2月25日(土)雨・雪・曇りのち晴れ 大日ヶ岳(1709m)~天狗山 (1656.5m)
<コースタイム>集合場所(5:35)→福光IC(6:10)→ひるがの高原スマートIC(7:20)→高鷲スノーパークP(7:45~8:00)→ゴンドラ山頂駅8:25~35)→大日ケ岳山頂(9:25~35)→天狗山頂上(天狗の鼻往復と昼休憩10:20~11:15)→大日ケ岳山頂(12:00)→ゴンドラ山頂駅(12:40)→高鷲スノーパークP(13:20~40)→ひるがの高原スマートIC(13:50)→福光IC(14:50)→集合場所(15:25)
<参加者12名…往復歩行距離 約6.2km>
往復ゴンドラ利用で楽々尾根歩きと白山の眺望
2月の後半と言ってもまだまだスキーシーズンであり、土日は混雑するので、ゴンドラの運行開始時間(土日は7:30~)に、なるべく一番乗りできるように早めの集合時間とした。 金沢出発時は小雨が降っており、高速も山間では前日に薄っすら雪が積もったようで、早朝は慎重に走った。
到着した高鷲スノーパークPは、収容台数3000台と書かれていた大きな駐車場であるが、既に三分の一は埋まっており、係の人に従って順番に駐車をするため駐車場入口もやや混雑!ゴンドラ山麓駅では5~6分並んだが8時頃に乗車できた。
ゴンドラ山頂駅では小雪がチラチラ舞っていて、この時山頂方面はガスで真っ白、遥々やってきたのにお天気はどうなるのだろう?とやや心配したが、郡上市の天気予報では9時頃と15時頃に晴れマークがあったので、早めに回復してくれることを祈りつつ、全員がワカン・スノーシューを履いて、ゴンドラ山頂駅のカフェポポロ脇から出発した。そして登山者としては我々が一番のりだったので、新雪に皆でトレースを付けた。
ゴンドラリフトで一気に標高を上げたので、登山口標高は既に1550m、5~10cm積もっていたサラサラ新雪が気持ちよく、おまけに30分ほど登ったところで青空が広がった。 第一ピークの1650mを過ぎた辺り、若干下りになる細尾根の一部が風の通り道になるようで、雪が飛ばされて新雪の下のアイスバーンにカンジキの歯が刺さりにくく、ここだけアイゼンがあったら良かったなと思えた箇所で滑らないように慎重に歩いた。 2年前に来たときもここだけアイスバーンだった記憶である。
50分ほどで辿り着いた大日ヶ岳山頂からは真っ白な白山の姿を見る事が出来た。 ここで集合写真を撮ってさらに先に進む! 天狗山へは白山を正面から右手に見ながらアップダウンして若干の下り、危険と言うほどではないが雪庇が気になる箇所と、やはりカンジキの歯が刺さりにくい個所があったので、今日の雪質ではアイゼン使用でも良かったと思える。
とは言え、周りの眺望が素晴らしいので時々立ち止まりながら山座同定! 北アルプスまでクッキリと言う天気ではなかったが、360度の眺望は一見の価値あり! 金沢出発時と登山口での暗い気持ちはすっかり忘れて、青と白の世界に皆の気分はルンルン♪ …天狗山を過ぎて、少し先の(5m程標高が高い)天狗の鼻まで足を延ばして、少し引き返した場所で正面に白山を見ながら昼休憩とした。 いつも見ている白山とは違い、別山が左手前にどんとカッコ良く聳え、右奥にツインに見える白山の雄姿、地形図上では、このままひたすらアップダウンしながら尾根道を歩けば、何日後かには白山の山頂に立てる計算になるのだが、果たして可能なのだろうか?ふと考えてしまった。
下りでは多くのスキーヤーや登山者と擦れ違い、第一ピークの1650mからゴンドラ山頂駅の間で4組のグループが、それぞれ滑落などの雪山訓練をしていた。 テント泊のグループもいたが、中でも気になったのは雪洞を掘って、今日はここでビバークをすると言っていた大学生6人パーティーである。 アイスバーンになった雪をノコギリで切り出し、スコップで器用に煉瓦のごとく雪壁を組み立てている様子をしばらく見学させて頂いた。
帰りも楽々…ゴンドラ山麓に下りてみると、何とゴンドラ乗場は長~い行列! 広い駐車場も車で埋め尽くされており、何処に車を止めたのか?探すのに一苦労だったが、朝とは違い気温も上がり、お天気はすっかり回復していて、帰りは高速も走りやすく、山では予定していたラッセルも無かったので、早めに金沢に戻る事が出来た。
ゴンドラ山頂駅から天狗山…GPS軌跡
ゴンドラ山頂駅…カフェポポロ前でカンジキ・スノーシューを履いて出発!
登り始めて30分ほど、まだ小雪がチラついていたが、青空が広がり眺望も開けて皆さんハイテンション!
大日ヶ岳山頂への稜線…右側は切れているが気になる程の雪庇ではない。
大日ヶ岳山頂!…真っ白な白山が目に飛び込んで来た!
白山を正面にして天狗山へ向かう。。。
天狗山へのアップダウン
右の丸いピークが天狗山…左の尖がりピークは天狗の鼻
天狗山からの白山と別山
天狗山ピークを過ぎて天狗の鼻へ向かうメンバー
天狗山で昼休憩後、再び大日ヶ岳へ
大日ヶ岳からの下りで遭遇した大学生のパーティー…雪洞造りを興味津々で見ているメンバー
テントも4張り…左手の斜面で滑落訓練をしていたようだった。
ゴンドラ乗場…スキーヤーやボーダーで賑わうゲレンデを見下ろしながら楽々下山!
高鷲スノーパークのインフォメーションセンターに戻ってきた。