました。

高低差も少なく、歩く距離もそれほど長くはありませんが、見所満載で盛りだくさんの山です。
人気があるのも納得です。
出口が見えてこない梅雨の真っ最中、貴重な晴れ間に恵まれたことに感謝ですね!





















21:59 | 投票する | 投票数(6) | コメント(2) | 富山県の山(夏)
コメント
会員2019/07/19 11:17:16
出会った花のところで、ヤマブキショウマの次にある「これは何?w」ですが
見ながら歩いているときの解説で「チドリ」と聞こえたのですが、ネットで見ると「葉の縁が波状に縮れる」ものは 「ノビネチドリ」 との解説を見つけました
会員2019/07/20 01:59:35
https://yamap.com/activities/2001311
コメントありがとうございます。
白木峰でノビネチドリが咲いていたという山行記事を見つけました。
おそらく間違えないと思います。