金沢トレイル3区 新緑の高尾・吉次を歩く
■実施日 5月12日(日) 晴 山頂気温20℃
■参加者 11名 ランクA健
■コースタイム
集合場所 6:40 → 高尾山登山口 7:36 → 鉄塔下(休憩)8:00 → 高尾山(763m)8:52~9:00 → 奥高尾山(841m)9:38~10:25(昼食)→ 吉次山(800m)11:38~11:50 → 吉次山登山口13:36 → 駒帰駐車場14:25→(朝回送しておいた車3台で戻る)→ 集合場所14:40~15:00 反省会 解散
金沢トレイルは、金沢城をスタートし、時計回りにゴールの倉ヶ岳まで全長70kmにおよぶトレッキングコースだ。コースは5つに区分され、今回の3区は湯涌温泉から熊走町に至る14.3kmで、高尾山、奥高尾山、吉次山の3つの山頂を踏む縦走路。この日はCLの妥協を許さない性格からか、湯涌温泉から登り口までの林道1時間と吉次山を下りてから駒帰までの林道約1時間も車を使わず、計7時間余りを全員で歩き通した。
5月の山は生命感に溢れていて、ことのほか美しい。ブナをはじめ、あらゆる広葉樹がこの年の果実を残すため若葉をいっぱいに広げ、太陽の光に葉脈も虫食いの穴までも恥じらいなく透かしてみせる。そんな無垢で自然のままの木々の下を私たちは歩いた。明るい樹林帯の地表近くではミツバツツジやヤブツバキが咲き競い、ウグイスが鳴き、ときおり爽やかな風が吹き渡る。山中の池には見知らぬ生命体の卵塊が浮かび、吉次山山頂のあの奇妙な形のブナの老木は今年も青葉をまとった。
小さなアップダウンが連続する累積標高1100mの3区は運動量も適度で、心地よく楽しかった。金沢トレイルにお世話いただいている方々に多謝である。
湯涌温泉街をはずれ、高尾山登山口へと進む
高尾山登山口
登山口に立つ案内板。ここまで車で入れ、5台分ほどのスペースがある
高尾山山頂からの医王山とキゴ山、戸室山
奥高尾山山頂ですこし早いが昼食タイム
奥高尾山から吉次山にかけてはブナの宝庫
ブナ林に付けられたトレッキングコースを行く
ミツバツツジ
行けども続く気持ちの良いブナの稜線
樹間から高三郎山と見越山が見えた
吉次山山頂のブナの老木と同じくらい長く会を見つめてきた会員
キツツキの仕事の跡
少年の森登山口へ下る。爽やかなブナ林歩きももうすぐ終わる