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2017/03/01

取立山 護摩堂山 周回 個人山行報告

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取立山 護摩堂山 周回 個人山行報告
2017年2月27日(月) 晴れ時々曇り
参加人数:2名



青:事前に地図でシミュレーションしたルート
赤:実際に歩いたトレース



コースタイム

取立山駐車場 9:50 -取立山登山口(夏道の)10:45 - 第一ピーク 11:27 - 取立山山頂 12:03 - 避難小屋 12:24 - こつぶり山山頂 12:34 〜 12:50(昼食) - 護摩堂山 13:45 - 下山(国道157)15:52 〜 国道歩き 〜 取立山駐車場 16:15






区間データ

駐車場〜取立山山頂
沿面距離:約3.4km
標高差:約707m
累積標高差:+約717m ー約10m
所要時間:約2:13(休憩含む)


取立山山頂〜こつぶり山
沿面距離:約1km
標高差:約−48m
累積標高差:+約43m ー約92m
所要時間:約30分


こつぶり山〜護摩堂山
沿面距離:約2.3km
標高差:約−126m
累積標高差:+約104m ー約230m
所要時間:約55分

護摩堂山〜国道下山口
沿面距離:約2.9km
標高差:約−468m
累積標高差:+約127m ー約595m
所要時間:約1:50


国道下山口〜取立山駐車場(国道歩き)
沿面距離:約2.3km
標高差:約−50m
累積標高差:+約27m ー約77m
所要時間:約23分


全区間
沿面距離:約12km
最大標高差:約709m
累積標高差:+約1019m ー約1009m
所要時間:約5:46(小休止は含みますが、お昼休憩は含みません)


概要

 取立山は、白山の眺望スポットとして大変に人気が高く、この日は月曜日と平日にもかかわらず、駐車場には10台くらいの車が置かれていました。
土日ともなれば、駐車場は溢れかえり、国道脇の少し広い場所にもたくさんの車が並びます。
取立山までのピストンであれば、それほど危険な箇所もなく、強風にさえ会わなければ比較的初心者でも挑戦できる山だと思います。
もちろん、冬山装備やワカンは必須です。
この日も踏み跡はしっかりしていて、取立山山頂まではツボ足で歩けましたし、風も穏やかで、防寒着はザックの中から出すこともありませんでした。

 しかしながら、護摩堂山までの周回となると、かなりハードなコースになります。
取立山までのピストンであれば7kmほどですが、周回となれば雪の中を最低でも12kmは歩き通さなければなりません。
こつぶり山から先は、踏み跡もなく、バックカントリーのスキーの跡が残っているくらいでした。
安易に踏み込むべきルートではないと思います、経験者に同行してもらったほうが安全です。
最後の護摩堂山への登りは、疲れた足にはかなり堪えます。

 このルートにはエスケープコースがあるように見受けられます。
護摩堂峠から林道に沿って南に進むと、尾根沿いに下る道が伸びています。
道は途中で途絶えてしまいますが、ワカンで進めるような条件であれば、そのまま尾根に沿って下ってくれば国道に出られると思われます。
バックカントリーのスキーヤー達は、なるべく広くて長い下りを好みますが、ワカンで下るのであれば雑木林の中でもそれほど苦にはならないはずです。
少なくとも、今回下ってきたルートよりは安全でしょう。

 今回の下りルートは、完全にルートを読み間違えたというか、失敗しています。
なだらかそうな尾根を選んだつもりが、なだらかすぎて谷へと迷い込んでしまいました。
登山経験20数年のベテランが同行していましたので、任せっきりで後をついて行ったんですが、、、。

 雪山で道に迷った場合は、数十年の登山経験とか野生の感とかは全くあてになりません。
唯一信頼できたのが、iPhoneのGPSアプリと、事前に仕込んでおいたカシミール3Dの地図です。
迷った地点から、iPhoneで状況を調べると、沢の右手の尾根の向こうに林道があるのが確認できました。
尾根に出るためには100mほど登り返さなければなりませんでしたし、陽の当たる斜面は雪が柔らかく難儀しましたが、なんとか林道に出ることができました。
迷ったと言っても、すぐそこに国道が見えているんですが、どうにも進めない、、、。
なるほど、こんなところでも遭難は普通に起こりうるのだなと、教訓になりました。
iPhoneを持っていなかったらどうなったか??
ちょっと想像したくないですね、、、、。

