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例会山行報告 >> 記事詳細

2024/07/26

白山ランクテスト例会

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白山ランクテスト例会 日時:7月23日(火)
天候:曇りのち時々晴れ 参加人数:2名



コースタイム

集合場所 5:00 – 別当出合P 6:00 – 別当出合登山口 6:30 – 別当坂分岐 7:57 – 殿が池避難小屋 9:40 – 黒ボコ岩 11:08 – 五葉坂 11:23 – 室堂 11:45 – 御前峰山頂 12:35 –
室堂 13:15 〜13:40(昼食)- 黒ボコ岩 14:07 – 甚之助小屋 15:10 – 中飯場 16:25 – 別当出合 17:05 – 別当出合P 17:20 – 集合場所 18:30







沿面距離:12.8km
累積標高:+1506m ー1507m(駐車場往復+ー60mを含む)
所要時間:11時間18分



山行報告書より

 1)登山・下山口(駐車場・トイレ・水場・登山道入口状況・入山料・その他)
去年の同時期は市ノ瀬に車を置いて、シャトルバスの利用であったが、今年度はこの時期の平日はマイカーで別当出合まで登れた。
トイレは、別当出合登山口、殿が池避難小屋、室堂、甚之助避難小屋、中飯場で利用可能、殿が池避難小屋以外は水洗トイレ。
観光新道の登りには水場はない。
殿が池避難小屋も水は無し。
室堂で給水可能。
甚之助避難小屋はトイレも水洗で、飲料水も確保可能。

 2)登山道(全体状況・小屋・ぬかるみ箇所・道迷い箇所・休憩場所・ロープ・はしご・その他)
日本三名山の白山だけあって、整備は行き届いており危険箇所は皆無だった。
前日に雨が降ったらしくところどころぬかるみや、川になっているところがあった。
特に砂防新道下りの十二曲がりを過ぎてから南竜道合流までの道のりに川になっている部分が見られた。
白山延命水はチョロチョロながら流れていた。
分岐にはそれぞれに案内があり、道迷いはないと思われるが、砂防新道から降ってきた別PTが分岐を南竜道へと進もうとしていた。
パーティーメンバーの注意喚起ですぐに引き返していた。
分岐から南竜へはどちらかと言えば下りなので間違えたら南竜山荘あたりまで進みかねないと感じた。

 3)山頂(広さ、混雑、眺望、その他)
今回は山頂アタックを試みたが平日なのでそれほど人は多くなかった。
北アルプス方面は雲が湧き山々は見えなかったが、快晴だった。


 4)その他
コースタイム的には遅れ気味だが、ゆっくりながら一定ペースで最後まで歩き通せた。



 去年に引き続き、真夏の白山でのランクテスト、受験者は1名のみでサポートメンバーは無し。
確かに、炎天下の観光新道は灼熱地獄に陥りやすい、今回は天気予報では晴れだったが、登山口から山々はガスに包まれて上の方は全く見えないような状況。
室堂センターには一時雷雨の注意喚起があった。
結果的には一度も雨には当たらず、ガスのおかげで日照りから守られて快適な山行になった。
帰りの砂防新道は樹林帯のため風が通らず、非常に蒸し暑く感じた。

 今回、コースタイム的にはやや遅れ気味であったが、山頂アタックを敢行した。
室堂着が11:45とギリギリのタイミングであったので、先に食事を摂っていたら山頂アタックは断念していたと思う。
幸い、殿が池避難小屋でおにぎりやパンを食べて軽い食事を済ませていたので、室堂着の後、水分補給程度の休憩ですぐに山頂アタックを開始した。
無理はしていないが、タイトなコースタイムの中で山頂アタックを敢行したのは、室堂センターにあった「一時雷雨」の注意喚起の案内を確認する目的もあった。
ある登山者は一時雷雨を「午後1時に雷雨が来るらしい」と言っていたので、それが本当であれば、雷雨をやり過ごすまで室堂で待機した方が賢明かもしれない。
そう感じたからだ。
山頂から360度空を見渡して、成長した積乱雲が発生していないか確認したいというのが、山頂アタックの一つの目的であった。
観測した感じでは、午後1時に雷雨が降るような積乱雲は確認できない、降るとすればおそらく夕方3時から5時の間くらいだろうと予測した。
結果的には一度も雨に降られることはなかった。

 早々に山頂から降りて室堂で食事を済ませて下山としたが、かなりタイムオーバーしており下りはエコーラインを取りやめて、十二曲がりから砂防新道を下る道を選択した。
休憩も早めに切り上げて、下山開始したが13:40と、シャトルバスであれば絶対に間に合わない時間になった。
今回は、別当出合まで車で来ているので、最悪日没までに下山完了すれば良い。
それが大きかったと思う。
シャトルバス利用であれば山頂アタックは初めから諦めていたはずだ。
その場合はゆっくり食事を摂っても、12:30には下山開始できたと思われる。

