浅野川7つ橋渡りと宇多須神社節分祭 例会
-金沢の歴史風習と伝統に思いを寄せる-
日 時 : 2025年2月2日(日)
参加人数 : 11名 ランクA
天 気 : 晴れ

歩行距離:約4km
【コースタイム】
〇〔集合〕常盤橋右側(旧ごりや付近)9:50-常盤橋10:00-天神橋10:20-梅の橋10:40-浅野川大橋10:50中の橋11:00-小橋11:10-昌永橋11:20-(昼食)小橋カフェOTABA11:30~12:30-主計町茶屋街12:40-ひがし茶屋街12:50-宇多須神社13:00-五本松(宝泉寺)〔界隈の眺望が楽しめる〕13:30〔解散〕
金沢には「七つ橋渡り」という願掛けの風習があります。春と秋の彼岸の中日、白い下着を身に着けて、午前0時から始め、数珠を手に浅野川に架かる七本の橋を無言で渡るというものです。無病息災を願って始められた風習とのことですが、そのコースにある見どころなどを見学しながら歩いてみて、そのあと、宇多須神社の節分祭に参加しようという企画です。でも宇多須神社の節分祭は翌日の2月3日(月)開催となり、残念ながら観ることができませんでした…(涙)
ですが、天気も晴れで恵まれ、無言と振り返ってはいけない七つ橋渡りですが、たくさんおしゃべりし、たくさん振り返りもし(笑い)、金沢の歴史風習と伝統に思いを寄せる、とても楽しくて有意義な一日となりました!!
それでは浅野川7つ橋渡りと宇多須神社節分祭の写真をぜひお楽しみ下さい!

①常盤橋右側にあるごり料理の「旧ごりや」の前に集合しました。CLが作成した「今日の見どころガイド」(全6ページ!)をもとに、今日のスケジュールの説明がありました。

②いよいよ7つ橋渡りスタート!まずは「常盤橋」です。常盤橋は七つの橋の一番上流にあり、卯辰山を背景にした風景が美しいスポットです。

③常盤橋を渡った後に、浅野川の川辺におりました。

④「静明寺」です。徳田秋声の実家徳田家の菩提寺として知られています。
⑤境内には徳田秋声の墓碑がありました。井上靖の筆によるとのことです。

⑥2つ目の橋「天神橋」に向かいます。卯辰山の表玄関で山の天神さん(卯辰神社)へ登る山ということからこの名がついたとのことです。

⑦天神橋を渡ったら、すぐたもとに「了願寺」があります。琵琶を弾く「妙音弁財天」の銅像が目を引きます。

⑧天神橋から川辺におりて「梅の橋」を目指します。今ではマンション街も川辺の風景にマッチしているようです。
⑨3つ目の橋「梅の橋」がもうすぐです。犀川の桜橋に対して名付けられたといわれています。とても風情のある橋で数々の人気映画やドラマのロケ地にもなっています。

⑩梅の橋を渡ってすぐのところに、「滝の白糸碑」があります。泉鏡花の代表作「義血侠血」のヒロイン「滝の白糸」の銅像があります。

⑪4つ目の橋「浅野川大橋」を目指します。梅の橋から浅野川大橋にかけて、かつては加賀友禅の「友禅流し」が冬の風物詩となっていましたが、最近はあまり見かけなくなりました。なお浅野川大橋は金沢観光のシンボルであり、登録有形文化財にもなった3蓮アーチ橋です。
⑫浅野川大橋のたもとには、復元された「火の見櫓」が建っています。もちろんCLからガイドを元に説明がありました!

⑬浅野川大橋中央から上流の眺めです。金沢市の眺望点ともなっているとのことです。「浅野川の清流や河畔の親水空間、川並みの街並み等が一体となった情緒ある落ち着いた景観と、これらの背景となる緑豊かな卯辰山、戸室山等への遠望景観が調和した美しい眺望景観が形成されている」とのことです。

⑭浅野川大橋から下流へ進みます。川の向こう岸には「主計町茶屋街」が見えます。

⑮5つ目の橋「中の橋」がもうすぐです。橋を渡るごとに一文支払ったことから一文橋とも呼ばれたとのことです。

⑯「中の橋」で、みんな集まって写真を撮りました!

⑰中の橋のたもとに「主計町緑水苑」があります。江戸初期に金沢城を防御するため作られた内堀、西内惣構堀(そうがまえぼり)を生かした池泉回遊式庭園です。

⑱主計町緑水苑をすぎると、なべの「みふく」や日本料理の「貴船」など、一度は行ってみたいお店が並んでいます!

⑲もうすぐ、6つ目の橋「小橋」です。とても小さな橋ですが、橋のたもとの石碑には「藩政時代、小橋は犀川大橋、浅野川大橋とともに金沢の三ツ橋と呼ばれ、金沢城防衛所の重要な拠点だった」と書かれていました。

⑳小橋の近くには、じろあめで有名な「俵屋」の本店がありました。皆さん、金沢観光客の撮影モードです(笑)

㉑最後の7つ目の橋、七つ橋渡りのゴール「昌永橋」です。鉄骨を三角形に接合したトラス橋であり、小橋とほぼ同じ形です。

㉒七つ橋を渡り切り、満足したところで、ランチタイム!! 小橋のたもとにある人気の「OTABA」さんです!!

㉓見てください!新鮮な野菜たっぷりのとっても美味しいランチです!!

㉔会話も盛り上がります!! 浅野川を眺めることもできます。

㉕ランチもとって満足したところで、浅野川を上っていきます。主計町茶屋街に差し掛かりました。

㉖有名な「暗がり坂」です。旦那衆が人目を忍んで茶屋街に通うための通路であったと言われています。

㉗「あかり坂」です。暗がり坂に対して、金沢市民からの要望で作家の五木寛之が自身の作品の中で「あかり坂」と命名したそうです。

㉘浅野川大橋から「主計町茶屋街」を眺めます。川沿いに立ち並ぶ町屋と並木が美しいです。

㉙ひがし茶屋街に来ました!観音町通りです。

㉚もちろん「ひがし茶屋街」の真ん中で、みんなで写真を撮りました! 金沢はじめての観光客モードです(笑)

㉛ひがし茶屋街の奥にある「宇多須神社」です。卯辰神として祀ったのが起源で、「毘冴門さん」とも呼ばれ、地元では親しまれています。

㉜「宇多須神社」の本堂です。今日節分祭が観れなかったのが残念です(涙)

㉝今日のゴール、五本松の「宝泉寺」からの眺めです。金沢の古い町並みが一望できます。

㉞最後に今日は観れませんでしたが、明日2月3日(月)に行われる「宇多須神社節分祭」のポスターです。ひがし茶屋街にたくさん掲げられていました。今度はぜひ観たいです!
それでは、浅野川7つ橋渡りと宇多須神社節分祭に参加いただいた皆様、大変お疲れ様でした。次回も楽しい街中散策やハイキングができることを期待します!
そして最後までお読みいただいた方々、ありがとうございました!