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2025/10/06

紅葉盛り*黒部五郎岳 photos

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紅葉盛り*黒部五郎岳 photos

~双六岳・天空の滑走路、壮厳!黒部五郎カールの絶景~


9月27日~930日(34日)で黒部五郎岳~笠ヶ岳縦走の計画。結果、中日29日が風速強く降雨にて笠ヶ岳を断念。その分、ゆっくりと紅葉を愛でながらの山行となりました。色彩豊か・秋色に染まった絶景の数々はまさに「眼福」!大自然に抱かれ、非日常をこれでもかというほど堪能。今回、メンバーが撮った写真があまりにも素敵だったので、写真を中心にアップしました。枚数が多くなってしまいましたが、ぜひ、絶景写真をご覧になって下さい。 


まずは、メンバー撮影のベストショット!今年一番楽しみにしていた黒部五郎カールの紅葉です。深田久弥が称した「青天井の大伽藍」の比喩、頷ける絶景です。




【1日目:新穂高温泉登山口~双六小屋】


鏡平から上部は紅葉を愛でながら




双六小屋までもう少し。くろゆりベンチの白砂ゾーンと名もなき池のリフレクション。




ブロッケンで遊ぶ




谷の向こうに鷲羽岳と双六小屋




どっしり鷲羽岳、小屋とカラフルテントがフォトジェニック



【2日目:双六小屋~黒部五郎岳・黒部五郎カール~黒部五郎小舎】


御来光・双六台地にて




朝陽に染まり輝く槍への「天空の滑走路」




こんな素敵な空間を歩ける幸せ




笠ヶ岳のモルゲンとゴーロゾーン




染まる双六岳ピークへ




双六岳ピークにて。左側、双六台地と槍・穂高




三俣蓮華岳に向かう稜線上から。秋色の黒部五郎岳




三俣蓮華岳ピークより、巻道ルートと槍・穂高




三俣蓮華岳を下り、黒部五郎小舍に向かう気持ちの良い天空の稜線。癒しの紅葉チングルマ群生の向こうにとんがり笠ヶ岳。




黒部五郎カール手前、紅葉のナナカマド越しに赤牛~水晶~鷲羽の絶景




みたかった青空下・紅葉盛りの黒部五郎カールです!念願のゆっくりコーヒータイム。思いが叶い、夢心地な時間を過ごしました。写真中央にヽ(^o^)丿するメンバー。広大なスケール感、伝わりますか?




黒部五郎岳ピークに向かって、カール右側の景色




振り返って、鷲羽~ワリモ





向かって左側の尾根とカール壁




ダイナミック!花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)で構成されているという岩峰。




パッカーン!と割れている雷岩




点在する羊群岩がおもしろい




雷鳥登場♪ 黒部五郎岳ピークの観音石像




ピークから望む、黒部五郎尾根とカール内部




小舍に戻る途中、色濃さを増した午後の景色




ただいま~!癒ししかないこの風景



【3日目:黒部五郎小舍~双六小屋】


巻道ルートにて、きれい過ぎた山肌の紅葉



【4日目:双六小屋~新穂高温泉登山口】


満天の星空!流れ星も!双六小屋前にて




朝の空を映し輝く双六池。右側、ちょこんと顔を出しあいさつしてくれた笠ヶ岳。




歩きやすい天空のホワイトロード




ホワイトロードの先に紅葉越しの槍様




ラストの絶景は定番・鏡池リフレクションの槍・穂高です。これ以上ないような撮影条件が揃った時間に来れたことに感謝。


写真が多くなってしまいましたが、最後までご覧頂き、ありがとうございました。折立から稜線漫歩の黒部五郎カールもお勧めですが、双六台地・天空の滑走路などを含む今回のコースも変化に豊み、歩きごたえもありお勧めです!


