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例会山行報告
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2024/11/28

中能登町史跡巡り例会

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11月26日(火) 中能登町史跡巡り例会
参加人数:20名 天候:晴れのち雨




コースタイム
集合場所 6:10 - 井田不動滝 7:15 - 7:30 - 車移動 - 天日陰比咩神社 7:45 - 8:00  - 車移動 -  桝形山登山口 8:10 - 山頂 8:30 - 登山口 8:55  - 車移動 -  
石動山駐車場 9:13- 石動山山頂 9:35 - 駐車場 10:10 - 車移動 - 石動山展望台 10:30 - 道の駅織姫の里なかのと 11:00 - 12:30(自由時間 昼食)-
 - 車移動 -  長楽寺 12:40 - 12:50  - 車移動 -   雨の宮古墳群 13:00 - 13:40 現地解散

 北陸の11月終盤は天候が不安定で、今回の例会も降水確率は天気予報では80%ととか高い数値でした。
ただし、七尾市の天気予報は午前中12:00までは降水確率20%と午前中に限っては好天が期待できそうなので、当初の予定と順番を大幅に入れ替えて、山歩きは全て午前中に済ませる段取りに変更して開催しました。
参加人数は20名で、直前にキャンセルとかも無く、全員無事参加が叶ったことはありがたい限りでした。
天気予報どおり午前中は好天に恵まれて、大変満足のいく例会になったと思います。
昼食は持参の人もいれば、道の駅のフードコートで食べた人もいましたが、織姫の里はかなりコスパが良い上質な食事を提供しているなと思いました。
お昼頃には平日にもかかわらず、我々以外もたくさんのお客さんが入っていました。

 雨は予報よりも早く13:00頃には降り始めましたが、午後からは歩きはほとんどない長楽寺と雨の宮古墳群だったので傘をさしながら見学しました。
中能登町は能登地震の影響はそれほど大きくはないようでしたが、天日陰比咩神社とか石動山伊須流岐比古神社、古墳群とかでは少なからず影響があったようです。
灯籠が倒れていたり、鳥居の一部が落下していたり、古墳には地割れがあったようです。
中能登は能登半島の入り口部分であり、あまり注目されることのない中途半端な立ち位置だと感じますが、なかなかどうして見どころはあるし、金沢からだと1時間で行けるので穴場であることは間違えないと確信した例会になりました。




辺鄙なところにある井田不動滝。
山の中に車10台くらいは停められる駐車場があります。




不動滝のいわれ

約20メートルの高さから流れ落ちる「不動滝」。
白山を開山した泰澄大師が開いといわれています。
本来は熊野滝と呼ば
れていますが、滝の近くに不動尊が祀られていることから、不動滝と呼ばれているそうです。
またこの滝は、中能登町指定文化財としても指定されています。




これが不動滝です。






現在でも夏に滝行が行われております。






天日陰比咩神社
能登二宮とも言われている神社です。
ちなみに一宮は気多大社です。





ただ、二宮という呼び名は二番目という意味ではないという話です。
    往古はこの神社境内地に、天日陰比咩神社と伊須流支比古いするぎひこ神社の二社が鎮座されていた故に、集落名を二宮と云い神社名も二宮大明神と呼ばれていました。
    石動山は往古枝摺樹山えするぎざんと呼ばれ老木大木折り重なり山鬼等の怪しき物の棲む山と恐れられ、泰澄法師が開山にあたり、それを鎮める為に養老年間、二宮の神社境内に鎮座されていた二社の内の一社、伊須流支比古神社の御分霊を現在の大峰に勧請したと伝えられています。





    天日陰比咩神社
    は、2000年以上の歴史を誇る由緒ある神社です。この神社は、能登國二ノ宮として知られ、第十代崇神天皇の御代に創建されたと伝えられています。延喜式内社としても名高く、古くから地域の信仰の中心として親しまれてきました。

    神社の社殿は、天日加氣山(あめひかげやま)の麓に位置し、山頂には大御前峰社が鎮座しています。ここでは天日陰比咩大神が祀られており、古くから羽咋鹿島両郡市の雨乞い所として信仰を集めてきました。また、中腹には崇神天皇の御廟趾があり、皇子印色之入日子命の御陵墓趾も存在します。

    天日陰比咩神社の見どころの一つは「逆立ち狛犬」で、阿吽共に逆立ちしているめずらしい狛犬です。また、境内には天狗のものとされる足跡が残された鎮座石もあり、訪れる人々に神秘的な雰囲気を感じさせます。




    みくりや
    酒造りの祖神と云われる大三輪の神が祭られ、往古より酒造りが伝承され、このみくりやで醸造された濁酒は12月5日の新嘗祭(どぶろく祭り)にお供へし、祭典終了後、参拝客に振る舞われる。殊に正月三ケ日は、初詣の参拝客にもれなく振る舞われ喜ばれている。





    元日の能登地震で倒れた灯籠。







    根廻り2m、南枝10m、西枝6mの二枝に別れ、樹齢600年余りの大木で、南と西に枝が別れ、竜の形をしていることから「龍髭(りゅうしゅ)楓」と云われている。
    中能登町文化財に指定されている。




    新山城址 桝形山






    薮化していないか心配しましたが大丈夫でした。




    山の中腹に休憩所があります。




    もう直ぐ山頂です。





    山頂まで約20分で到着。





    桝形山山頂からの景色です。





    富山湾が見えます。






    富山湾越しの北アルプス。

    剱、立山方面




    七尾湾方面






    中能登町方面
    360度の眺望が広がります。






    石動山 伊須流岐比古神社の紅葉






    古い石段を登ります。





    伊須流岐比古神社本殿。






    山頂を目指して登ります。






    ここが山頂、大御前。
    木々に囲まれて眺望は無いかな?w







    登ってきたのとは違う道を下ります。
    石動山は標高564mですが、広大なブナ林が広がっています。





    石動山は神域なのだそうです。





    ルートは手入れが行き届いた歩きやすい道でした。







    大御前とは一つ離れた峰に石動山展望台があります。





    20人が登っても余裕の展望台です。






    石動山展望台からの富山湾。






    富山湾越しの北アルプス。






    こちらは中能登町能登部のにある長楽寺山門。
    元々は石動山にあった仁王門をこちらに移築したのだそうです。
    仁王像一対は同じく中能登町の本土寺の山門に移設されています。






    最後に訪れたのが雨の宮古墳群。





    建物の向こうに見えるのが二号墳。





    こちらが一号墳です。
    地震の影響で地割れが起こり、修復中につき中に入ることは叶いませんでした。





    一号墳の麓に小さなお宮がありました。
    その宮の名は天日陰比咩神社です。
    能登二宮と同じ名前の神社でした。
    元々は古墳の山頂に存在していたらしく、やはり雨乞いの神社だったのでしょうか?
    少し調べてみましたが、答えは見つかりませんでした。


    今回の中能登町史跡巡りは合計6ヶ所を車で巡りました。
    歩きもそこそこあって、登りもそれなりにあって、景色は素晴らしい!
    中々注目されない中能登町ですが、意外と穴場が多く存在しています。
    金沢から車で1時間なので半日もあればそれなりに楽しめますね。


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