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2009/07/21
例会山行 白山、石徹白より
| by
会員
7月19日(日)20日(月、祝)
参加者 2名
コースタイム
19日
金沢発4:00、登山口7:00、神鳩避難小屋9:00〜9:40、銚子ヶ峰11:00、三の峰避難 小屋14:30(泊まり)
20日
小屋5:00、別山6:45、南龍9:30〜10:00、白山頂上11:55、南龍13:15〜13:50、別当出合16:10
感想と記録
鳩ケ湯から三ノ峰へ、また石徹白から少し歩いたことは今までにある。今回、石徹白から白山をめざすという企画に是非あるいて実現したいという思いを持っていた。いにしえからの修験の道と聞いており思いは強くなっていた。小屋泊まりのためか、参加者が少なくバス利用が出来なくなり、リーダー2人が前日車を市ノ瀬に置くことにした。天気が怪しく、中止かもしれないと思ったが車を置いてあるのでとにかく出発となった。サブが体調が悪くなり、リーダーと私の2人旅である。歩き始めはガスがかかりよい天気は期待できなかったが、明日は晴れることに期待して歩いた。程なくして神鳩避難小屋へ着く。この小屋はまだ新しく静かで泊まってみたくなるが、歩き出しからいうと近すぎる。雨が降り出しカッパを着ての歩きとなる、銚子ケ峰も雨で煙り何も見えない。一ノ峰に向かうあたりから風雨が強くなる。特に風が強く立っておれない。尾根では必死で風に耐えようとするとその反動でうっかりすると斜面に落ちそうになる。不安がよぎったが、ここまで来たら引き返しても同じような地形で強風を受けることになり、少しずつ前へ進む。少し窪地で風が強くない所に来るとおさまるのを待ったりして歩くが、大変な天気になった。雨はまだ歩けるが、強風は注意しなくてはと自問していた。そのカッパも最近雨の例会がなく久しぶりのカッパ山行である。二ノ峰も雨の中、1本の標識が濡れて立っていた。三ノ峰へは一度下ってからと思っていたが登りが続く、風雨が強く止む気配がない、カッパの下も雨を通して濡れてしまっている。夏場だからいいが、秋雨頃だと冷えてこれが命とりになる。だいぶ歩いて登ったなあという感じがした時、目の前にぱっと小屋が現れた。助かったというのが実感である。中には先客がいた。油坂を南龍へ下るのに強風で降りることができず、それこそここへ避難したグループもいる。ズボンもシャツも替えるとすっきりした。折しも、屋根を激しく叩く雨、本当にいい時に着いたと思った。リーダーと2人、持参の酒が眠気を誘い早々と寝る。翌朝は雨もやみ、朝焼けがきれいだ。苦労してここまで来たご褒美の天気になりそうだ。別山も全姿を見せている。三ノ峰を過ぎ別山への歩きは素晴らしい景色で昨日の天気は何だったのかと忘れてしまいそう。2時間かからず別山へ、その手前の別山平はニッコウキスゲがたくさん揺れていた。別山から南龍へ、このコースからの白山も絶景で雲ひとつなく見渡せた。南龍までの道は意外と長く感じたがこれも年のせいかも。南龍小屋手前で後ろから軽快にあっという間に迫ってくる2人連れ、すごいなあと思い道を譲ったら何と元会員のKさん親子、チブリから来たとのこと、そのパワーと速さにただびっくり。私達も南龍から今日の目的地点御前峰へ、展望コースから登る。三方崩れや平瀬の尾根筋の道が見渡せる、横に目をやると昨日の山々がある。そして頂上へ、振り返って別山を眺めてあそこから来たんだとまた思いを新たにする。一気に休まず南龍まで下り、しばしの休息、ここで会員の2人に会う、チブリから来て別当出合へ行くとのこと。私達2人はほとんど休みなしで別当出合へ降りた。バスの中では元会員のKさん夫婦に、今日は天気がよくたくさんの人が登っていた。積算で30kmを越える歩きも終わり満足するが、車を取りにまた石徹白まで戻り、道も間違えたりして、家には10時過ぎに着く。滅多に行けないコースを歩けたが、出来れば好天にまた歩きたいと思った。
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