杣山と花はす鑑賞
~花はす観賞と杣山城跡から南越前平野を望む~
■山行日: 2025年7月12日(土)晴れ
■参加者: 10名
◎満開見頃の花はす観賞・花はす公園
◎国指定史跡・杣山城跡を巡る登山・杣山
◎グルメ・今庄そば
◎北国街道の宿場町・今庄宿
夏本番を感じる強い陽射しの1日、上記を10名で楽しんできました。
楽しみにしていた花はすは想像を上回る圧巻の咲きっぷり!今年は当たり年との声も。たっぷり散策時間を取ってくれたおかげで、心ゆくまで園内を散策できました。ご当地ソフト・はすソフトクリームで火照った身体を冷やしたら杣山登山開始です。続く急登・はしごや岩場もありますが、よく整備されており、国の史跡として大切に守られているお山なのだと解ります。登山後は地元グルメ。今庄そばは大根おろしでさっぱり沁みる美味しさでした。帰り道には今庄宿にも寄って頂きました。当時の風情が伺える宿場町の面影に先人が過ごした時を感じ、ここに関わる歴史を少しだけ学ぶことができました。
盛りだくさんで和気あいあい、眼も心も満たされ、とても充実した例会でした。
企画・運転をしてくれたCL・SLに感謝感謝です!ありがとうございました。
花はす公園------------
花はす公園:世界の花はす約130種類を見ることができる鑑賞蓮園です。清掃協力金¥200(はすまつり期間)
まずは、美しく咲く花はすをご覧ください。




はすの花の命は4日間と短命。儚い美しさに愛しくなります。

八重咲の花はすゾーン


純白の花はすゾーン

陽光に透ける花弁、可憐なつぼみ、開花準備中、咲き終わり間近の花はすなど、どれも美しいです。

大賀蓮(おおがはす):千葉県検見川(けみがわ)で2000年前の地層から種を見付けて発芽・開花させた、世界最古の花はす。古代の花はすを現代に蘇らせることに成功した、花はす研究の第一人者である大賀一郎博士の名を取って「大賀蓮」と名付けられたそう。

案内看板に花はすの種類が記されており、美しく咲いていた見頃の4種をまとめてみました。
左上:ミセス・スローカム 左下:緋雲千葉(ひうんせんよう) 右上:天竺斑(てんじくまだら) 右下:玉繍蓮(ぎょくしゅうれん)

水の上に浮かんでいるように咲くすいれん。こちらも綺麗でした。

展望台や浮御堂、池を横断する歩道など、様々な角度から花はすを鑑賞することができます。公園内は安心して歩けるようにバリアフリー化されていました。

美人さんな花はすと。はすソフトクリームは甘さ控えめで後味さっぱり。とっても美味しかったです。花はすの風味は...?
杣山登山------------
杣山(そまやま):南越前町に位置する標高492mの里山。御殿跡や堀切跡など、鎌倉時代に築かれた山城「杣山城」の跡が残っていることから国指定史跡となっています。

今回、「花はす温泉そまやま」裏にある第3登山口から入山し、文殊堂コースを下山する周回コースを歩いてきました。

階段状に整備してある長い急坂を登ります。

鉄製の梯子が2段になって掛けられている絶壁。慎重に登ります。

「犬戻り・駒返し」の石碑

山頂は杣山城の本丸であり、城跡を示す石碑が並んでいます。

観音石像が並ぶ急坂を下ります。

越前富士「日野山」と平野

文殊堂から約30分歩いて駐車場に到着。お疲れ様でした。
グルメ・今庄そば------------

人気店「ほっと今庄 おばちゃんの店」に訪問。太めのそばで歯ごたえがあり、風味もしっかりとありました。良心的な価格でお腹いっぱい。どれも美味しかったです。
北国街道の宿場町・今庄宿------------
今庄宿(いまじょうじゅく):2021年8月、南越前町今庄宿伝統的建造物群保存地区の名称で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定。

本陣跡前にて


京藤甚五郎家:県指定有形文化財。江戸時代に建築された福井県内最古級の町家。中を見学させて頂き、係員の方からこの町家に関わる歴史や当時の武士が柱に付けた刀の痕跡などの説明を伺うことができました。

旅籠若狭屋:国登録有形文化財。天保年間には55軒の旅籠があり、こちらの旅籠はその中でも大きい旅籠だったそう。趣のあるベンガラ調の格子。
お隣・福井県を少しだけですが、ディープな部分も含め、知ることができた例会でした。
良い機会を作って頂いたCL・SLに改めて感謝致します。ありがとうございました。