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例会山行報告 >> 記事詳細

2012/11/16

高落場山

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11月例会

高落場山 1122m (旧五箇山街道例会の変更)

紅葉狩りと旧街道を歩く

平成241111日(日) 曇り後雨    ランクA

参加者4

 

コース 城北公園P 700 たいらスキー場745800 登山口805

 朴峠850 南栃のへそ930 高落場山山頂9551020

たいらスキー場1215 城北公園P1340

 

若杉集落跡にある高落場山登山口から梨谷を経て上梨に至る旧五箇山街道自然歩道を歩く計画ではあったが、コースでの唐木峠から朴峠の間にある人喰谷付近で、山腹崩壊が起こり通れなくなったので、梨谷から朴峠を経て高落場山に登り、引き返して梨谷から鹿熊峠までを往復する計画に変更する。

 たいらスキー場の駐車場に車を置き、旧国道に下りて行くと、「道宗道」と記してある新しい道標が立ってある。それを目印にして、林道を梨谷川へと下り橋を渡ると、すぐに登山口に着く。登山口の道は細くて落ち葉に覆われているので、分かりづらい。すぐに道幅も少し広くなるが、昔に人や牛で荷物を運んだ街道にしては急な傾斜がしばらく続く。落ち葉で覆われている旧街道の所々には石畳が確認できるが、若杉集落跡から唐木峠までにある石畳に比べて規模が小さく見劣りする。その後は、山腹をトラバーするように、落ち葉を踏みしめながら緩い傾斜を登って行く。道の周囲には、残り少ない黄葉を付けた広葉樹が立ち並び、晩秋の山道の風情を楽しませてくれる。やがて、ベンチが置いてあり、休息や避難のためにあった「お助け小屋」跡地を通り過ぎると、すぐに朴峠に着く。朴峠では、林道と交差しており、そこには立派な中部北陸自然歩道の案内板が立ってある。

 ここからは旧街道を離れ、道宗道として整備された尾根道の登山道を歩く。登りにつれ木の葉を持たない木々が多くなり、落ち葉の厚さも増してくる。特にブナの木が多いのが目についてくる。かなり急傾斜で滑る箇所もあるので注意しながら進むべきコースではあるが、なぜかしら登山道ばかりでなく周囲にも目が移るのは卑しい根性のせいなのか。数回急傾斜を登ると、登山道の右側の小広場に「南栃のへそ(重心)」という立派な石碑がある所に出る。そこは南砺市エリアのほぼ中心点に当たるようで、そこから金剛堂山などの近くの山々と、その背後には確認できなかったが北アルプスや白山も展望できるようである。登山道の左側にある展望台からは城端の町と散居村、さらに医王山が望める。休憩後、歩を進めて最後の急傾斜を登りきると高落場山頂上に着く。10時前の到着であった。

 頂上からは木々で遮られている個所もあり、「南砺のへそ」での眺望より悪い。時間も早く、天気予報では午後から雨が降るとの事だったので、昼食は下山後にという事で20分ぐらいの休憩で間食をとる。先客はいなかったが、一人の方が若杉集落跡から登ってきた。天気予報が悪いせいなのか、紅葉狩りの適期がすんだせいなのか、登山者は極めて少ない。下山時でも登山者には会わず、今日、朴峠コースを登ったのは我々だけであった。

 もうすぐで登山口になるころより、懸念していた雨が降り出し強くなってきた。おじさんたちは傘を取りだし、新人山ガールはレインコートをかぶり駐車場まで帰った。雨のため梨谷から鹿熊峠までの往復は取り止めることにして、帰路に着いた。参加者は少なかったが、皆の状態が把握しやすく、時間的に割合融通がきく少人数の山行の良い面も味わえ、また、自然の恵みを少しは頂け、楽しい山行であった。


梨谷側からの旧五箇山街道


落ち葉踏みしめ登る旧五箇山街道


朴峠


ブナ林の中を歩く高落場山登山道


自然の恵みに出会えた喜び

高落場山頂上にて
おじさん3人に囲まれた新人山ガール
18:31 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0) | 富山県の山(秋)