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例会山行報告 >> 記事詳細

2022/10/08

瑞牆山・金峰山テント泊例会

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瑞牆山(みずがきやま)(標高2,230m) 金峰山(きんぷさん)(標高2,599m)

~テント泊で奥秩父の百名山二座を登る~

 

瑞牆山(みずがきやま)

奥秩父山系の西側に位置する瑞牆山。全山が黒雲母の花崗岩で形成された、天にそそり立つような岩峰。

古くからの信仰の山で洞窟には修験者の修行跡や刻字が残り、山頂の西峰には弘法岩があり、空海開山伝説も伝わる。

金峰山(きんぷさん)

奥秩父の盟主。古くから甲州御嶽山といわれ、奈良県吉野の金峰山から「蔵王権現」を勧誘したことに始まるとされ、山頂にそびえ立つ五丈岩を本宮としている。

金峰山のシンボル「五丈岩」 : 高さ約15m。大きな積み木を重ねたような花崗岩の御像石(五丈石)がそびえている。ヤマトタケルが東征の際、金峰山を霊山と感じ、岩の下に社殿を建てたと伝えられている由緒ある巨岩。

■実施日:2,022101日(土)~102日(日) 両日共に快晴

■山行記録

 

1日目:瑞牆山

活動時間:5時間51分 歩行時間:5.0㎞ 累積標高:登り936m/下り640m 

出発4:52ー福光IC5:23ー長坂IC9:12ー瑞牆山荘P1005ー富士見平テント場(テント設営・食亊)11001200ー瑞牆山頂上13451425ー富士見平テント場1555(宴会・テント泊)

 

2日目:金峰山

活動時間:8時間20分 歩行時間:9.9㎞ 累積標高:登り913/下り1,203m 

富士見平テント場535ー大日小屋620ー金峰山頂上850940(食事)ー大日小屋1135ー富士見平テント場(テント撤収)12251320ー瑞牆山荘P1355ー温泉入浴(増富の湯)ー長坂IC15:55ー福光IC20:04ー解散「20:40

 

今回のテント泊例会は両日共、とにかく快晴に恵まれ、気温も良く、絶好の山日和だった。
1日目、まずは瑞牆山荘登山口(1,520m)から富士見平小屋テント場(1,816m)を目指す。標高差296m・コースタイム50分。テント泊の重装備もこのコースタイムなら有り難い。テント場はまだ混雑前で比較的山小屋近くのエリアに私達はまとまって設営出来た。
早々に食事を摂り瑞牆山へ。テント装備の重い荷物から開放され、アタックザックで超身軽になった私達の足取りは軽かった。大きく二つに割れた桃太郎岩の隙間に入って遊び、アスレチックな岩登りを楽しみ、そびえたつ大ヤスリ岩に歓声を上げ、瑞牆山登頂。見上げていた大ヤスリ岩を今度は断崖絶壁から怖々見降ろし、翌日登る金峰山・五丈岩を眺め、思いを馳せ、テント場に戻った。
夕食はお待ちかねの宴会。テーブルに並んだ差し入れの品々に盛り上がり、刻々と茜色に染まる空を眺め、お酒が進む(山小屋でワイン1本購入し皆に振舞ってくれたOさん、ありがとうございます) ほろ酔いで満天の星空を眺めたあと、就寝。
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 2日目、小屋前で朝焼けと富士山を写真に納めた後、金峰山へ。コース中間点で巨大な大日岩を見上げ、砂払ノ頭に出ると裾野がとても美しい富士山が目に飛び込んでくる。砂払ノ頭からこのルートのクライマックス *千代ノ吹上へ。紅葉した山頂周辺と五丈岩が段々と近付き、右手にはずっと浮かび上がる神々しい富士山の眺望。夢のような稜線歩きを楽しむ。神がかり的に大きな積み木を重ねたような五丈岩も目の前にして感動!金峰山山頂からは雲一つない秋空に遠景の山々もよく望めた。
五丈岩と金峰山山頂との鞍部は平坦地で絶好の休憩スポット。寒くもなく、まったり絶景を眺めながら、登って来た達成感も味わいながらの食事は格別だった。
こんな素敵なテント泊例会を企画・実施してくれたCSLに感謝で一杯です。長距離運転を引き受けて下さったメンバ―にも本当に感謝です。HPにアップしながらも目にした光景が浮かび、余韻でまた楽しめています。本当にありがとうございました。


急斜面を登り切ると、カラマツ林越しに岩峰の瑞牆山。その姿に歓声が上がる。

左の尖った岩がロッククライミングの対象となる大ヤスリ岩。右側の最も高い所が瑞牆山山頂。

 

 

 

富士見小屋テント場は樹林の中に広がっている。水場は小屋から瑞牆山荘方面に3分程下った登山道脇にある。「平成の名水百選」と表記あり。

 

 

 

小屋の前に「富士山ビュースポット」という可愛い看板。振り返ると確かに富士山ビュー。翌朝、朝焼けの空に富士山が。


                       ックリと二つに割れた桃太郎岩からは岩場の道。

 

 

 

アズマシャクナゲの混ざった針葉樹林帯を登り上げると正面に大ヤスリ岩。 裏に回り込んで最後の鎖場・ハシゴを越えると山頂。

 

 

 

瑞牆山山頂にて。八ヶ岳連峰を背景に。

 

 

 

山頂と大ヤスリ岩の間は断崖絶壁登っている途中、見上げていた大ヤスリ岩を見下ろす。

 

 

 





翌日に登る奥秩父の盟主*金峰山を眺める。山頂の五丈岩ですぐに金峰山と確認出来る。

富士山~南アルプス~御嶽山~八ヶ岳~北アルプスの大展望を楽しむ。

 

 

 

斜陽で照らされた道を下り、テント場へ。

 

 

 

1日目終了。とりあえず乾杯~!ほろ酔いで就寝。テントでゆっくり眠れました。

※宴会の写真を集合写真欄にも載せました。

 

 
2日目 -------------------------------------------------

 

2日目も快晴。金峰山を目指す途中、大日小屋前のダケカンバ林辺りから紅葉が目立つように。

 

 

大日小屋から針葉樹林帯の中を30分ほど登ると左手に大日岩。ここからは鎖のついた大きな岩の上を登る箇所がいくつか出てくる。

 

 

シラビソの原生林

 

 

 

砂払ノ頭に登り上がると裾野まで美しい富士山展望。

 

 

 

紅葉の登山道を登るメンバー。呼んで手を振ってもらい撮った写真。

 

 

 

紅葉が進んだビクトリーロード。

 

 

 

紅葉と富士山と一緒に。

 

 

 

金峰山登頂。五丈岩の迫力と大展望を堪能。

 

 

 

まったり休憩中、五丈岩の祠近くまで登り参拝している登山者が。信仰心厚いその方はメンバーのMさんでした。激写!

 

 

 

お腹も心も満たされ下山。登ってきた秋色の稜線。

 


大日小屋前から振り返って、紅葉と大日岩。

 

 

 

テントを撤収し下山。30分程度で登山口到着。テント場が近いって本当に有り難い。
 

ラジウム温泉「増富の湯」入浴でさっぱり、心も体も大満足で帰路につく。

 

 

 

 

 


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