参加者 | 17名 |
行動記録 | 1 日目 金沢駅西口5:30---濁河温泉登山口10:40〜11:00---湯の花峠12:00---かえる岩(昼食)12:15〜12:35---お助 け水(八合目)13:20〜13:30---五の池小屋14:45(泊) 2日目五の池小屋6:45---分岐7:30---三の池避難小屋8: 15〜8:25---8合目10:00〜10:20---7合目行者小屋11:05---ロープウェイ駅11:20---入浴---金沢駅18:30 |
10月1日 ゆっくり ゆっくり 五の池小屋まで
白山の山頂から見え る御嶽山、と乗鞍岳はいずれも独立峰でありながら山容が大きく幾つもの山頂を有している。何時かは、雲海に浮かぶあの山頂から、郷土の山、白山を見てみた い!白山に登るたびにこの思いは胸の中に大きく膨らんでいった。錦秋の霊峰でを心ゆくまで楽しむ?ハズであった。濁河温泉から登る小坂口登山道を登り、五 ノ池小屋泊。翌日は飛騨山頂から剣が峰を目指し、黒沢口登山道を七合目まで下りロープウェイで鹿ノ瀬駅へ下る予定を立てた。17名とザックと期待をいっぱ いに載せたバスは、一路濁河温泉を目指してひた走る。思いの他時間がかかり、登山口を歩き始めたのが11時。1/42との印があり山頂まで42の標識があ り、飛騨山頂までの目安になり励みになり良かった。 | |
登山口には信仰の山らしく鳥居がある | 神社を過ぎると本格的な登山道となる |
ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン、ジャン♪その名もジョーズ岩 | 8合目のお助け水で・・でも水はありません |
2班ただいま到着〜〜(*^^)v | 湯の花峠はコースの中間あたり |
森林限界を過ぎると、ハイマツの中にお不動様?がおわします | 新しくなった五の池小屋(以前はすご〜く汚かった) |
歩 き始めはなだらかな登山道が続き、左手には仙人滝が見えて来る。ゆっくり、ゆっくりを心がけて歩く。映画のポスターにそっくりな、ジョーズ岩。無事帰ると 引っ掛けたかえる岩。形を見立てた岩の名前がついていた。高度を上げるにしたがって紅葉が目立つようになるが、ガスが追いかけてくるようになり谷は真っ白 に。樹林帯を過ぎると風も強く、登山道は左てに岩が積み重なったガレ場を歩くようになり、ガスの中に建つ五の池小屋に着いた。小屋は33名の団体や先客す でに寛いでいた。我々の後にもぞくぞくと小屋に到着し、満員となった。リーダーが集まり、翌日は風が強く、稜線を歩くのは危険と判断し、摩利支天を諦め、 三の池を左に見るコースから、最短距離で剣が峰を目指すことにした。 |
10月2日 強風にコース変更
昨日は土間に(勿論、板を敷いてその上にマット、布団を引く)寝た。山小屋の仕組みは良く出来ていて天井から布団を下ろし食堂になる部分にも寝る。そしてその人たちのザックが片付いた後に我々の布団が敷かれやっと就寝。そんな、こんなで我々が寝たのは最後であった。 4:30分から一番目の食事が始まった。食堂に寝た人たちが一番目に食事を摂った。その次が地元の胡桃島からの33名の団体。彼らは昨日のうちに山頂を往 復して、今日は小坂口コースを下るだけなのに・・・。引率のリーダー曰く「食事の後、もっとゆっくりして欲しいが、後がつかえています。8時ころまで部屋 で寛ぐなり、飛騨山頂を散策するなり寛いで下さい」だと!勿論誰一人山頂を散策するものはおらず、皆さん部屋で寝転んでいるようだった。 到着順なら仕方が無いと思うが、食堂で寝た人たちは我々の後に小屋に着いた人たちである。寝た場所が・・・と言えばそれまでだが、天候が悪く誰もがすこし でも早く下山したいと思うときに、余りにも地元優先の配慮に納得がいかなかった。ツァーのリーダーは地元の顔を利かせた積りで鼻が高かったかも知れない が、これが山小屋での常識だとしたら不愉快である。 |
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避難小屋の存在は助かった! | エスケープルートにしては厳しいコースだった |
柱状節理を思わせる岸壁もガスに霞んで見える | ナナカマドの紅葉が盛り |
摩
利支天へのコースは二つあるが、風を避けて三の池を左に見るコースをとった。風は相変わらず強かったが、サイノ河原近くの稜線に出たとたん、風の強さが違
う。おまけにガスで視界が利かない。「軽いMさんが飛ばされそうだった」とは後から聞いた話。剣が峰へ登るどころか、安全に下山しなければ・・・と三の池
から斜めに八合目〜ロープウェーへ の風を避けるコースをとることに決めた。三の峰避難小屋で休憩してテルモスのお湯で温まり小屋を出た。リーダーの後に軽い?人が続き、その後ろに男性に 入って貰い班を編成しなおして下山することにした。高度が下がると風も収まり紅葉が美しく、天気がよければどんなに綺麗なことか・・・と残念っだった。 |
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ナナカマドの赤い実と、黄色い草紅葉の中を行く | 七合目の石像、ここまで来ると信仰の山を実感する |
七合目では名物力餅と百草丸が・・ | ロープウェーよりゴンドラをぱちり |
ロー プウェーで鹿の瀬駅に降り立つと、稜線の強風はなんだったの〜と言いたくなる穏やかなお天気!しかし御嶽山の上の方はガスの中なので、やはり強風が吹き荒 れているのかも・・・。今回は強風に阻まれて、山頂に立つことは出来なかったが、コースを変更したり、参加者全員でサポートしあって無事に下山することが 出来た。このことは、以後の山行に役に立つ貴重な経験となったと思う。 |