卯辰山寺院郡を訪ねて

金沢市街散策          6月11日(日)

参加者 10名
行動記録 天神橋9:20---了願寺---寿経寺---宝泉寺---宇多須神社---西養寺---誓願寺---真成寺---本光寺---妙国寺で解散11:30
前 日、百万石祭りが行われ静かになったかなと思われたが、天神橋から登る卯辰山の車道は静かではない。集合時間より早く8時に到着したのに、集合予定の菖蒲 園の駐車場はもう満杯で、結局相撲場手前の所から歩くことになった。散歩や散策の人が多く、日頃それぞれのコースを楽しむ散歩愛好家が多いと見た。
天神橋詰で顔合わせ 寿経寺では七稲地蔵の説明を・・・
ボランティアガイドまいどさんのO氏と顔合わせ。金沢市が発行している卯辰山山麓寺院郡「心の道」の パンフレットのコースを巡るが、「概要はパンフレットにまとめられているから、それ以外のことを説明をします」「道も地図通りにはあるきません」との言葉 通り、なかなか博識があり説明が面白く興味深く聞くことが出来た。天神橋から浅野川をはさんで向うに見える林の茂みにある、静明寺は徳田秋声家の菩提寺。橋詰めにある了願寺で は「琵琶があります」の説明に、枇杷の木を探すが無い!な〜んだ琵琶を抱えた開祖{妙善上人の像}でした(-_-;) 寺院の横の町屋が続く狭いみちを行 くと、観音町の寿経寺に着いた。ここは飢饉の時、大勢の人たちが卯辰山から「ひもじ〜いわいや〜〜」と、叫んだ声を聞いた殿様が倉米を民に食べさせた、と 伝えられている一揆の首謀者七人が、お地蔵様として祀られている。
緑深い西養寺 鬼子母神(真成寺)さんの柘榴
玄関の彫刻は見事な竜と獅子(本光寺 土塀が続く静かな町並み
七稲地蔵では、地蔵さまは地獄の数が六つなので普通は六体だが、一揆の首謀者が7人祭られているので七体のお地蔵様があること。三軒しかない観音町の民家の間をぬけると鋳物で出来た蓮如像があり、その像の下に彫られている言葉{顕鵞珠於死後}を修行中の逸話から教えていただいた。西養寺で は{釈迦出山の図}ではじっと見ているとお釈迦様の目と口が動いて見える不思議な掛け軸やゆうれい釜を見学。寺院郡を歩いてみると、金沢やその近辺に住ん でいて、近くの道を車で通り過ぎるのだが、初めて知ったことも多く興味はつきなかった。芭蕉などの句碑や宮崎友禅斎、など金沢の歴史、文化に影響を与えた 人たちゆかりの寺が多く東山は奥が深い!旅行者気分でまたふらりと訪れてみたいものだ。