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例会山行報告 >> 記事詳細

2023/02/05

笠山例会@2023年2月4日(土)

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笠山(865㍍)
━バリエーションルートの雪山をワカンで挑む━


【日時】2023年2月4日(土)
【天候】
【参加人数】11人

【コースタイム】距離4・9㌔ 上り659㍍/下り658㍍
7時30分◆白山セイモアスキー場(白山市)集合→8時ごろ◆スキー場近くの登山口スタート→11時10分ごろ◆笠山頂上→昼休憩(40分)→11時50分ごろ◆下山→13時25分ごろ◆スタートした登山口に帰還してゴール











【経過・雑感】
 集合場所のスキー場に向かう道中は雨だったが、スキー場近くの登山口に到着すると、小雪がちらつく程度。登るには、良いコンディションだった。
 各自が自前のワカンを装着。パイプが太かったり、細かったり、金属や木製、色は金、銀、紺、赤など、さまざまなワカンが、ずらりとそろった。
 目前に広がる斜面は、誰も登った形跡がなく、雪がうず高く積もっていた。そこを〝開拓〟していった。序盤は、杉林をずんずん進む。先頭がラッセルし、足で雪を踏み固めて道をつくった。後続は、それをたどり、ルートを切り開いていった。その作業を
順番を変えながら、一人ずつ繰り返した。行く先に人の気配がまったくない雪山に生き物の足跡を発見。ウサギだろうか。私たちを導くように、その足跡は、上に向かって続いていた。
 杉林を抜けても、吹雪は、ほとんどなく、降雪は、気にならなかった。遠くや周囲の眺望は、グレーではあったが、落葉した木立のエリアに入っても気持ちのよい涼しさで、ずんずんずんと進むことができた。
 誰も踏み入れていない、手つかず、足つかずの雪を、上からずぼずぼと小気味よく踏みしめる感触は、たまらなかった。
 そうして勢いのまま、無理した感じもなく、予定よりも50分早いタイムで、頂上に到達した。ヤマップにも載っていない開拓ルート。私たちが残した足跡のデータを参考にして、今後、山好きが登ってくることだろう。
 昼食を終えて、下山を始めると、吹雪になってきた。帰りは、自分たちが切り開いた足跡だらけの道をたどるだけでよかった。もし、その足跡がなくなっていたり、単独行だったりしたら、「どんなに心細いだろう」と、吹雪が想像をさせてくれた。
 今回は熟練者ぞろいの心強いパーティー。面白く楽しく転がるように、一目散に下山した。結果、予定よりも2時間速いスピードでゴールした。(文・写真 SLのT.N)


【時系列の写真ギャラリー】









































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