白山清掃登山(2702m)

故郷の霊峰に感謝のしるし                   9月24日

白山清掃登山は、当初の計画では、砂防新道 コースから南竜を目指すコースであったが、砂防新道が登山道崩落の危険のため通行止めとなり、観光新道から室堂までのコースに変更となる。L,SL以外に 11名の参加があり、総勢13名で登山道のゴミ拾いとともに、殿ゲ池避難小屋と便所の清掃を行った。拾ったゴミの総量が500gもなく、ゴミが少ない感じ であった。白山登山者のマナーの良さとともに、定期的に個人か、我々と同じように、どこかの会が清掃登山をしているからではないだろうか。当日は天気に恵 まれ、白山登山自体も楽しめた。紅葉には少し早いが、それを感じる風景が観光新道コースの上部、弥陀ヶ原、室堂で見られた。参加者の半分は山頂を極め、頂 上からの展望を堪能された模様である。故郷の山、白山へのわずかな恩返しと、初秋の白山登山を楽しんだ充実した1日であった。
観光新道のきつい登り 観光新道から、次の例会で登る釈迦岳が見える
馬のたてがみあたりからは、紅葉の気配が感じられる風景が・・・ 弥陀ヶ原から室堂に通ずる五葉坂を望む
 
殿が池避難小屋に着き清掃開始。小屋の中の掃除とトイレ清掃。ここから頂上を目指すグループは早歩きを始める。このあたりはすっかり黄色に紅葉した草木が 多くなる。ナナカマドも赤い実をつけている。馬のたてがみ、蛇塚を経て黒ボコ岩へ。弥陀ヶ原へ入ると御前峰が明るく輝いている。

弥陀ヶ原には立派な木道が続いている。室堂から山頂への道も平らな石が階段状に敷き詰められている。登山道保護のためとは言え、過剰な整備は歩きやすい反 面、自然らしさが失われ残念な気がする。風もなく穏やかな山頂からは、御嶽山、乗鞍岳が雲の上になんとか顔を出していた。展望を楽しんだ後室堂へ下ると、 ゆっくり組がテーブルで昼食の最中だった。