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2012/01/29

2012年1月29日 西山(857m) わかん体験

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2012年1月29日 晴れ・曇 参加者24名 A健
西山(857m) 
わかん体験・教育部担当


[コースタイム]
集合場所8:00-クロスカントリスキー場9:05~9:50-望岳苑10:50-820m小ピーク11:15-西山山頂11:50~12:12-スキー場12:50~13:50-温泉14:10~14:50-集合場所15:30
※歩行距離:約3.6km、 標高差 約200m



 毎年恒例のわかん体験例会は、この冬一番の積雪の後の週末に実施されました。天気予報では、はっきりとしないお天気、しかし少し降り続いたあとの弱い冬型のため、まずまずのお天気を期待して集合場所へ向かう。降りしきる雪は、もしかしたら中止かも、と思わせるくらいであった。
 幸い、白峰方面に向かうにつれて青空が見えてきて、車を降りる頃には晴天になった。地図・コンパスの合わせ方も復習しながら、2班に分かれて歩き出す。雪の感触が気持ちよい。
 初めての方々を含め、全員にラッセルを体験いただくというリーダの方針により、2つの班は互いのトレースを使わないことにして、ラッセルしながら歩いていく。後になって夜のニュースで金沢市の最高気温が1度に満たないという天候であったことを知ったが、稜線を吹く風は何とも言えず冷たい。太陽が出ているため、歩いている分には快適だ。山頂では、じっとしていると寒くなることが予想されたため、15分弱の立ち休憩で済まし、スキー場のロッジで昼食となった。素晴らしい一日になったことに感謝。
 新人のSさんは、わかんは初めてということだが、足運びは確かで、体力がしっかりした方と見た。頼もしい限りであった。
 わかん装備が不充分で、プラスチック製の簡易わかんがはずれて下りで行動に大きな支障が出た方がおられたのは、反省点ということになるでしょうか。また、わかんを靴に取り付ける丸カンのついたバンドの長さが長すぎて、わかんのバンドを締め付けてもバンドが締まりにくい方もおられ、本格的なわかん登山の際には、事前に装備の点検・調整が必要と見受けられました。


※細かいことですが、もう少しコースの長いわかんハイクでは、装備の故障は遭難につながりかねません。ゆったり歩くことはともかく、装備の不備で時間を使うのは、とても危険なことです。

※エキスパーオブジャパンのアルミわかんをお使いの方への情報を2つほど。
(1)わかんバンドを15mm幅のステンレス製バックルでわかんに取り付けしている箇所があります。ここは、ものすごく力を入れると
15mm幅のステンレス製バックルだけではバンドを止め切れず、じわりじわりと緩んでくることがあります。バックルのところでバンドをもう一回折り返すと緩みません。バンドの折り返し方法は、アルミわかんにお手本があります。25mm幅のナイロンテープでわかんの靴を載せるテープを前後に連結している箇所がありますが、このテープの止め方が、折り返しを行っている強力なとめ方です。

(2)わかんとステンレス製の爪をかしめているアルミ製のリベット(太さ4mm)が弱いため、経年使用によりここが緩んでいるアルミわかんが多くあります。2011年シーズンより、このリベットは鉄製になりました。同社のホームページでは、一本100円ちょっとで鉄製の中空リベットを交換用部品として販売して
います。既存アルミリベット除去は、マイナスドライバ、かなづち、釘締め、細口ペンチ、ドリル、やすりで可能でした(純アルミはやわらかいので、ようかんを切るかのようにリベットの頭を飛ばすことができました)。しかし、リベットをかしめるには、専用工具が必要です。素人的には、長さ30mm、太さ4mmの鉄製のボルト・ナットで止め、ナットのゆるみ止め対策(ゆるみ止めナットやロックタイトなど)を行えば、少し心得のある方ならば、補修が可能です。ただし、アルミパイプ自体が痛んでいる場合もあるので、自分で補修した製品は、信頼性が低下します。製造元では、アルミわかんは消耗品であるとうたっています。

余計なことも書きましたが、私はエキスパートオブジャパンの設計思想・製品は結構好きです。わかんバンドやアイゼンベルトなどが交換可能なつくりになっていて、交換用部品やオリジナル設計の金具など細かい部品までカタログ(Webページ)に載せています。2万円近くするアイゼンで、アイゼンバンドが交換不可能なつくりになっている外国製製品などもある中で、エキスパートオブジャパンの製品は、つぶしがきく、とでもいうべき良さがあります(ちょっと洗練されていない部分もありますが)。こんなものづくり企業が日本にあることが嬉しいです。


クロスカントリースキー場にて


A班 10:50@標高770m ラッセル・ラッセル


B班 10:50@標高770mあたり


B班


A班


山頂が目の前に見えた


七倉山方面(と思われる)


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