車で行く分には珠洲は近くなり、金沢から2時間もかからずに行ける。今あ廃線となった能登鉄道の鵜飼駅から 歩き始めた。使われなくなった線路は赤茶けて錆びているが、駅舎は綺麗に掃除されている。聞くと珠洲実業高 校が、ここの掃除をしたり駅舎で催し物をしたりしているとのこと。今回案内をお願いした法住寺の佐伯さんが、 鵜飼駅まで来て頂いた。 |
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鵜飼駅で | 赤茶けた線路 |
金峰寺(こんぽうじ) | 宿神社 |
歩くと、由緒のある寺や神社が多いことに気がつく。道を歩 いていると魚網を積んである会社があった。さすがこの地 域の光景と言える。いろいろな草木や木々が植えられた 家の間を縫うように、秋気配を感じながらの散策である。 点在する家には人の気配がするものの、みんな年寄りば かりでらしく、子供には一人も出会わなかった。法住寺へ 行く手前で珠洲焼きの窯跡を見たが、歴史を感じる大きな 登り窯であった。 法住寺は人家は一軒あるだけの自然の中に包まれて建っ ていた。墓に埋められていた珠洲焼きの壺が盗掘にあっ たそうだ。 廃墟があちこちに目につき過疎の様子に胸痛む思いを感 じながら歩いた。 |
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かりんの木がある民家 |
愛宕神社の大杉 | 山門に金剛力士像がある、法住寺 |
珠洲のシンボル、見附島 | 歴史探訪の後は貝拾い |