 さて、肝心の白山の眺望ですが、この日の高気圧はちょっと勢力が弱かったようで、快晴とはなりませんでした。
雲の合間から見え隠れする程度で、残念といえばそうかもしれませんが、こつぶり山から護摩堂山までの尾根道は開けていて、実に気持ちの良いコースでした。
これは、いずれの日にかリベンジせねばなるまい!
むしろ、斜面を降りてくるよりも谷峠まで尾根歩きを楽しんで、車を二台使って回収してくるほうが
快適で安心だと思われます。
時間的にも、そのほうが早そうです。





福井県側の駐車場に車を置いて登り始めました。




踏み跡はしっかりしていて、取立山まではツボ足で行けました。




杉林の中を進んでいきます。




夏用の駐車場の上あたり、夏道を進んでいきます。




去年の12月に来た時よりは雪も十分にあり、締まっていました。




第一ピークへの急登。
夏道は蛇行していますが、まっすぐに登って行きます。




第一ピークを巻くようにして進みます。




痩せ尾根を進んでいきます。





進んでいくと、開けた場所に出ます。
この辺りの傾斜はややなだらかです。



再びやや急登がありますが、それを超えるとなだらかな山頂へのアプローチになります。




山頂が見えてきました。






すでに数人の登山者達がいます。
白山は??w




取立山は通過点でしかありません^^;
さっさと、下ります。




取立平、このもう少し先でワカンを装着しました。




取立山を振り返る。





取立平の雪原。




取立平から大日山方面。




避難小屋は雪の中。




こつぶり山山頂から白山方面。
雲が、、、、^^;
ここで20分ほど休憩、昼食にしました。




取立、護摩堂スカイラインをいきます。
山スキーの跡らしきものはありますが、この日ここを周回した登山者はいなかったようです^^;




山頂が見える??w




いや、いい道ですねぇ、、、。




低木林に囲まれる箇所もあります。




別山が顔を出しました!




大汝と御前峰が一瞬だけ顔を出した!




この辺りが護摩堂峠か?




護摩堂山への登り返し。
疲れ切った足には堪えます^^;





嘘やろ?
と言いたくなるような、容赦のない登りが、、、、^^;




護摩堂山から下りました。
ここで、師匠はコースを読み間違えた模様、、、、。
素直に、バックカントリーのスキーヤー達が滑走した場所まで行けばよかったのに^^;





この一帯には、滑走の跡も、ワカンの踏み跡も全くありません^^;





谷に迷い込んだようですね。
ストックでつついてみましたが、水は流れてなさそう、確かに歩きやすいコースではありましたが、そこが罠!




川が、、、、。




これ以上川沿いに進むのは危険!
ここでルートを探りました。
北西に100mほど進めば、林道に出ます!とiPhoneが教えてくれました^^;

しかし、そのためには標高にして100mほど登り返す必要があります。
地獄の特訓の始まりです!w

ここから先は、写真など悠長に撮っている余裕はありませんでした。
無事に下山できたのはiPhone様のおかげです!


<追記>

せっかくの経験なので、なるべく参考になることを追記します。

このコースは雪崩の危険があるとのご指摘をいただきました。



林道わきの斜面です。

気温が高いときは雪崩が起こる可能性大ですね!


取立山 護摩堂峠周回 その6 下山ルートについての考察


 ↑ で下山ルートについて検証しています。

参考になれば幸いです。


個人山行報告取立山(1307.2m)・原高山(1339m)・こつぶり山(1264m)・護摩堂山(1152.4m)周回2014年1月5日(日) 快晴


 ↑ 3年前の記事へのリンクです。

正しいルートのGPSデータがダウンロードできます!




23:44 | 投票する | 投票数(4) | コメント(4)
コメント
会員2017/03/03 12:00:59
3年前に同じルートを歩いた者です。今回の山行では護摩堂山ピークの手前から護摩堂谷に下っていますが、ここは周囲を斜面に囲まれた沢状地形で雪崩などのリスクが高いように思います。私達は、ピークから伸びる尾根を下り今回と同じ地点で国道に取り付きました。個人山行報告からGPSデータもダウンロード出来ますので、検証されてはいかがでしょうか。
会員2017/03/03 15:30:52
http://decnonet.livedoor.biz/archives/52037613.html

↑で検証しています。
護摩堂山の山頂まで行って下るか、車を二台用意して谷峠まで歩いた方が良さそうですね。
時間的に余裕がなくなった場合は、エスケープルートもあるようです。
会員2017/03/03 17:32:13
ブログ拝見させて頂きました。こうした積み重ねが安全登山に繋がると私は思っています。勉強になりました、ありがとうございました。
会員2017/03/05 01:17:45
3年前の記事拝見しました^^;
私も、2年前に個人山行で取立山の記事を書いていますが、それよりもはるかに条件の良い天候だったようで、羨ましい限りです^^;

今年は、もう無理そうですね^^;
来年リベンジかな??