知る人ぞ知る、黒部五郎カールの紅葉。ダイナミックな岩峰と秘境感も相まり、涸沢カールの紅葉より好きとの声も。ぜひぜひ、訪れてみて下さい!感動すること間違いなしです。


写真:NO.374380354

文・写真編集:広報部HP担当・NO.354


23:20 | 投票する | 投票数(7) | コメント(0)
2025/10/06

至仏山・尾瀬ヶ原個人山行報告

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至仏山(2228m)・尾瀬ヶ原個人山行報告

2025年10月4日(土)~5日(日)




尾瀬と言えば水芭蕉が咲き乱れる季節が有名ですが
秋の尾瀬は、一面を黄金色に染める草紅葉と、山々を彩る紅葉が織りなす、息をのむような絶景が広がります。
秋の尾瀬は初めででしたが、お値段以上、間違えました、想像以上でした

鳩待峠です。ここまでバスで行き、尾瀬ヶ原や至仏山登山の入口になります。都会に近いためか、オシャレです

歩荷さんです。重い荷物を運んでいただきありがとうございます

尾瀬ヶ原を散策しました。見事な草紅葉でした



霧雨が降ってきたので、早めに引き返して14時頃から宴会をしました。
お世話になった山の鼻小屋です。お部屋にはコタツもありました。
お勧めの宿です。

夕食の味付けが本当に美味しかったです。

朝食です

二日目は至仏山経由で鳩待峠に戻りました

至仏山は滑りやすい蛇紋岩の山なので、下りは禁止されています

至仏山を舐めてはいけません
下山ルートも蛇紋岩地獄で、気の抜けない登山道でした。
滑りやすいところは、3点支持ではなく5点支持(お尻も使って・・・・)で下りました。

至仏山の途中からの尾瀬ヶ原です
正面の山は、東北の最高峰、燧ケ岳です

山頂です
仏に至る山なので、この山に登ると成仏できそうです。ありがたや~
山頂では、フルートとウクレレで「夏の思い出」の演奏をしていました。

下山は小至仏経由で下りました
紅葉が見ごろでした

時々小雨がふるなど、天気にはイマイチ恵まれませんでしたが、秋の尾瀬がこんなに美しいとは驚きました。
上高地と尾瀬は、日本が世界に誇る山岳景勝地です。
インバウンドのお客さんも数多く見受けられました。

09:55 | 投票する | 投票数(6) | コメント(0)
2025/09/14

烏帽子岳・船窪岳

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烏帽子岳(2,628m)・船窪岳(2,297m)
――北アルプスの静かな山域を周回する――
■実施日  8月22日㈮~8月24日㈰  晴れ
■参加者  5名
■コースタイム

■概要 七倉山荘から高瀬ダムまではタクシー移動。ダム湖周辺は不動岳から流出の土砂が堆積し、稜線崩壊の進行スピードの速さが見てとれた。大規模崩壊現場の通過、標高差200m超の登り下りの繰返しに比べれば、ブナ立て尾根急登の印象は薄らいできている。烏帽子小屋、船窪小屋とも満室だったが、道中は極静かで貸し切り感があり、各山頂・展望スポットでは稜線の先々まで見渡すことができた。最終日も天気に恵まれ、下山始めは高瀬ダムを俯瞰するコース上、槍ヶ岳のシルエットが際立って見えた。樹林帯に入ると落葉のクッションが疲れた脚に優しかった。七倉山荘に到着時の安堵と興奮は、その後数日持続した。



トンネル入口、槍見台からの展望をパスして吊り橋へと向かう


高瀬ダムに流入する濁沢と不動沢の堆砂が白くみえている


正面ひときわ白い岸壁から流れ落ちる濁沢の滝


沢を渡ると目の前にブナ立尾根登山口


樹林帯の中を登り進むにつれ不動岳の崩壊面が顕わに


急登をのぼりきったら烏帽子小屋の花畑が出迎えてくれた


リーダーが二日がかりで予約をとってくれた烏帽子小屋
ゆっくり日が沈んでいった



2日目、浮かび上がる赤牛岳と薬師岳


朝日に照らされる烏帽子岳


ザックをデポし山頂往復
ピークの標識付近で(前日に)船窪方面からやってきた単独山行の方とすれ違い、我々5人揃って1枚の写真に納まることができた
不動岳の稜線崩壊帯への注意喚起と「船窪まで遠いね~」の言葉を受けてメンバーは武者震い(私は戦慄)


