個人山行報告 奥穂高岳(3,190m)長野県松本市
~~重太郎新道を登って山荘で一泊、ザイテングラートを下って屏風の耳に寄る~~
日時:2020年9月29日(火)~30日(水) 1泊2日 天候:両日とも晴れ 参加:2名
7年前に逆コースで上高地➔涸沢➔ザイテングラートを経て穂高岳山荘一泊、次の日頂上(ガスで見えない)
➔吊り尾根➔紀美子平(展望不能の為、「前穂」省略)➔岳沢➔上高地の経験があります。
本来は岳沢を登ってザイテングラートを降りる計画でしたが、時間とまさかの場合の宿泊を考え逆コースにしました。
‥と言う訳で岳沢からのコースは私の昔からの念願でした(まだ今から見れば若かったころは急登好きでした
みんなが「キツイ・しんどい」という処を行くのが快感でした)
今回実現しましたが、7年の経過はやはり気持ちとは裏腹に、「しんどさ」をこれでもかと実感させられました。
奥穂は涸沢経由が高齢者には適しています。
2日とも快晴の恵まれた日に行けて、以前の山行とは格段の差で思う存分雄大な、これ以上ない展望を楽しみました。
コースタイム
1日目:上高地バスターミナル7:20--天然クーラー8:25--岳沢小屋9:40--紀美子平12:50
--前穂13:35--紀美子平14:15--奥穂16:16--穂高岳山荘17:00
地図と軌跡
1日目
平面距離 9.8km沿面距離 10.9km最低高度 1,504m最高高度 3,190m累計高度(+) 2,467m累計高度(-) 988m消費カロリー 3219kal
2日目
平面距離 16.4km沿面距離 17.4km最低高度 1,504m最高高度 2,988m累計高度(+) 1,037m累計高度(-) 2,515m消費カロリー 2365kcal
上高地 河童橋 これから登るはるか上の稜線が見える
岳沢湿原 観光気分はここまで
西穂高の稜線
焼岳・乗鞍など眺めながら登って行く
岳沢小屋に着いた ここまではすこぶる順調 ここから先紀美子平まで急登・岩登りの連続
垂直梯子もあり
岩との勝負
西穂のカールが素敵です 下の赤いのは岳沢小屋
大分登ってきたが紀美子平はまだか!?
紀美子平はここでした 疲れていたので前穂を登るか否か?考えたけど
せっかくのお天気登りましょう
前穂頂上 登山道は複雑に曲がりくねり分かりにくく、疲れた足にはコースタイム通りには着かなかった
前穂からの展望 南アルプス・富士山も見えた
前穂からの展望 槍・剱岳
前穂からの展望 奥穂と山荘が見える まだあんなにある
前穂~奥穂 吊り尾根から涸沢を覗く
何度もこの先が頂上?と裏切られてやっと着いた
奥穂からの展望 槍方面
奥穂からの展望 西穂方面 ジャンダルム次行きますか!?結構です
穂高岳山荘 コロナ対策は 検温なし、食事はついたて有、隣とはくっついている
寝床は除菌紙シーツと枕カバーがもらえる、隣とはロールカーテン
2日目:山荘5:45--涸沢ヒュッテ7:56--屏風のコル9:15―屏風の耳9:50
―屏風のコル10:20--新村橋12:54--明神館14:00--上高地バスターミナル15:00
蝶が岳方向から日の出
ザイテングラートを涸沢に下りる
涸沢岳
高所は紅葉し始め
涸沢のテントは今年は少ない
パノラマコースを行きます パノラマコースは開いている期間が短く、上級者・熟達者向きで
初心者は安易に立ち入ってはならない‥という注意書きもあります。我々は熟達者(熟年者?)なので行きます
振り返れば涸沢がキレイ
のっけから易くない道が‥後ろの山はとんがった方が今から行く予定の屏風の耳、平たい方が屏風の頭
アドベンチャーロード
アドベンチャーロード2 こんな感じで斜面の端っこを登ったり下ったりを繰り返す
槍が正面に見えて来た
お疲れの体で屏風の耳を登るか、スルーしようか‥?
せっかく来たので登りましょ
屏風の耳からの展望
屏風の耳からの展望 奥穂から涸沢が箱庭みたい
屏風の耳からの展望 後ろは常念岳
屏風のコルから黙々と、2時間半下って新村橋 それから又2時間歩いて上高地バスターミナルに戻りました
これだけ登って下って歩いて、出せるもの全部出した感じ。
又バスに乗って、車で家へ。翌日起き上がれないんじゃないかと心配したが、
翌朝筋肉痛も無くスタスタと階段昇り降り!自分もびっくり、オバさんの回復力おそるべし。 END