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例会山行報告 >> 記事詳細

2022/04/25

奥医王山

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奥医王山 939m
新緑の医王山 横谷峠登山口から往復

実施日 令和4年4月24日(日)  曇り
参加人数 14名
コースタイム
横谷峠登山口8:40→見晴台11:10→奥医王山11:20~12:00→鉄塔13:00→横谷峠登山口14:00

 奥医王山への登山道は、夕霧峠から入る最もポピュラーなルートのほか小原尾根を辿るルート、近年整備された栃尾からの登山路、それに横谷峠からの県境尾根ルートの4つがある。今回は県境尾根ルートを往復する例会だ。参加者の多くがこのコースは初めてという。
 登山口は、砺波平野の散居村を見下ろす横谷峠から林道を少し進んだ所にある。尾根に取付きウグイスのさえずりを聞きながら登るのだが、小さな下りがたびたび現われてなかなか高度を稼げない。足元に咲くショウジョウバカマや可憐なスミレが心を和ませてくれる。一ヵ所滑りやすい急下りがあり注意を要する以外はおおむね全行程歩きやすい登山路だ。雑木の繁みに咲くヤブツバキを愛で、イワウチワの群落がきのう行った山より大きいとか小さいとか、山の話で盛り上がりながら新緑のブナ林を登り頂上を目指した。わずか2か月前、膨大に降り積もった雪の上をワカンで歩きまわった私たちであるが、いま窪地や谷筋にパッチワークのように小さくなって残る雪の上を歩くのも又楽しい。あの雪たちは蒸散し、大地とブナに貯えられ、少しずつ川へ流れ出たのだろう。自然のサイクルと寄り添い「水」の豊かな潤いを享受できる北陸人は幸せである。
 見晴らし台を通過する。東側には散居村風景の奥に砺波アルプスが長く伸び、大門山、高三郎山は薄墨絵の如く見えるものの、白山や立山方面は白色に霞んで眺望はない。
一等三角点石標が置かれた奥医王山山頂に着いた。先客が一人ベンチで食事中だった。周辺のクマザサは半ば雪の下だが、登山靴で踏めば容易く崩れるザラメ雪だった。




登山口に下りたのにヤマレコを止め忘れてしまった。記録は8㎞地点まで


雪が解けたあとに花を咲かせるというショウジョウバカマ


横谷峠。切通しから富山県南砺市方面の視界が開ける


横谷峠登山口


残雪を踏んで行く


ブナの巨木に巻き付いて生きる蔓性植物


急な下りを枝につかまりつかまり降りる


スミレ


ヤブツバキ


ブナ林の下に続く階段


イワウチワ


窪地に残る雪


昔は山頂そばに祠があったらしい。その場所を示す注連縄


奥医王山山頂の展望櫓が見えてきた


来た道を下山


タムシバの花の下をくだる
                                                                 FIN
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