なだらかな南沢岳を越えた先に待ち受ける危険地帯
背景の針ノ木岳の山容と相まって険しさが増して見える


楽園といわれるのも納得、烏帽子田圃
大小ある中で一番大きな池塘の、静かな表情に惹きこまれる


南沢岳山頂付近の大展望 
水晶岳~赤牛岳そして薬師岳(意外に薬師岳が赤いことを発見)
コマクサの花が揺れるこの場所を去りがたく感じたが、いよいよ挑戦領域に足を踏み出す



南沢乗越まで200m下る


崩壊斜面のトラバース


崩壊現場の稜線から離れてほっとしたのも束の間、登りが始まる



不動岳を登りあげて稜線を振り返る


不動岳に着いて(危険個所は過ぎたと)安心したが試練はここからだった


〔船窪第2ピーク~船窪岳の間に自身がバテて遅れが顕著だったため、一部荷物をメンバーに負担してもらい、後ろからCLに付添ってもらった〕

ザレたナイフリッジを通過


〔この後もザレ場に梯子など足場の不安定な箇所が連続
緊張を解くことも、休むこともままならず先に進むしかなかった〕


見送りの鐘の音を聞きながら船窪小屋を発つ
ビーフシチューにアザミの天ぷら…ご馳走と休息のおかげで体力回復、天気も上々


「天狗の庭」のさすがの眺望
登山口の高瀬ダムまですっきりと



長い行程、何とか歩ききった…!

16:21 | 投票する | 投票数(4) | コメント(0) | 北アルプス
2025/06/10

平治岳(1642m)個人山行報告

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平治岳(ひいじだけ)個人山行報告

2025年6月8日(日) 曇りのち雨

【概要】
大分県九重町にある九重連山のひとつのピークである平治岳に男池登山口から往復しました


九州に行くには、飛行機、フェリー、新幹線などの交通手段がありますが、今回は飛行機+レンタカーを利用しました
飛行機は高い!と感じますが、早割で予約すると、フェリーに車を乗せるよりも安く行けました
ただし、早割はキャンセルなどをすると高額のキャンセル料を取られます

現在、小松-福岡便はプロペラ機です。
飛行時間は約1時間です。大阪南港や神戸港まで行ってフェリーに乗るよりも快適です。

空港でレンタカーを借りて、太宰府天満宮に行きました。
お庭がとってもきれいでした。

私達のホームページは、個人情報保護のために、顔出しNGなので、チャットGPTに写真をアニメ風に変換してもらいました
実に忖度上手で、私などは似ても似つかない好青年風にしてくれました♪
チャットGPTが会社員なら、きっと出世するだろうと思います。チャットGPTは「太鼓持ちGPT」に改名した方が良いと思います。

午前中は曇りで次第に悪くなる予報だったので、朝3時30分に起床して男池駐車場に向かいました。
YAMAPの情報では、前日の土曜日は大変な渋滞だったようですが、悪天候予報の為、駐車場も楽に停めることが出来ました
朝の清々しい空気の中、登山を開始しました

ソババッケと言われる場所です。ここから急登が始まります

大戸越で稜線に出ると、世界が緑からピンクに変わります

平治岳へは、登りと下りでルートが分かれているので、快適です

下に見える平原は、坊がつるです。トイレと水場がある快適なテント場です

今年のミヤマキリシマは最高の当たり年で、しかも満開のドンピシャリでした。
想像をはるかに超えた風景に驚くばかりでした。
ラッキーとか言いようがありません。ありがたや~

