久々に福井県まで遠出! R364経由、永平寺町から林道に入り、浄法寺山 青少年旅行村キャンプ場の中に登山口があった。
今回、登りは冠岳経由で浄法寺山~丈競山まで、下りは冠山まで戻り、つつじヶ原コースを下って、青少年旅行村へ下る計画である。
登山口の標高は460m、浄法寺山1052.8mまでの標高差は600m程、駐車場奥にある管理棟の前を通って右手、「ふくいのおいしい水」
と書かれた清水小場が冠岳登山口にあり、看板の通り、竹筒から流れる冷たいお水は、とても美味しかったので味見の価値あり!
登山口から登り始めて直ぐ、周りの木々は花盛り、今回可憐な姿で登山道両脇に咲き、目を楽しませてくれた一番の群生は、薄紫色の
コアジサイ だった。 小振りのアジサイと言った感じだが、樹高が低く花も葉も小さくて、花は白っぽいものから濃い紫まであった。
そして、奥獅子吼山では見られなかったササユリも、ちょうど登山道で花開き、薄いピンクが可愛かった。
冠山までの登り、1時間強はとても急登、一部滑り止めの杭が打ってあったり、ロープが張られた個所もあったが、粘土質の赤土だったので、雨が降った時には避けたい場所であり、下りには要注意だ! (今回は登りのみに利用)
冠山山頂では、これから目指す浄法寺山や丈競山がクッキリと見えていた。 冠山は三叉路になっていて、左は下りに使う予定の
つつじヶ原方面、右は一旦下って浄法寺山への尾根に出る。 浄法寺山を目指して15分程進むと、右手に少し入った場所に東側展望所
があり、そこにも立ち寄ってみた。
尾根に取り付いてから、今回の目的の一つであったナツツバキの木は多かったが、花にはまだ早かったようで見られる事は無かった。
浄法寺山には予定よりやや遅れて、ちょうど12時頃に到着したが昼休憩とせず、山頂での展望をしばし楽しんだ後は、計画通り先に進み、
30分程で丈競山に到着して、立派な避難小屋の前で昼休憩とした。
丈競山山頂では、白山は雲に隠れていたが、近くの山々、富士写ヶ岳や大日山、法恩寺山のスキー場などが見えていた。
この日の予報は晴れだったが、梅雨の季節、山のお天気は気まぐれ…下りではサッと小雨が降ったり霧雨が降ったりしていたが、
気になる程ではなく逆に涼しいくらいだった。
冠岳からの下り、しばらくは平坦な登山道であり、ここもまたコアジサイの群生が見事!途中でびんつけ地蔵にお参りして、そこからは
5分程進むと行き止まりとなっていて、左手直下の大岩場を、しし岩辺りまで一気に、青少年旅行村方面へ下る事になる。
この下りもまた難関と言えば難関だったが、ロープや岩を上手く利用できるのでなかなか面白く、しし岩を過ぎた辺りからは、展望のある
なだらかな登山道となり、左手に大きく聳える黒岩も一望できる。ちょうど、ロッククライミングを終えたのだろうか?黒岩に取り付く2人の
男性が見えていて、黒岩はそう言う場所であった事を知った。
冠岳からの二つのルートは大きく雰囲気が異なり、2度楽しめた!とも言えるのだが、皆さんはどんな風に感じただろうか?
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