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例会山行報告 >> 記事詳細

2012/03/06

取立山 1307m・護摩堂山

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2012年3月4日(日) 晴れのち曇り 参加者18名 B健
取立山 1307m・護摩堂山
わかんハイク


[コースタイム]
集合場所6:00-東山いこいの森入口7:00~7:20-取立山9:30-避難小屋9:50~11:15-護摩堂山12:30~12:40-国道157号線@おいの水谷13:30-東山いこいの森入口14:00-集合場所15:15
※歩行距離:約11km、 標高差 約700m   
車距離43km×2×4台
取立山GPS軌跡2012_3_4.gdb


取立山・歩いた軌跡


歩いたコースの標高断面図

 前々から歩いてみたいと思っていた、取立山・護摩堂山の周回コースを歩いてくることができた。天気予報は夕方から雨を報じているが、朝の天気は上々、山々の眺めを期待する。登山口となるいこいの森入口の国道脇の温度計は、マイナス2度をさしている。雪は締まっていて、しっかりとトレースもあってつぼ足で問題なく歩ける。まるで整備された舗装道路を歩くよう、とリーダが後でおっしゃっておられた。

 夏道を登ってぐるっと左手に曲がる標高1050m付近からの最後の急登では、アイゼンをつける方もおられた。階段状の踏み跡があるので、登りならしっかりと足をおけばアイゼンなしでも大丈夫だが、標高差にして50~70mほどの間は、かちかちに凍っていて、ストックではなくピッケルのほうが良かった状況だった(この時間にここを下るならば、アイゼン・ピッケルは必須かも)。この尾根筋は風も強く、1000m以下とは別世界である。山頂付近もとにかく風が強く、冷たい。風が強くて立っていられないほど、とまではいかないが、歩いていると風に吹かれてぐらっとする、というほどの強さはあった。

 山頂からの眺めもほどほどに、とにかく冷たい風で立ち止まっていられないので、早々に避難小屋に向けて広くて気持ちよい斜面を一気に駆けおりる。避難小屋そばの風が避けられる場所にたどりついて、ようやく息をつくことができた。ここで、お店を広げてうどん鍋をいただいた。この雪の中で暖かいものが食べられるのは、幸せです。準備くださったNさん、ありがとうございます!日差しもあって、長時間いても寒さは感じなかった。風当たりが違うだけで、全く体感気温が異なることを身をもって感じた。

 サブリーダのNさんの指揮で、スコップで雪を掘り、積雪の断面を観察したり、トラバースでの足のおき方をお教えいただくなど、ミニ講習会もあった。休憩を終えて歩きだすと、雪はすっかり柔らかくなっており、春山を実感する状況になった。1264mピークから取立山頂の眺めが素晴らしい。白山は少し雲に隠れているが、眺めのよい場所である。ここからの歩きは気持ちのよい稜線歩きで、雪が落ち着いたこの時期ならではの楽しみである。残雪歩きを充分に満喫して、登山口に戻った。国道の気温表示は6度になっていた。今日は、いい日になった。車に乗ると、雨がぱらつき出した。

今日の教訓
  1. 装備はしっかりと。雪山では、特に衣服や忘れ物にも注意。危険にもつながる。
  2. 春先は、山の風が特に冷たく感じる。厳冬期よりも、体感での寒さを感じるようです(春先は、晴天での登りは暑く、そのくせ気温は意外に低く、風でも吹けば体感気温は真冬なみ、ということでしょうか。意識して備えることが大事)。
  3. このコース、条件が揃えばB健ではなくBでは?(今日のコンディションが良すぎただけかもしれませんが)

朝もやに包まれた街


山頂から白山方面を望む


山頂を降りて小屋に向かう


小屋の状況(ここから見て左手の窓を開けられるようになっている。入口は雪の下。)


休憩中


取立山の山頂方向を振り返る(稜線を下る人が見える)


護摩堂山に向けて穏やかな稜線歩き(お勧めのコース)

★集合写真は、会員専用ページに入れました。
00:31 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0) | 石川県の山(夏)