<コースタイム>
(1日目)今町P(5:15)→糸魚川IC(7:00)→猿倉荘登山口(8:20~35)→中山沢(10:05)→小日向コル(11:15) →サンジ口(11:55)→白馬鑓温泉(13:55)泊 (2日目)白馬鑓温泉(5:30)→大出原(7:10)→分岐(8:00)→白馬鑓ヶ岳山頂(8:40~9:05)→白馬鑓温泉(11:15~12:15) →猿倉荘(15:35)~お風呂~夕食~糸魚川IC(18:50)→今町P(20:30)
<参加者10名>
快晴の猿倉荘脇から出発! 15分程で白馬大雪渓方面との分岐があり、左手の鑓温泉登山道に入る。 中山沢~小日向コルを過ぎてカーブを右に巻くと、前方奥に大きな雪渓の残る谷と、雪解け水が流れている 様子が見え、ガスっていたが雪渓の隣に「白馬鑓温泉」の黄色っぽい建物も確認できた。 この辺りからは1800m~1900m間でアップダウンの繰り返しとなり、距離は稼ぐが標高はしばらく変わらない。
40分程で「サンジ口」の案内板、登山道には秋の花々、やがて木製の橋が架かった大きな沢を3つ程渡ると 鑓温泉は近いようで、風に乗って温泉臭が…そして、地面が暖かいせいなのか? 山頂直下にはクルマユリ・ ウサギギク・ミヤマキンポウゲなど、夏の名残りのお花畑が広がっていた。
登山道のすぐ横を、温かい温泉がコンコンと流れており、やがて湯気の向こうに鑓温泉の小屋が見えてきた。 建物に囲まれてはいたが、解放感たっぷりの露天風呂も見えた。温泉の流れを利用した足湯のスペースもあり、 女性専用の半露天風呂もあった。思ったより大きな露天風呂で、今日の汗を流せるだけでも有り難い。 夜の7時~8時の間だけ、露天風呂と女性専用の半露天が入れ替わると書いてあり、女性陣はその時間帯を 狙って念願の露天風呂に入れたのだが、暗くて露天の雰囲気が半減と思いきや、何と!曇り空が7時には満天 の星と満月! 標高2050mで月明かりの露天風呂、源泉かけ流しの贅沢…昼には味わえない風流さであった。 もちろん夜は温泉効果でぐっすり眠る事が出来た。 2日目は早朝5時半出発! 「ここで温泉三昧をします」と言う3名を残し小屋裏から7名で出発した。20分程 平坦な登りを過ぎると、「この先事故多発!注意せよ」との看板あり!ストックは使えず三点支持、滑りそうな 大岩と鎖場がしばらく続き、やや危険個所もあったが一気に高度を稼ぎ、そこを過ぎるとガスが切れ、どうやら 雲上に出たようで頭上はピーカンの青空となった!
カール状の大草原「大出原」では、綿毛になったチングルマや咲き残る花々を見ながら青空を御馳走に朝食 タイム! やがて稜線に出ると、そこは唐松岳方面と鑓温泉、白馬鑓ヶ岳方面との三叉路になっており、下から は見えなかった白馬鑓ヶ岳が目の前にド~ンと見えていた。 あと一息だ!
稜線を歩き始めて後ろを振り向くと剱岳がポッコリ頭を出していた。雲海に浮かぶ唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳 その奥には槍ヶ岳の小さな尖り頭、前穂高や奥穂高も見えている。 そして山頂では、杓子岳、白馬岳、旭岳が 予想よりはるかに近い距離に見えており、東側 (長野県側)には雲海が迫っていたが、富山県側の眺望は素晴 らしかった。
1日目…猿倉~鑓温泉へ
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