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2017/09/09

平湯尾根 金山岩 個人山行報告

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平湯尾根〜金山岩 個人山行 ランクB健(マニア向け)
2017年9月9日(土) 天候:晴れ山頂付近は後ガス
参加人数:7名






コースタイム
集合場所 5:00 - 安房平林道入口 8:00 - ゲレンデトップ 8:25 - 乗鞍登山道入口 8:40 - 乗鞍権現社 10:50 - 金山岩 11:50 ~ 12:25
乗鞍権現社 13:00 - 乗鞍登山道入口 15:00 - ゲレンデトップ 15:17 - 
安房平林道入口 15:40 - 集合場所 18:30





平湯尾根〜金山岩データ
標高差:約910m
累積標高:+ー約1055m
(往復)
歩行距離:約10.9km(往復)
所要時間:7:40(往復お昼休憩含む)
※GPSによる実測値(測定誤差含む)


概要
 焼岳例会が噴気異変で中止になりました。
これは賢明な判断というか、御嶽山の事例もあるので、内心ホッとしていたところです。
しかしながら、仕事は連休を取っていましたので、楽しみにしていた例会が中止で、しかも代替え山行もなし?
これは寂しすぎる^^;
ということで、個人山行で、できるだけ焼岳に近い場所はどこだ??
で探し当てたのが、金山岩でした。
個人山行を会員専用掲示板で呼びかけたところ、超強力!とうか?B健最強メンバー7人に恵まれて、思う存分金山岩を楽しむことができたことにまず感謝したいと思います。

 通常平湯尾根を歩く場合は平湯温泉スキー場のゲレンデから取り付きます。
この場合取り付きは標高1310mからになりますので、標高差は1220m余りとなります。
今回、安房平から林道を進むというコースを選択することで、標高差は約910mと1000m以内に収まることがわかりました。
これならランクBでも楽勝なコースだろうと踏んでのスタートでした。

ステージ1
 安房平からゲレンデトップまでは地味な林道歩きです。
植物は多彩で、サラシナショウマやアザミ等の花を見ながらのそれなりに楽しい道のりです。
林道を30分ほど歩けば、地獄のゲレンデ登りから解放されて、ゲレンデトップに到達できます。
これは体力を温存できるので、良い選択肢だと思います。


ステージ2
 ゲレンデを登りつめて、乗鞍岳登山道に入ります。
あまり人が歩かない尾根沿いの一本道は迷いようがなく、緩やかなアップダウンで食べられそうもないキノコやマイズルソウなどの赤い実を楽しみながら軽快に進んでいきます。
朝方は、熊笹等の登山道わきの植物達は朝露に濡れていました。
ところどころ、身の丈を超えるほどの熊笹に囲まれながら進んでいきます。
途中展望が開けて、焼岳や穂高、槍の勇姿を眺めることができました。


ステージ3
 標高が上がるにつれて乗鞍登山道は徐々に険しい道に変化して行きます。
岩がゴロゴロしていて、道幅が非常に狭く、直登の急登箇所が現れます。
みちは、歩きやすい道ではなくなりますが、その分手つかずの自然の高山ならではの美しい光景が現れ始めます。
標高は2400mに到達して、乗鞍権現社の広場でひと休み。
しかしながら、乗鞍権現の付近では高山なのに?虫がうようよ湧いてきて、長居できませんでした^^;


ステージ4
 乗鞍権現から、金山岩までは直線距離で380mとiPhoneが案内してくれました。
しかしながら、ここから先は廃道と呼ばれていたり、藪化していると言われていたり、、、。
実際に現地に行ってみるまでは、予測困難な道のりです。

 恐れていた藪は、今年夏の天候不順のおかげか?思ったより伸びていない感じで、なんとか足元に道らしきものもうっすらと確認できました。
藪漕ぎは、最初の30mくらいで、そのあとは、どちらかというと、迷路?のような、草原(くさはら)の中から道を見つけ出せ!という感じのミッションに変わって行きます。
藪を抜けると、滑りやすい岩場を登り、草原を進み、また藪をかき分け、、、。
ところどころに点在する赤布が、まるで「合格!」とシグナルを送ってくれているように感じました。

 藪漕ぎ箇所に関しては、あらかじめ山行データを集め、最も信頼できそうなものをiPhoneのGPSに地図と一緒に取り込んで、その都度位置と方向を確認しながら進みました。
しかしながら、藪の中の道は細く蛇行している箇所もあり、細かい蛇行まではGPSデータには反映されておらず、この辺りは日頃低山で鍛えた藪歩きの経験がものを言った感じですかね?
なんとか森林限界に到達して、草原から解放されました。


ステージ5
 藪漕ぎのあとは、這松とゴロゴロとした岩場歩きに変化して行きます。
這松の道は、一筆書きでジグザグに蛇行しており、道を間違えてしまうとたちまち行き場を見失ってしまう有様です。
ここでも、ところどころ赤布が「合格!」のお墨付きを与えてくれました。
 
とどめは、山頂直下の滑りやすい砂地の直登!