山頂です

アニメ風の集合写真です

男池登山口の男池です。透き通る湧き水が出ていました

翌日の計画は、阿蘇山の中岳、高岳に登る予定でしたが、雨が強くなってきたので車で噴火口まで登ることにしました
源泉かけ流しの大露天風呂です。(釜茹でにされそうです)もちろん立ち入り禁止区域です

9日は一日雨だったので、福岡県の英彦山神社にスロープカーで登りました(往復700円でLINE登録すると割引なります)
また、英彦山への登山道は今年12月まで奥社立て替えの為、登山禁止らしいです
私は数年前に英彦山を縦走しましたが、本当に雰囲気の良い山です。お勧めです。

ここは、有名なパワースポットらしいです(私には分からない世界です)

フライトまで少し時間があったので、博多祇園山笠で有名な櫛田神社に行きました
中国人の参拝者が沢山いました。(日本人よりも多かったと思います)

九州のグルメ、馬刺し、からしレンコン、だご汁、博多ラーメンなどを心行くまで堪能しました。
ただ今回は大分方面に行かなかったので、大好物の関サバを食べれなかったことが、心残りです。

九重連山(特に大船山)の紅葉は見事です。
機会があれば是非登ってください。

14:12 | 投票する | 投票数(6) | コメント(0)
2025/05/28

屋久島*宮之浦岳 2025.5.10~5.12

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屋久島*宮之浦岳

山と弾丸!屋久島観光スポット巡り~

太古からの大自然が今なお残る、神秘の島「屋久島」。日本で初めて世界自然遺産に登録された地としても知られます。

今回、九州最高峰・百名山の宮之浦岳(標高1,936mと代表的観光スポット(縄文杉・ウイルソン株・白谷雲水峡・大川の滝・中間ガジュマル・トローキの滝・その他)の両方を、23日でも効率良く楽しめた行程と、深く心に刻まれた屋久島の魅力を少しでもお伝えしたく、また的確にプランニング・予約手配してくれたメンバーに感謝の意を込め、報告させて頂きます。屋久島に行きたいと思われている方の参考になれば幸いです。

屋久島観光の詳細→屋久島観光協会 https://yakukan.jp/ 

【行動日】 2025.5.10(土)~5.12(月)

【行動記録】

1日目  金沢市内P200-伊丹空港PJAL大阪(伊丹)発710…鹿児島着825…(乗継)…鹿児島発850…屋久島着940-レンタカー乗車-山岳太郎(ガス缶購入)-Aコープ(食材購入)-かたぎりさん(ランチ)1110-屋久島自然館P(レンタカー駐車・タクシー乗換)-紀元杉1250-淀川登山口(入山)1316-淀川小屋(泊)1410
2日目  淀川小屋341-宮之浦岳752-平石岩屋(大休憩)902930-新高塚小屋1046-縄文杉11551211-ウイルソン株13081342大株歩道入口(トロッコ道始まり)1356-荒川登山口・バス乗車1630-屋久島自然館P(レンタカー乗換)1705Aコープ(買い出し)-民宿たけんこ(泊)1735

3日目  民宿たけんこ430-大川の滝520-中間ガジュマル553-トロ―キの滝630-民宿たけんこ(朝食・チェックアウト)805白谷雲水峡(苔むす森まで)9271200-レンタカー返却-屋久島空港(ランチ・土産購入)-JAL屋久島発1345…鹿児島着1420…(乗継)…鹿児島発1445…大阪(伊丹)着1555-伊丹空港P1615-(賤ケ岳SAで夕食)-金沢市内P2050


