人形山(1726m)   6月19日(日)   晴れのち曇り

登り 4時間  下り3時間 参加人数  3名 富山県
車で金沢から304号線を城端へ。五箇山ト ンネルを経て、R156号線で上梨トンネルを過ぎ五箇山観光の中心地・上梨で庄川を対岸の田向へ渡る。湯谷に架かる橋の手前で左折し長い林道をグングン高 度を上げたる林道はかなり整備されており下手な運転でも無事に中根平山荘、さらに暫く行くと広い駐車場に着いた。人気のある山なのか駐車場はすぐに満杯と なり団体のマイクロバスも3台あった。林道と駐車場は更に整備されつつある。
登山道は一本道で杉林を過ぎたところで一度下るが、後は人形山を右に見ながら宮屋敷まで高度を上げる。杉林の中は暑く汗まみれとなり、展望が開ける宮屋敷に着いた時はホッとした。

宮屋敷は、上梨にある白山宮がかってあった場所で現在は鳥居だけが残っている。ここからは緩い下りで、ダケカンバの林を下っていくと最低鞍部に出る。山腹をつめて稜線に出ると「右人形山、左三ガ辻山」の道標がある。

9日の下見の時には白山連峰が綺麗に見えたが今日は霞がかかったようにボーッとしていて残念!下見の時にあった残雪も10日余りのうちにすっかり消えて僅かに一箇所あっただけだった。道標を右に折れ穏やかな稜線を辿ると人形山山頂に着いた。
山頂は草原が広がり、一気に夏の装いになったためかイワカガミ、ヤシオツツジ、清楚なツバメオモト、コバイケイソウや一輪のニッコウキスゲなど、春の花か ら夏の花までが同時に咲いて感激と歓声の連続だった。又ウラジロヨウラクの大木に淡紅色の花が鈴なりに垂れ下がっているのが見事だった。写真が皆ピンボケ で私達が味わった感激を伝えられないのが残念 & <m(__)m>
人 形山の山名は、残雪期の雪形にまつわる哀しい伝説からついたもので「仲の良い姉妹が病気の母の回復を祈って山頂の権現堂に願をかけたが、下山途中霧に包ま れて遭難。その姉妹の姿が人形の雪形となって現れるようになり人形山と呼ばれるようになったと言う哀しい伝説からつけられた。