奥獅子吼山 928m
―紅葉の里山を楽しむ―
実施日 令和3年10月30日(土) 晴れ
参加者 15名 A健
コースタイム
集合場所7:30-登山口7:55-月惜小屋9:00-御堂山9:35-犀鶴林道10:10-頂上11:35~12:50―犀鶴林道14:00-月惜小屋14:40-登山口15:35-集合場所16:00
先月この山の登山道でスズメバチの巣が見つかった。白山市が駆除したとはいえ、リーダーは確認のため下見に登った。そして参加者を2班に分けて時間差を設け、大声を出さない、手で追い払わない、黒い帽子を避けるなど蜂への注意を喚起した。
朝から快晴、絶好の山日和である。この日は新人参加とあって歩みはゆっくりだ。犀鶴林道と接する仮設トイレ付近が蜂の営巣場所という。手前の水場分岐には赤い規制テープが張られ、そのエリアを回避するべく御堂山(アゾ谷山)を越えた。犀鶴林道を横切りいよいよ奥獅子吼の尾根道に踏み入るとあたりの黄葉はいちだんと深まり、ウルシの鮮やかな赤も混じる。葉を枯らし今年の仕事を終えつつある広葉樹が青空と戯れる、そんな長閑で気持ちの良い山路が私たちを頂上へといざなった。
草原状の奥獅子吼山山頂は、すでに20人ほどが憩っていた。周囲の山は濃い秋色をまとい、うっすら冠雪した白山がひときわ高い。遠く立山や白馬、薬師の白い屹立が見える。風がなくポカポカ陽気で汗冷えの心配がないのはありがたい。小グループに分かれて昼食のあとリーダーからコーヒーとお菓子が配られた。参加者手作りのバナナケーキも振舞われた。山仲間の温かな気遣い、心遣いが嬉しい。
それにしても奥獅子吼は良い山である。無雪期なら上り3時間、下り2時間の行程。人々が暮らす街を見下ろす楽しみと山を全身で感じる喜びがいつもこの里山には在る。
最近登山口に「奥獅子吼山頂まで6キロ」の標識が立った
杉林で目が合ったニホンザル。裏山のこんな低い場所でサルを見かけた記憶はない
水場分岐の規制テープ。犀鶴林道方面へは通行禁止ではないが、御堂山コースへ迂回する
御堂山への直登はかなり急だ
A班が後ろに迫って来たぞ
御堂山(アゾ谷山)山頂から内川ダムや医王山を望む
奥獅子吼山の山頂部が見えてきた
黄葉の径を行く
リーダー支給の珈琲とお菓子に参加者手作りのバナナケーキも。参加して良かった
昼食後は、思い思いにくつろいだ
冠雪の白山がひときわ高く聳える
山頂はリンドウの群生地
帰路見つけた熊の爪痕
来し方をふり返る。次回来るのはワカンの季節だろうか
下山後の反省会では新人も大満足の様子。リーダーに感謝である