【宮之浦岳登山情報】

コース

1日目:淀川登山口-淀川小屋(泊)→歩行距離:1.3km、累積標高:登り94m/下り79m 

2日目:淀川小屋-宮之浦岳-縄文杉-ウイルソン株-トロッコ道-荒川登山口→歩行距離:22.2㎞、登り1,235m/下り2,012
このコースの利点

・淀川登山口の標高は1,360m。標高600mの荒川登山口から登るよりも楽。ラストのトロッコ道は長いが、疲れた足には安心して歩ける。

・初日、昼頃までに屋久島に上陸すれば、その日のうちに登山を開始でき、淀川小屋で泊まれるため、日程の節約になる。
・混雑が予想され、テント泊の準備が推奨されている定番の新高塚小屋泊ではなく、淀川小屋泊で早々に到着・就寝、初日の早起き・移動の疲れを取ることが出来る。小屋のそばを流れる淀川の清流で癒される。

・翌日、時間的に荒川登山口から縄文杉を目指すハイカーの混雑に殆ど巻き込まれなかった。ウイルソン株ではまさかの貸切状態。
アクセス

・行き:荒川登山口下山のため、レンタカーを屋久島自然館Pに駐車(注1)、予約していたタクシーに乗換え、約50分ほどで淀川登山口(注2)に移動。

・帰り:荒川登山口1630発の荒川登山バス乗車(注3)-1705屋久島自然館P下車-駐車していたレンタカーに乗換え。

(注1)毎年311月の期間、荒川登山口はマイカー規制を実施。屋久杉自然館P:約160台駐車可(無料)
(注2)淀川登山口は最寄りの紀元杉バス停から徒歩約30分要する。早朝登山にはバス便が対応していない。淀川登山口P:約10

(注3)この時間帯は30分~45分毎。最終登山バス1745発。

【宿泊】

1日目  淀川小屋:標高1,380mにある無人小屋。収容人数 約40人(上段あり)汲み取り式トイレ・携帯トイレブースあり。水場あり。※コース上、水場が多い。今回、500mlのペットボトル1本で汲みながら進み、水分補給には困りませんでした。
2日目 民宿たけんこ:夕食・朝食付¥7,700 8畳1室を4人で利用。

【その他の情報】

・金沢⇔伊丹空港高速代:行き¥4,790(休日割引料金)+帰路¥6,840、伊丹空港・北立体P①駐車場代(3日間)¥6,100

JAL往復セイバー乗継便¥39,344

・レンタカー:まつばんだレンタカー空港営業所利用。レンタカー代(普通車・3日間・フルカバーの保険・ガソリン代含む)¥24,285/台。

・タクシー:屋久島自然館P→淀川登山口(途中、「紀元杉」を観光中に待機)6,300

 ※レンタカー・タクシーの予約は早めに。屋久島は台数自体が少なく、3か月前に予約が埋まることもあるそう。

・ガス缶は航空機の受託荷物・機内持ち込みのいずれも不可。空港の売店などで購入可。私達はジェットボイルのガス缶を「山岳太郎」ショップで購入。帰りに使用済みガス缶をレンタカーショップに寄付・処分させて頂きました。
・「ひと月に35日雨が降る」と表現される屋久島。雨対策は十分に。湿度が高めの屋久島なので、濡れた衣類を避難小屋で干しても乾きにくい。屋久島はいわば巨大な岩山で山間部の表土は薄く、降った雨はあまり留まらずに山肌を流れる。大雨になると登山道自体が沢になることがある。

雨対策など→現場のガイドが教える「屋久島に行く前に知っておきたい意外な基礎知識」 https://greenmessenger-yakushima.com/blog/tips.html

1日目---------------

 

200金沢市内P出発、940には屋久島上陸。亜熱帯の気候と景観がたまりません。まずは、空港から徒歩数分のショップで予約していたレンタカーを借り、いよいよ屋久島timeの始まりです。



淀川登山口へ向かう途中、車道沿いで気軽にみることができるという紀元杉へ。手が届きそうな距離!圧巻です。紀元杉は特に着生樹が多く、10種類以上が着生しているそう。


 



