奥能登珠洲の歴史散歩      10月28日

車で行く分には珠洲は近くなり、金沢から2時間もかからずに行ける。今あ廃線となった能登鉄道の鵜飼駅から
歩き始めた。使われなくなった線路は赤茶けて錆びているが、駅舎は綺麗に掃除されている。聞くと珠洲実業高
校が、ここの掃除をしたり駅舎で催し物をしたりしているとのこと。今回案内をお願いした法住寺の佐伯さんが、
鵜飼駅まで来て頂いた。
鵜飼駅で 赤茶けた線路
金峰寺(こんぽうじ) 宿神社
歩くと、由緒のある寺や神社が多いことに気がつく。道を歩
いていると魚網を積んである会社があった。さすがこの地
域の光景と言える。いろいろな草木や木々が植えられた
家の間を縫うように、秋気配を感じながらの散策である。

点在する家には人の気配がするものの、みんな年寄りば
かりでらしく、子供には一人も出会わなかった。法住寺へ
行く手前で珠洲焼きの窯跡を見たが、歴史を感じる大きな
登り窯であった。
法住寺は人家は一軒あるだけの自然の中に包まれて建っ
ていた。墓に埋められていた珠洲焼きの壺が盗掘にあっ
たそうだ。
廃墟があちこちに目につき過疎の様子に胸痛む思いを感
じながら歩いた。
かりんの木がある民家

愛宕神社の大杉 山門に金剛力士像がある、法住寺

珠洲のシンボル、見附島 歴史探訪の後は貝拾い