白木峰(1590m)7月21日(金)晴れ ランクA健
参加人数4名
コースタイム集合場所 - 6:00 - 白木峰登山口 8:10 - 白木峰頂部 8:53 - 白木峰山頂 9:09 - 浮島 9:50 - 白木峰山荘 10:27~(昼食)11:00 - 白木峰登山口 12:00 - 集合場所 14:08
白木峰周回データ標高差:約288m
累積標高(+):約425m
累積標高(ー):約411m
歩行距離:約5.5km
所要時間:約3:30(お昼休憩含まず)
概要 標高グラフを見ればわかると思いますが、登山口から白木峰頂部まではかなりの急登が続き、頂部に出てしまえば広大な平原が広がっている感じで、ほぼ水平道の木道歩きになります。
下りが平坦に見えるのは、登山道ではなく林道を歩いて下ってきたためです。
登山者の多くは急な登山道ではなく、登りも下りも林道を歩いてくるようでした。
なるほど、林道を使えば全く急登もなく、山に登り慣れていない方々でも難なく入り込める山という感じです。
木道のハイキングコースは整備が行き届いていて、危険箇所は皆無です。
この日の
白木峰の予想気温は19度C〜20度Cと、非常に涼しい予想でしたが、実際に行ってみると予報通り涼しく、涼風が吹きわたり少し肌寒く感じるくらいで、汗をかいてもたちまち蒸発してしまうような天井の楽園という感じで、下界に降りてびっくり、この日の富山市の最高気温は37度Cを超えていて、まるでサウナ状態でした。
高原では涼風でも、風が山を下るとフェーン現象が起こって37度Cとかいう、熱風になるんでしょうね^^;w
白木峰といえば、ニッコウキスゲが有名な山ですが、今年のニッコウキスゲは裏年らしく、それなりに咲いてはいましたが大群生というほどではありません。
代わりと言ってはなんですが、オオバギボウシが大群生しており、それほど珍しい花でもありませんがこれほど群生しているのを見るのは初めてでした。
また、ワタスゲはすでに花期が終わっていましたね。
この日確認できた植物は、ワレモコウ、オニオオノアザミ、ヤマブキショウマ、ササユリ、サワラン、イワイチョウ、カラマツソウ、キンコウカ、クガイソウ、タマガワホトトギスなど、あとは、カオジロトンボという高原にしか生息しないトンボや、ホシガラスなどと出会うことができました。
白木峰山荘は無人の山小屋ですが、太陽光発電によるバイオトイレは簡易水洗で、中央に囲炉裏があり、一部畳敷きで昼寝もできるなんとも居心地の良い避難小屋でした。
アルミサッシが設えられていて、窓を開け放つとさながら天然のクーラーのような風が吹き抜きて行きます。
屋根の下で、涼しい昼食をいただくことができました。
下山時は登山道ではなく林道をゆっくりと周回しながら降りてきました。
舗装されているので、足元に気を使う必要がなくあちこちよそ見しながらの楽しい道のりでした^^;w
この林道周辺が、大変に素晴らしく、まるで植物の展示場のように多彩な植物を楽しむことが可能です。
この山は養分が豊富なためか、あらゆる植物がビッグサイズで驚かされます。
避暑地として、手軽で涼しく夏場にはお勧めしたい山ですね。
ただし、この日も平日にもかかわらず、入山時には5〜6台の車が置かれていましたが、下山時にはマイクロバスも含め20台ほどの車が、駐車スペースからはみ出すように路駐も含めて無造作に停められていました。
土日は間違えなく車を止めるのに苦労すると思われますので、平日がお勧めですね。
難点は、金沢から微妙に遠いことですか?
市街地からであれば往復180kmほどあります。
また、山道がわかりにくく、カーナビ任せで最短距離で案内させると、獣道のような道に連れて行かれて、挙げ句の果てに落石のため通行止め!Uターンもできない(><;
時間的なロスが大きすぎて、、、、。
登山口にたどり着くまで、都合1年かかりましたよ?w
もちろん、今回は下見しておりますので、迷わずたどり着きました!w
カーナビをセットする際は、くれぐれも
「距離優先」ではなく
「一般道優先」にセットしておいてください。
登山道は手軽なのに、そこにたどり着くまでに難儀する山と言えるかもしれません。
登山口は標高1334m、真夏でも早朝であれば十分涼しい。
登山道は急登の連続です。
標高1500m付近になると草原に近い雰囲気になって行きます。
最後の急登を越えれば、高原が広がっているはず!
ニッコウキスゲの群生に会いに来たのに?
オオバギボウシの群生のお出迎え?w
頂部に出ました。
野生のワレモコウ。
オニオオノアザミ
小白木峰方面。
金剛堂山
ここから先は木道が続きます。
白木峰山頂が見えてきました。
白木峰山頂
帽子が飛ばされるくらいの涼風が吹いていました。
一面に咲き乱れるニッコウキスゲではなくオオバギボウシ!
広大な草原が広がります。
キンコウカ
湿地帯には小さな池がいくつかあります。
ワタスゲは花期が終了していました。
7月の第2週くらいが狙い目でしょうかね?
サワラン
群生も見られましたが、写真がうまく撮れませんでした^^;
浮島
向こうに見えているのは、剱岳、立山、薬師岳です。
ワタスゲの名残に止まっているのは「カオジロトンボ」高原の湿地帯に生息しているトンボです。
ニッコウキスゲもちらほら^^;
高原を周回して白木峰山荘に向かう登り返し。
夏の空ですね!
ホシガラス
高山に生息する鳥です。
白木峰山荘の周りにもニッコウキスゲ
立派な避難小屋ですね。
中央には囲炉裏がありました。
下山は林道を下りました。
ここでもオオバギボウシの群生!
ササユリもたくさん見かけました。
林道から登ってくる人。
20人くらいすれ違いましたか?
結構、こちらから登る人が多いみたいです。
ヤマブキショウマ
これはなんだっけ??
調べてもわかりませんでした^^;
カラマツソウ
クガイソウ
タマガワホトトギスはまだ蕾でした。
たくさん見かけましたが、咲いていたのはこの一輪のみでした。
手軽で、涼しくて、見ものもたくさんあって、盛りだくさんな山行でしたね。
もう少し近ければ、良いところなんですけどね^^;
歩いている時間と、車に乗ってる時間が同じくらいか?
来年は7月の第2週に行きましょう!