 なぜ、参加者も集まらないような真夏の観光新道でランクテストを行うのか?
それは、一年中で一番綺麗な白山を楽しめるのがこの時期だからである。
花の名山白山、その美しさは何度見てもまるで初めての経験のような感動がある。
PTメンバーと一緒に、それを味わいたいからだ。
今年も、その期待は裏切られなかった。
元々は、すでに引退したM氏による「ゆっくり白山」という、ランクA健で白山の頂上まで行く(山頂は希望者のみ)例会が毎年開催されていて、私自身2度ほど参加した経験がある。
真夏の灼熱の時期で、ランクA健での例会なので、いろんなトラブルや軽い怪我なども経験した。
流石にそれを引き継ぐつもりはないし、せっかく室堂まで歩いたんだから、ランクアップさせてあげた方が有意義でしょう?
ランクテストは、ランクAのメンバーが白山山頂に挑める唯一の例会であることも事実である。
9月の清掃登山に合わせてランクテストが開催されるが、まだの人は是非とも挑んでもらいたい。
 

それでは、写真を並べて解説してゆきます。


霊峰白山登拝口 午前6時半。
上空はガスで覆われている。




7:57 別当坂分岐 予定より10分早く通過



仙人窟(せんにんいわや)




室堂まで3km 殿が池避難小屋まで1.1km





白山釈迦岳がガスの下に顔を覗かせる。







クガイソウ




少しずつガスが晴れてゆく。








シモツケソウは先週よりも開花が進んでいた。




殿が池避難小屋 9:40 予定より10分遅れる。



ガスが日差しを遮り、風が吹き抜けて涼しい。
ここで軽く食事にした。




ハクサンシャジン(白花)




シモツケソウ、タカネナデシコ、タカネマツムシソウ。





さて、ここからが本番だ!w



ニッコウキスゲとイブキトラノオも加わる。
ラベルのボレロがBGMに流れるような演出だね?w
ゆっくりと盛り上がってくる。




どうしてこれほど多彩な花々が寄せ植えのように一斉に花咲くのだろう?





ハクサンシャジン





どこまでも続く花の道




カライトソウが加わる





ヤマブキショウマ





どんどん盛り上がってくる。






ハクサンフウロの群生!





どんだけ?w





花の道を行く。





馬のたてがみ




祭りだわっしょい!w





ニッコウキスゲ 満開!




ガスが晴れてきた。





振り返るとこんな感じ。





下の方はこんな感じ。



この辺りがクライマックスか??





すごくね?w





この辺りで終盤という感じか?





エンディングロードという感じ。





きた道を振り返る。




青空が顔を覗かせる。





11:08 黒ボコまできたらすっかり青空!
予定より8分遅れ?
2分取り戻したか??w





白山三所大権現 別山様のお出ましでございます。




白山三所大権現本峰 御前峰のお出迎えでございます。
弥陀ヶ原まできたらこの青空!!



五葉坂を登ります。





ここが地味に長い!w





天気が良ければここから御嶽山が、、、、、。
見えないか?w




11:45 白山室堂到着。
予定より15分遅れたか?
五葉坂で時間を食ってしまった。



奥宮にご挨拶して、、、、。





食事は後回し。
先に山頂アタック!!







クルマユリの群生。





コロナ禍以降初めての山頂アタックだよ!w




ペースが上がらない、ゆっくり着実に進むしかない。




もう一息!




ここまで来ればしめたもんよ!w






御前峰 白山奥宮





三所権現という時は、白山妙理大権現をさしているのか?
平泉寺白山神社には白山妙理大権現と看板が掲げられているが、白山の主峰である御前峰の神・伊弉諾尊(いざなみのみこと)をお祀りしていますとあります。
白山比咩神社では白山比咩大神(菊理媛神)、伊邪那岐尊、伊弉冉尊をお祀りするとあります。
大権現は神仏習合の呼び名であって、神仏分離に伴い白山権現や妙理権現という呼ばれ方は廃れていったのかもしれません。




白山御前峰山頂 12:35
何年ぶりだろう?
やっとここに帰ってこれました。





熱波に追われ 御前峰に 舞うアゲハ




白山三所大権現 大汝峰

越南知社(おおなむちしゃ)
大己貴尊(おおなむちのみこと)を祀っています。
大己貴尊は大国主命(おおくにぬしのみこと)とも申し上げます。

平泉寺白山神社にはそう書かれております。

Wikipediaによれば
「泰澄に顕われた三神(白山妙理権現、大行事権現、大汝権現)を併せて白山三所権現と称する。」
と記されておりました。





半袖でアームカバーも持っていない受験者にガスが日光を遮って、日焼けを防いでくれ
、山頂では青空が広がる!
満開のお花畑も楽しめて最高に恵まれたランクテストになりました。
すでに会長からBランク認定のお墨付きをいただいております。

白山の神々に守られながらの道中だったと感じます。
くれぐれも感謝を忘れてはいけません。
あなかしこ、あなかしこ。
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07:41 | 投票する | 投票数(4) | コメント(0) | 石川県の山(夏)