大 猫 山 (2070m)     6月26日   富山県上市町

参加者  12名
行動記録 城北P5:35---高速立山IC---馬場島7:00---登山口7:20〜35---1400mピーク8:40---
大猫平10:55〜11:10---山頂12:10〜13:00---大猫平13:45---1400mピーク15:00---
登山口16:05〜20---湯神子温泉入浴---城北P18:50

城北Pから北陸道東ICに入り立山ICで下 りる。下りてからは、標識にしたがい馬場島へ。7時、予定通り到着。この先トイレが無いのでトイレ休憩を取る。馬場島までは舗装された良い道だが、これか らブナクラ取水堰堤までは、デコボコ、石がゴロゴロの悪路。普通車なのでゆっくり慎重に走る。狭い橋を二つ渡り駐車場に着く。Nさんが5月8日に赤谷に登 るのに来た時は二つ目の橋(鉄板が架かっている)は撤去されていたと言う。《この橋は5月末に架設され11月下旬に撤去されると本に書いてあると本に書い てある》この駐車場からは赤谷山、猫又山にも登れる。すでに、数台の車が止まっている。この車の人たちはどの山に行ったのだろうか。
今日の大猫山は標高差1200m。歩行時間は登り4:30、下り3:00と大変ハード。
ブナクラ取水堰堤駐車場 立派な大杉の尾根。キツーイ急登
出 だしから登り一変等その上、笹や木につかまりながらの急登である。お天気が続いているので登山道はカラカラ。立派な杉の大木が何本もある尾根を歩き、 1400mピークを越えた鞍部は木が刈り込まれ絶好の展望台になっている。赤谷山、剱岳が大きく見え歓声が上がる。「あれが小窓、大窓、三ノ窓」となんと も賑やか。心配していた1500m付近の大きな岩にはロープが下がっており、皆スムーズに通過できホッとする。

大猫山4回目のNさんが「以前より登山道が落ち着き随分歩きやすくなった」と言っている。残雪がたっぷりある大猫平で一服。ここからの剱岳の展望も素晴し く、後立山連峰もうっすらと見える。東芦見尾根までは夏道を歩いたが、一部急斜面に残雪があり気をつけて歩く。今年は例年より10日から2週間程、雪解け が遅いと聞き、参加者にはストックかピッケルを必ず持ってくるように伝えたが、このあたりの残雪の具合がよく分からず、どんな装備を持っていけばよいのか 悩んだ。
残雪の大猫平を行く 大猫平からの赤谷山
振り返って見た大猫平 大岩の登り
大猫山頂上 頂上直下の雪渓から霧に霞む剱岳
疲 れがピークに達している身には、大猫平から200mの最後の登りは辛かった。急登を登りきって10分ほどで12時過ぎに全員頂上に到着。先客が数人いたの で「どこが山頂ですか?」と聞いて指さすほうを見ると《苦労して登ったのにここが山頂?》と拍子抜けするような赤い印が七夕の短冊みたいにぶら下がってい た。

迫力ある剱岳は霞んでいたが、手が届きそうな目の前には猫又山、その横に釜谷山、すぐ後ろには毛勝山と苦労して登らないと見ることが出来ないダイネミック な展望が広がっている。頂上にも残雪があり童心にかえって尻セードを楽しむ人もいる。帰りはよくこんな急登を登って来たもんだと感心するくらいの急な下り が続いた。登山道にはイワウチワ、ヒメシャガ、鮮やかなピンクのツツジが咲いていて元気を貰った。下りもすご〜く長くザックの水を全て飲み干した頃登山口 に到着。それほどきつく大変な山だった。
オオカメノキ 急斜面の下り
この、大猫山の例会では残雪の様子が心配なので、高岡在住のGさん(時々GさんのHPを拝見している)に思い切ってメールを出した。親切なアドバイスを頂きとても参考になり助かった。

登りは何の問題も無く頂上に立てたが、下りで(東芦見尾根〜大猫平の間)少しルートを外しすぐ戻った。グループで歩くとつい人の後について行きがちであるが、各自がルート確認をしっかりする事の大切さを改めで感じた。