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2024/04/05

角田山と弥彦神社例会

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 角田山(かくだやま)弥彦(やひこ)神社

~海抜0mから山頂へ*雪割草とカタクリの花を愛でる~

 
山行日 202442日(火) 晴れ                          

参加者: 13

コースタイム

 金沢市内P 500金沢森本IC 505―(越中境PA・栄PAにて休憩)―巻潟東IC 815―角田岬P 835850≪灯台コース≫―分岐1040―角田山11051145(昼食)―≪桜尾根コース≫―角田岬P 13151335―(車で移動)―弥彦神社参拝13551440―三条燕IC 1515―(越中境PAにて休憩)―金沢森本IC 1800―金沢市内P 1805

標高:481.7m 歩行距離:5.3km 累積標高:登り557/下り559m  

 


新潟県新潟市、日本海に面した位置にある角田山。

今回、登り・海抜0mスタートの灯台コース、下り・雪割草の時期、特に人気の桜尾根コースの周回です。

春の良きこの日、平日に関わらずたくさんの登山者で賑わっていました。その空間は海・山や人、スプリング・エフェメラルなどの生命力に溢れており、とても心地良かったです。サブタイトルにある海抜0mからの山頂と、満開見頃の雪割草とカタクリの花を愛で、存分に楽しむことができました。

 

下山後、越後一宮である弥彦神社に参拝させて頂き、さらに心身ともにリフレッシュ。

こんな魅力的な例会を、雪割草やカタクリが咲くベストな時期に企画・実施して下さったCLSLに感謝致します。長距離運転をして下さったメンバー、参加の皆様にもお世話になりました。本当にありがとうございました。

 

写真は雪割草とカタクリの花がメインです。咲き誇る様子をぜひご覧になって下さい。

 

 

灯台コース登山口にある角田浜駐車場はとても広く、駐車しやすい。
登山前のミーティング風景。登山コースは7つの公式のコースとそれ以外の非公式のコース(私有地含む)があります。今回の登り・灯台コースは角田山で最も眺めがよく、最もきついといわれているコースだそう。

 

 

 

海抜0mからスタート。久々の潮の香、潮風、波音がとても心地良いです。

 

 

まずは手すりのある階段を登り、灯台を目指します。 角田岬に立つ白亜の灯台がフォトジェニック。


展望ポイントからの景色。灯台を見下ろします。穏やかな日本海越し、春霞でしたが肉眼で佐渡島と残雪の金北山が薄っすらとみえていました。


越後七浦シーサイドラインと奇岩

 

 
やせ尾根ですが、しっかりと整備されており登りやすい。角田山は佐渡弥彦米山国定公園に指定されています。



 

 

 

岩稜帯の登り。変化があって楽しい!

 

 



 

平坦でとても歩きやすい道に変わる。両サイドには満開のカタクリの花!癒しゾーンです。

この先、登山道の両斜面を埋め尽くす大群生!石川県のオンソリ山にある国内有数のカタクリ群生地を見慣れている県民の私達ですが、歩みを進めても続く圧巻の大群生に歓喜の声が飛び交います。

 

こんなに群生しているカタクリですが、種が発芽してから平均8年目でようやく開花するそう...愛しくなりますね。

 

 

 

登りの灯台コースでは見付からなかったシロバナカタクリです。諦めかけていたところ、下山の桜尾根コースでMさんが発見してくれました!純白も相まり、下向きで初々しい。出来る限りのローアングルで覗き込むように撮影しました。皆からの期待を背負い、シロバナカタクリを撮影するⅠさんの姿も撮影。

 

 そして、もう一つの主役・雪割草(オオミスミソウ)です。これまた絶好のタイミングで満開御礼!すれ違う方々の「この先はもっと咲いているよ」の言葉に夢中で進みます。特に下りの桜尾根コースでは紫・桃色・白色と色彩豊かな花色・色のグラデーション・萼片の違いにも魅せられ、悶絶!その姿ひとつひとつを撮影せずにはいられませんでした。そんな雪割草を色別に分けてみました。




紫系

 

 

 

薄紫系

 

 

 

濃いめのピンク系

 

 

 

薄紅系

 

 

 

白系

 

斜面所々に群生する様も感動でした。自生・野生でなぜこんなにも様々な色や形の雪割草が楽しめるのか、ちょっと不思議です。

 

 

 

その他のきれいに咲いていた植物です。

左上:アブラチャン(油瀝青)  右上:アオキ(ヒメアオキ?)の実 

下:灯台コース岩稜帯にたくさん咲いていた天然の多肉植物・メノマンネングサ(雌万年草)56月に黄色の小花を一斉に咲かせると車道からも目を惹くとのこと。

 

 

 

上:貴重なキバナノアマナ(黄花の甘菜) 

左下:八重咲の白のキクザキイチゲ  下中央:薄紫のキクザキイチゲ  右下:線香花火のようで可憐なオウレン

 

 

 

角田山山頂。山頂は広場になっており、たくさんの方々で賑わっていました。

山小屋の中にレトロで可愛いフォルムのだるまストーブ。いいですね♪ SLに教えて頂きました。

右下:この景色をみながら昼食。この先(8分程度)にある観音堂も広く、越後平野が眼下に広がる絶景だそう。

 

 

 

下山は雪割草で人気の桜尾根コース。よく整備されており、たくさんの方々とスライドしました。私有地だそうで使用させて頂き感謝です。木々の隙間から越後平野。こちらのコースのカタクリ群生も圧巻でした!(写真ではわかりにくいですが)

 

 

 

あっと言う間に下山。角田浜に立つヒエログリフ。象形文字が刻まれた石碑群で古代エジプトの王の名前や冥界の神の名前を刻んであるそう。灯台下の駐車場まで周回します。

 

海抜0mスタート・海・灯台・岩稜帯・満開のスプリング・エフェメラルなどなど、盛りだくさんでバリエーション豊か、わくわくが止まらないコースでした。何度も登りたくなる山です。とても人気がある理由、納得です。来年もこの時期に再訪したい!(でも遠い...)

 

 


帰路、セットで組んで頂けた弥彦神社参拝も楽しみのひとつでした。

新潟県で一番社格の高い「一宮」です。

 

上:御神体・弥彦山を背に荘厳な佇まいの拝殿。中心となる御祭神・天香山命(あめのかごやまのみこと)は日本創生の神話・初代天皇陛下である神武天皇の「神武東征」にて活躍した神様として伝わっているそう。

一般的な参拝の作法は「二礼二拍手一礼」ですが、弥彦神社では拍手を四回打つ「二礼四拍手一礼」です。なぜ「四拍手」になったのかは不明とのことですが、より丁重に拝する心を表す作法として代々の神職により伝えられてきたそう。

 

左下:一の鳥居。弥彦神社はかつて社殿が朱塗りであったといわれており、その名残りで一の鳥居が朱塗りなのだとか。高さは6m。 

 

下中央:一の鳥居を進むと左手に「玉の橋」立派な屋根に守られた朱塗りの優美なお太鼓橋。神様がお渡りになる橋で人間は渡ることができません。なんとも風雅な景観でした。

 

右下:木々に包まれた参道の先に堂々と構える随神門。

 

最後に、改めまして本当に素敵な例会でした。

お世話して下さったCLSL2週間前にも下見で訪れて頂いたそう。感謝感謝です。本当に楽しくてスペシャルな一日でした。ありがとうございました。

 

文責: NO354


12:23 | 投票する | 投票数(8) | コメント(1)
コメント
会員2024/04/06 16:40:11
小さなお花を、こんなにきれいに撮影できるのは、すごいテクニックだと感心しました。