~豊吉川沢歩きからナカオ新道を登る~
日時 7月22日(日曜日) 晴れ
参加者: 8名
コースタイム
スキー場P7:50―西尾平小屋8:00―覗8:35―大沼9:10―三蛇ヶ滝9:30―入渓(「カニの横這い」手前地点)―大沼~金山峠登山道での豊吉川渡渉地点11:10―昼食11:40~12:00―ナカオ新道出会い12:20―白兀山13:30―西尾平小屋(ロープ講習)14:25~3:00―集合地15:10
猛暑が続き、熱中症による緊急搬送や死亡例が屋外だけでなく屋内でも起こり、連日ニュースとなっている。金沢でもご多分に漏れず茹だるような暑い日々が続き辟易する。今回の初歩の沢歩き例会で、下界からの猛暑から逃れて自然の涼しさが味わえればと願うとともに、CLには、安全登山のために必要な最小限のロープワークを会員に体験、会得してほしいとの願いもあった。
例会集合地から乗り合いで西尾平小屋に向かい、そこから覗、大沼、そこから金山峠に向かう登山道にある「蟹の横這い」に向かう。三蛇ヶ滝に立ち寄り、少し戻って登山道を行くと数分で横這い手前に着く。登山道から眼下6~7mに沢が見える地点が今回の入渓点である。兵二人はロープなしで沢に下りて行ったが、後続は安全のために掛けたロープを頼りに沢に入る。入渓地点から、金山峠に向く登山道での豊吉川渡渉地点までは、段差をクリアし、小さい滝を登り、10mぐらいの高さの苔生した大きな滝(白姫滝)をロープ確保で高巻きする。高巻きした地点から5mぐらい進むと登山道の渡渉部である。シュリンゲ、ロープが必要な前半部の沢から、後半のナカオ新道への出会いまでの沢歩きでは、クラブ清掃登山時で飛び石伝いや脇道を歩いたように、特に危険な箇所はない。今回は水と戯れることが目的の一つでもあるので、腰のあたりの水深までは許容範囲として水の中を進んだ。小さい沢でも中には泳ぎが必要な深い個所も数か所はあるので驚きである。沢の滑部分で昼食をとり、ナカノ新道への出会いに向かった。だんだんと沢幅が細くなり水量もかなり少なくなった頃に、ナカオ新道への登り口に着いた。登り口が清掃登山時とは違い草が生い茂り分かり辛く見過ごし、後ろを歩く参加者に注意される場面もあった。
後は、長く続く急勾配の歩きに堪え、稜線部の一か所の風が通る部分で急登で熱のこもった体を冷まし、白兀山、西尾平に向かった。西尾平小屋ではCLによるロープワークのミニ講習会が30分ほどあり、体験したことも踏まえて、安全のためのロープワークの必要性を痛感させられた。沢コース以外のコースは度々紹介されているので、沢コースのみを紹介しました。
二俣の住民20人ぐらいのボランティアが大沼付近と覗に向かう登山道を草刈り機で整備していた。
登山道から眼下6~7mに沢に下りて行く。
ロープ回収作業をした後、最後に下りてくるCLを入渓地点で待つ。
2mぐらいの段差で後続者を引き上げる。奥に進むと簡単に登れそうだが、
胸まで浸かる深さで行けない。
小さな滝
小さな滝を登る。
高さ10mほどある苔むす三段の滝(白姫滝)。高巻きする。
登山道の渡渉部
沢歩き
沢の滑部分で昼食をとる。下に水が流れていて涼しい。