薬師岳(2,926m)~五色ヶ原~立山室堂
—薬師岳と立山をつなぐ大スケールの縦走を経て、高山植物の宝庫をめざす—
■日時 2019年8月11(日)~8月13日(火) 晴れ
■人数 3名
■コースタイム
【1日目】折立(07:50)・・・三角点(09:38)・・・太郎平小屋(11:50)・・・薬師峠(13:05)・・・薬師岳山荘(14:35)
【2日目】薬師岳山荘(04:02)・・・薬師岳(05:00)・・・北薬師岳(06:08)・・・間山(07:33)・・・スゴ乗越小屋(08:28)・・・スゴ乗越
(9:45)・・・スゴノ頭(10:48)・・・越中沢岳(13:00)・・・鳶山(14:55)・・・五色ヶ原山荘(15:40)
【3日目】五色ヶ原山荘(06:20)・・・ザラ峠(07:00)・・・獅子岳(8:20)・・・龍王岳(10:28)・・・一ノ越山荘(11:13)・・・室堂ターミナ
ル(12:30)
■概要
昨年実施の薬師岳例会でご来光を見た時、薬師から立山へ続く稜線の美しさに感動。いつかあの先の景色を見てみたいという想いが、一年越しに叶った。
2日目の行動時間は10時間。高温注意報や台風情報が出る中、長時間、しかも高低差のある行程を乗りきることができるか、挑戦的要素の濃い計画であった。事前の打合せではスゴ乗越が進退を判断するポイント地点と予想していたが、実際ここからの激しいアップダウンは思った以上に体力を消費した。(私個人の消耗が激しく、メンバーに心配をかけた。)ほぼ直登のコースなのに加え、岩場の連続で体力と神経をつかう。これにもし雨にあっていたら計画を変更しなければならなかったと思う。
そうしてたどり着いた五色ヶ原は、さながら別天地であり、山荘では充分な癒しを得た。
最終日には歩いてきたルートを一目で見渡せる場所に立つことができ、今回の大縦走を充実感をもって振り返った。
折立は臨時駐車場も満杯。工事車両用(?)のスペースに誘導される。ゲートでも渋滞にあい、とにかく出発点に立てたことにほっとする。
薬師峠。テン場も大盛況。
薬師岳にてご来光を待つひととき。
北薬師岳に向かって踏み出す。ひと気は少ない。
今日も暑くなりそう。
北薬師岳(2,900m)。
薬師を振り返る。
ゴールは遥か先。
このあたりは緩やかな傾斜で気持ちよく歩けていたが・・・
スゴ乗越~スゴノ頭はカメラを撮る余裕なし・・・
スゴノ頭(2,431m)から見た越中沢岳(2,592m)。
スゴノ頭を下った所に数羽のホシガラス。あ~羽が欲しい。
眼前に仁王立ちの越中沢岳。
越中沢乗越あたりはガスがかかっていた。赤い目印を頼りに進む。
五色ヶ原山荘が見え、安堵する。
朝の涼しいうちに出発。
ザラ峠を過ぎた登り。梯子を上り終え息を整える。
黒部湖。
獅子岳(2,714m)。
所々梯子をつかう。
迫力の龍王岳(2,872m)。
3日かけて辿った稜線。
室堂へ向かう途中、ケガ人がでて山岳警備隊が駆け上がっているところ。
山行の最後に気持ちの引き締まる場面であった。