淀川登山口から入山。世界自然遺産エリアに入る頃には、さらに原生的な森の自然美にテンションが上がります木漏れ日射す中、50分程ゆっくり歩くと宿泊先の淀川小屋に到着。横を流れる屋久島随一の清流・淀川の優しいせせらぎが歓迎してくれているかのようでした。この日、約20人ほどが宿泊されていました。

 

2日目---------------


345ヘッドライト装着し、巨木の森を歩き出します。高層湿原・小花之江河あたりで夜が明け出し、さらに日本最南端の高層湿原(標高1,640m)花之江河(はなのえごう)まで登り休憩。そこから登ること2時間、多彩な緑の谷の向こう、浮かび上がる山脈の稜線が美しい。右奥、ピラミッド型の秀麗な山容は愛子岳。内親王・愛子さまの御誕生以来、登山愛好者に一躍クローズアップされ、名前に縁を求める登山者が増えたそう。


 

巨岩が横たわる投石平を過ぎ、森林限界を超えてくると花崗岩の風化と浸食でできた奇岩や巨岩が点在。不思議で楽しい光景です。屋久島のモアイ像を発見!


 

栗生岳をトラバースし振り返る。左・双耳の岩が特徴の翁岳、中央・栗生岳、右・カットされた岩がおもしろい。ヤクシマダケ(背の低い葉の細かい笹)が増え、まだ硬い蕾のヤクシマシャクナゲも多くみられるようになりました。5月下旬~6月上旬になると、白紅色の花が咲き揃い、とても華やかな光景が広がるそう。

そこから20分程、宮之浦岳山頂まで気持ちの良い登りが続きます。



登頂!宮之浦岳・九州最高峰(標高1,936m)の頂きです。贅沢にも貸切!好天にも心から感謝し、ご褒美の大パノラマを楽しみました。



どこをみても絶景!中でも目を奪われたのは永田岳(標高1,886m、屋久島で2番目・九州でも2番目の高峰)です。その右に連なる岩峰・尾根もとにかく圧巻。緑の絨毯に砂利を投げつけたような山肌も独特。


眼下にはこれから歩く縄文杉方面の縦走路が一望。



振り返りみた宮之浦岳の優しい山容。




平石岩屋。1番上の写真、中央の巨岩が人面にみえませんか?ここは風を避けれて大休憩場所にぴったりでした。


 

濃淡の緑色で埋め尽くされた山肌に夢中。


 

物議を交わした物体。「シシ神様だよ」と力説するメンバーに苦笑。


 

迫力!坊主岩。


 

よく目にした、岩の上に覆いかぶさり生きる木。新高塚小屋で小休憩し、縄文杉を楽しみに進みます。


 

やっと会えました!「縄文杉」です。言わずと知れた屋久島を象徴する森の王者。威厳に満ち溢れ、堂々とたたずむその姿は完全に別格でした。瘤が波打つように隆起する木肌や気の遠くなるような時を生き続けてきた気迫に、脅威に似たものさえ感じるほど。2箇所の展望デッキはたくさんの人で溢れ返りとても賑やかでしたが、縄文杉を取り囲む空間だけは異空間。静粛さに引き込まれるようでした。

縄文杉の詳細→https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B8%84%E6%96%87%E6%9D%89



 

「ウィルソン株」屋久島最大の切り株で、中から見上げるハートが人気。この切り株は16世紀末頃に伐採されたもので、空洞の広さは10畳ほど。名前は存在を広めたアメリカの植物学者・ウィルソン博士に由来。綺麗なハート型に撮影するコツは、入って右側に座り撮影。他、下山コース上に夫婦杉、大王杉、仁王杉、三代杉があり、それぞれの趣の違いを楽しみました。



