金剛堂山例会
-裏白木峰の夏山を歩く-
日 時 : 2024年7月7日(日)
山 名 : 金剛堂山(前金剛1638m、中金剛1650m 富山県南砺市)
参加人数 : 14名 ランクA健
天 気 : 快晴(ただし猛暑です…)
歩行距離:約10.3km、累積標高差:約1,030m
【コースタイム】
〇集合場所5:00 → 利賀道の駅付近トイレ6:30 → 金剛堂山駐車場6:40 → 栃谷登山口6:50 → 片折岳8:30 → 前金剛9:40 → 中金剛10:05→ 前金剛10:30~11:30(昼食) →片折岳13:00 → 栃谷登山口14:30 → 集合場所16:30
まずは本日の天気ですが、雨の予報から一転、土壇場で晴れ予報となり、なんと当日は快晴となりました!でも猛暑でした…。何より本日の金剛堂山の山登りが開催されてよかったです!!
私自身初めての金剛堂山となりました。調べてみると、金剛堂山とは加賀藩の名で富山藩では「西白木峰」と称し、昔から名山として知られており、日本二百名山の一つとのことです。富山県南部の最高峰山だとのことです。標高1,638mの前金剛、標高1,650mの中金剛、標高1,616mの奥金剛の三峰から構成されており、頂上一帯はいずれも草原状のゆるやかな大地で、360度のすばらしい眺望を手に入れることができるとのことです。
私自身、暑かったですが、頂上からの景色もとてもよく、特に前金剛から中金剛、そして希望者のみの奥金剛にかけての風衝草原と呼ばれる広々とした草原に感激しました。さらに奥金剛でのニッコウキスゲの群生にも感動しました。ほんと暑かったですが、私自身、大満足の楽しい山登りとなりました!!
※帰りの下山時に両足が痙攣して倒れた方がでてきましたが、メンバーには看護師の方もおられ、すぐに適切に言葉をかけられ、対応しました。メンバーの皆さんも協力し、それぞれの所持品から、痛み止め、シップ、エアサロンパス、日傘etc…を供出して、対応しました。その方も何とか回復し、無事に下山することが出来ました。よかったです!こうやって協力しあえるところもクラブで登山しているいいところだと感じました。ぜひ記させて頂きました。
それでは金剛堂山ハイクの写真をぜひお楽しみ下さい!
百瀬川最奥の集落、上百瀬から少し登ったところに栃谷登山口があります。
栃谷登山口には案内板を避難小屋(トイレ)があり、沢水を引いた水場が設けられています。
水場を後にして、栃谷登山口から山登りを始めます。
栃谷登山口の標識です。
百瀬川を渡って栃谷沿いに登ります。
登りはじめはうっそうとした林を進みます。
途中きれいなアジサイが所々に咲いており、心が和みます。
幅広の道をジグザグに登っていきます
まもなく沢を離れ尾根に出ます。途中1キロごとにある標識が目安となります。
1346mのピークに出ました。片折岳とのことです。
片折岳を過ぎると、すぐに正面に目指すべき金剛堂山の山頂が見えました!
旧利賀スキー場をはじめ眺望が開けてきました!
もちろん、白山も見えました!
暑い中、山頂を目指します。
日差しも強いです。でも標高も上がるにつれて、涼しくなってきました!
金剛堂山山頂(前金剛)に着きました。
引き続き中金剛を目指します。ゆったりとした草原が連なっているとのことです。
中金剛には、前田家の家紋が入った歌碑があります。
てっきり中金剛の頂上かと思ったら違いました(笑)
「飛騨信濃木曽の峰々みな見えて西はのこさぬ白木山かな」と刻まれています。
富山藩10代藩主、前田利保公が、西白木峰(金剛堂山)に登った時の歌だそうです。
歌碑の南側のピークが中金剛の頂上です。金剛堂山も最高標高地点1650mとのことですが、目立たない標識が掛けられているのみで、なんだか少し寂しさを感じました。
この山の特徴は、風衝草原だそうです。前金剛から中金剛にかけて、稜線には高い樹木がなく、草原が続いています。冬の積雪と風の影響により、ここには広々とした草原が発達しているとのことです。
ところどころに池塘があり、湿性の植物が見られます。
中金剛が本日の目的地。ここからは希望者のみが奥金剛を目指します。もちろん私も目指します!!
風衝草原が続きます。
奥金剛の頂上はもうすぐです。ニッコウキスゲが咲いています。
ようやく奥金剛の頂上に着きました。標高1,616m。風衝草原の中に利賀川水源を示す奥金剛の標識が立っていました。ちょうどニッコウキスゲのきれいな群生も見られ、遠く白山も眺めることができ、志願してきた甲斐がありました!!!
ニッコウキスゲがとてもきれいです!
奥金剛を後にして、中金剛を経由して、皆が昼食休憩をしている前金剛に引き返します。奥金剛の大満足感から足取りは軽かったです。でも最後の方はさすがに疲れました…。早くいかないと、昼食休憩時間がなくなってしまいます(笑)
ようやく皆が待っている前金剛に着きました!山頂には、1等三角点と祠があります。
360度の展望が広がっていました。間近に見える白木峰はじめ、立山連峰、白山などがよく見わたせました。
祠です。藤原義勝の神鏡が祀られているとのことです。
昼食休憩も終え、前金剛から下山します。
利賀の村々も眺めながら、どんどんと下山していきます。
標高が下がってくるにしたがって、暑さも増していきました。でもうっそうとした森の中に入り、日差しが遮られて助かります。
最後に百瀬川の清流を渡ります。もうすぐゴール、金堂堂山駐車場です。
駐車場に着きました。全員が無事に下山できました。
それでは、金剛堂山ハイクに参加いただいた皆様、大変お疲れ様でした。次回も楽しいハイキングができることを期待します!
そして最後までお読みいただいた方々、ありがとうございました!