笠ケ岳(2897㍍)=岐阜県
━日本百名山の秀峰を登る━
【期日】 8月1日(日)、2日(月)
【天候】 晴れのちガス、少々雷雨(1日目)、快晴(2日目)
【参加者】7人
【コース&タイム】
◆8/1日(土)標高差約1800m・距離10.8km
県内の集合場所4:30-新穂高温泉P7:20-笠新道登山口8:25―杓子平12:30~13:00(昼)-稜線(笠新道分岐)14:30―笠ケ岳山荘15:50(泊)
◆8/2日(日) 距離17.9km
笠ヶ岳山荘4:30-笠ケ岳山頂-山荘6:00-笠新道分岐・抜戸岳・弓折岳鞍部10:10-鏡平小屋10:40~11:00―わさび平小屋13:15~14:00(昼)-新穂高温泉P15:10-ひがくの湯♨入浴16:15―県内の集合場所18:30
【山行経過・雑感】
初日の笠新道から杓子平を越えて稜線までの登り6時間が、この山行最大のヤマ場となった。
急こう配がずっと続く訳ではないのだが、つづら折りの道が立ちはだかる。樹林帯や岩場を、登れど登れど、ポイント地点が見えてこず、時間が経っていく印象だ。修業の山としてふさわしい。この日は、青空がみえるものの、雲は多かった。稜線にたどり着いてからは、みるみるうちに空が灰褐色になり、小雨が降る。雷雨となり、それが後押しし、健脚者は、タッタッタと山荘に到着した。稜線に出てしまえば、山荘までは早かった。
全員がゴールした後、さらに雷鳴が響き、土砂降りとなり、予定していた目の前の笠ヶ岳登頂は、断念。翌朝に持ち越した。日の入り前になると、辺りは、しんと静まりかえり、「アーベントロート」(夕焼け)を眺めることができた。歓声が沸いた。
最終日の2日目は、快晴。早朝すぐさま笠ヶ岳に向かい、出発から15分で頂上に到達した。槍ヶ岳の真横から太陽が顔を出す。隣の穂高連峰も一緒に朝日を浴びる姿をじっくりと堪能した。帰りは、弓折岳まで稜線歩き。青空が広がり、明るく、涼しく、楽しい。常にヤリなど名峰の数々を眺めながら、気持ちよくステップを踏んだ。花も愛でることができた。弓折岳からは一気にくだる。逆さヤリで有名な「鏡平小屋」を経て、休憩どころにふさわしい「わさび平小屋」でひと息。この小屋では、新鮮なキュウリやトマト、そうめんが食べられる。沢の水も豊富。水浴びして、ほてり切った身体を冷やした。そしてゴールとなった。スタートゲートを越える笠新道。本番始まる登る登る岩あり、簡単なはしごありごろごろした大岩もある杓子平に到着