トロッコ道に出ました。荒川登山口まであと8.5km(標準コースタイム2時間40分~3時間)の歩きです。トロッコ道は昔ながらの風情にあふれた道でしたが、後半、疲労もあり、とにかく長いトロッコ道にげんなり...脳内をお風呂と湯上りビールで満たし、ラストスパート。予定より1時間早い1630発の登山バスに滑り込み乗車できた私達は、車中で数々のラッキーと頑張りを称え合いました。屋久島自然館Pでレンタカーに乗換え、お風呂と湯上りビールが待つ民宿「たけんこ」へ。


 

たけんこさんの夕食は嬉しい部屋食です。屋久島名物・トビウオの姿揚げにカメノテ、刺身に茶碗蒸しなどなど、どれも美味しかったです。朝食も付いて¥7,700はコスパ最高!「儲けはないね~」と笑って話す女将さんが素敵でした。

3日目---------------

朝活!430レンタカーで出発。大川(おおこ)の滝→中間(なかま)ガジュマル→トローキの滝を観光しました。

 


「大川の滝」日本の滝100選に選ばれた、屋久島では水量規模とも最大の滝。島内一の高さを誇る高さ88m。豪快な水しぶきをあげて滑り落ちる様はまるで生き物のようでした。滝壺の真下まで岩々を歩いて行けるそうですが、岩が滑りやすく止めました。


 

「中間ガジュマル」巨大なアーチ状のガジュマルは撮影スポット。熱帯性のイチジクの仲間で、南の島独特の植生をみることができました。


 

「トローキの滝」日本で2つしかないという海に落ちる珍しい滝。背後にそびえ立つモッチョム岳と屋久島らしい色彩の新緑グラデーション・赤い橋の対比がフォトジェニック。名の由来は流れ落ちる水の音がごうごうととどろくことから「とどろきの滝」→「トローキの滝」になったそう。

民宿に戻り、温かく美味しい朝食を頂いたあと、屋久島を代表するトレッキングスポット「白谷雲水峡」へ

 

入り口から「苔むす森」までの往復3時間(注1をトレッキング。搭乗時間を逆算し、ぎりぎりまで攻めます!

(注12,0248月、台風の影響で大規模な崩落が発生し、さつき吊橋手前から通行止め。飛流落としの滝から迂回路を通るため、苔むす森を含む太鼓岩までは片道50分多く時間を要します。



「飛流おとし」落差50mの滝。花崗岩の割れ目を勢いよく流れ落ちる様は圧巻。


 

幹のくぼみに巧く着地し、小さな命をつなぐ若木の姿。


 

コスギゴケからピアスみたいにぶらさがる水の雫。きらきらと輝いていました。


 

「くぐり杉」土台になった倒木の姿がまったく残っていないことから、屋久杉より腐りやすいツガの倒木上に育ったとも考えられているそう。 



「七本杉」強風で損なわれた主幹の上端を補うように、上部に7本(現在は6本?)の枝が立ち上がり樹冠を形成。日照を確保しているそう(大き過ぎて上部が撮影できません)


渡渉もあります。途中で止まり、撮影せずにいられないこの光景。


 

「苔むす森」です。宮崎駿監督のアニメ映画「もののけ姫」のイメージの源となった場所。重なり合う岩も倒木も木の幹も枝も全て緑の苔の絨毯で覆われた幻想的な世界。湿度が高く、空気中にしっとり漂う瑞々しい苔や木々の香り、沢の水音や鳥のさえずり...五感をフルに使い、全身で屋久島の自然を味わってきました。


 

ヤクシマザル:小型で毛が長く黒っぽい等が特徴。ヤクシカ:ニホンジカの亜種として最小。

 

レンタカーを返却し13時過ぎに屋久島空港到着。空港内レストランで食事・お土産購入。搭乗時間になり飛行機へ歩き出す途中、名残惜しく振り返る。屋久島に感謝のお礼をすると、一気に切ない気持ちが押し寄せてきた...いつかまた。

 

写真 NO.424374289354

記 NO.354



14:05 | 投票する | 投票数(7) | コメント(0)
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