さすがにこれは堪えましたね^^;;;

 這松を抜けると最後は岩場歩きに変わります。
大きな岩が覆いかぶさるように続き、まるで磯歩きのように、岩と岩をトントンと飛び越えながら進んでいきます。
疲れた足には、かなり堪えます。
ここにきて、安房平からゲレンデ歩きを回避できたことが功を奏したように感じました。
山頂付近まで登れば岩も穏やかになり、ほぼ水平に移動することができます。


 ヤマレコ等の山行記録を閲覧していると、「気軽に登れる山」と、記載されていたりしますが、それはテントを担いで何日も稜線を渡り歩くような百戦錬磨の強者にとって気軽に登れる山であって、ハイキングクラブがその言葉を真に受けてしまうと、痛い目にあいます!
確かに、滑落死するような危険箇所はありませんが、骨折や捻挫程度の怪我を負うような危険箇所はふんだんに存在します!
私も含め何人かは実際に転びました。

 山行データだけを見てみると、ランクBでランクテストに使えそうなコースですが、今回のメンバーは私以外はいずれも楽勝にランクB健です。
そのメンバー達が、口を揃えて言った言葉は、「この山はハイキングクラブの例会にはふさわしくない!」
でした^^;

 今回参加したメンバー達は、この山を登頂できたことに満足感を抱いていたように思われますが、「もう一回行きたいか??」と聞くと、「多分行かない!w」という回答が帰ってきました。
データー的には普通のランクBでも、罠や落とし穴が多く、オススメできる山ではないというか、興味本位でろくにデータ収集や読図もせずに行ってしまうと帰れなくなるかもしれません!
良い子の皆さまは、決して真似をしないでください!!
地図で見るよりも、はるかに手強い山です!




安房平林道入口。
車を止められるスペースは1台分しかありません。
先客がいたら、別の場所を探さなくてはならなくなるでしょう。



林道はジープなら入り込めるような感じでした。
普通車は無理です!




林道を20分ほど進むと、車を100台くらい置けるような広大な広場に出ます。



さらに、林道を登ります。



平湯峠が見えてきました。



振り返ると、アカンダナ山。



ゲレンデトップ。
小屋の屋根は朽ちていました。



さらに林道を進むと、、、。



乗鞍登山道の標識が!



ここから平湯尾根に入ります。
尾根沿いの道は、フカフカで足に優しく、緩やかなアップダウンで軽快に進んでいきます。




身の丈ほどもある熊笹に囲まれる箇所も。



尾根が崩落して視界が開ける場所。



焼岳や穂高、槍が見渡せます。



標高が上がってくると、直登の急登が立ちふさがります。



徐々に、滑りやすい岩がゴロゴロした道に変化して行きます。



痩せ尾根で、道幅が狭く右側は切り立った崖です^^;



岩から生えているダケカンバ。



困難な道が続きます。
この辺りは標高2400mくらいです。



先が開けてきました!



乗鞍大権現社に到着です。
テントが張れるほどの広場がありました。
焚き火の跡があったので、実際にここでテン泊して乗鞍を目指した人もいたのでしょうか?



この標識から、いよいよ藪漕ぎの始まりです!




藪を進んでいる様子^^;
人が藪に埋まってますな、、、。



深い藪は30mくらいか?
ここからは、迷路の始まりです!
どこが道なのか、、、、、。



ここも一応道です^^;



こういうのを見つけると、ほっとします^^;w



藪漕ぎ終了間近??w



今度は、這松地帯へと変化して行きます^^;
このどこかに??
道があるはず????w




這松の迷路をようやく突破!w




無数の大きな岩が立ちはだかります!
岩をよじ登りながら進みます!!



よく頑張りました!



金山岩標高2533m!
登頂の瞬間!!w



乗鞍天文台と山頂が見えますね!




乗鞍登山道は硫黄岳の山頂を巻いて桔梗が原へと続いています。



松本方面の山並み。



十石山避難小屋が見えます。
こちらの尾根の藪漕ぎは桁違いに厳しいらしいです^^;w
無理、、、、、。



穂高、槍はガスの中、手前は焼岳です。
金山岩は、尖った独立峰で360度の展望が楽しめます!



下山開始!
これが金山岩だ!w



全山ガスに覆われてきました^^;







大自然が育んだ庭園!
良いところじゃ!w



平湯尾根から振り返った金山岩。




ゲレンデトップ



かなりの個性派で手こずった金山岩でしたが、全員無事に下山できました。
これだけ、手を変え品を変え多彩なアトラクションを提供してくれる金山岩!
曲者だけに、達成感は大きかったように思います。

例会は絶対にやりませんが、どなたか?
360度のスーパービューをリベンジに付き合ってくれませんか??w

来年度以降ですけど^^;w
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