剱岳例会
■目的 別山尾根を上り早月尾根を下る
■山行日 2022年8月1日(月)~8月2日(火)
■参加人数 5名
■コースタイム
1日目)
歩行距離:6.0㎞ 累積:上り645m/下り605m
集合場所出発5:30-立山IC-馬場島駐車場(車をデポ)6:50~7:05-(ジャンボタクシーで移動)-立山駅8:00~8:40-室堂(2450m)9:50~10:00-雷鳥沢(2277m)10:40~10:50-別山乗越(2750m)12:10~12:17-剣山荘(2475m)13:20到着
2日目)
歩行距離: 11.7㎞ 累積:上り1122 m/下り2649 m
剣山荘出発4:30-一服剱(2618m)4:55-前剱(2813m)5:50-カニのタテバイ6:40~7:05-剱岳山頂(2999m)7:25~8:00-早月小屋(昼食)(2200m)10:35~11:05-馬場島登山口(750m)14:40-湯神子温泉15:50~16:40-立山IC-集合場所・解散17:25
■山行概要
別山尾根ルートで上り-剱岳-早月尾根ルートで下山
1日目
出発時は曇り気味だったが立山駅に近づくにつれ青空が広がり、満席ながら気持ち良くケーブルカーに搭乗した。
立山室堂に青空が広がる中、登山を開始。
雷鳥沢キャンプ場まで下って最初の休憩。いくつものカラフルなテントが張られていた。
一旦下った後ここから本日の宿泊先の剣山荘に向かって上りが始まる。
中継地点である別山乗越で小休憩した後、雪渓を眺めながら剣山荘に向かう。
途中お花畑を眺めたり、雪渓上を歩行したりした。別山乗越にはアイゼン使用の表示もあったが特に必要となる雪渓もなく、予定より早く剣山荘に到着した。
快適な山行であった。
2日目
夜中に大きな雨と強い風が吹いたが、翌朝にはすっかり乾き、満天の星に期待を持って朝を迎えた。
この日が本番。3時半に起床、朝食を済ませた後予定通りの時間に出発。
日の出前であるのでヘッドランプを点けて、剣山荘を下に眺めながら進むと明るくなり、前剱の見事な姿を間近にして気持ちが高ぶりつつも、前剱で一休み。
劔岳本峰に近づくにつれ浮き石も多くあり、注意しながら進む。
合計13箇所に鎖が設置されているが、全てに表示があって整備がしっかりとされていた。
平蔵の頭、カニのタテバイの急角度で険しい岩場を通過して山頂に立った。
カニのタテバイは50メートル程度の岩の壁で、直下では垂直近くに見えるが、通過してみると思ったより短時間であった。
頂上に到着したときは1人であった登山も、15分ほどで25名程度にまで増えやや過密状態に。
ただ快晴の中、日本3名山全ての姿を拝むことができる最高の景色だった。
2009年に公開された映画「剱岳・点の記」での、錫杖発見のシーンも思い出すことができた。
山頂の祠に手を合わせた後、馴染みのある遠くの山々を背にして下山開始。
高低差2250mの早月尾根を、下り一方で早月小屋へ向かった。
そこで昼食、自分を励ましながら下山したときには、膝もガクガクのハードな帰路だった。
両日とも晴れた上にほぼ予定通りの行程であった。待望の劔岳山頂に立つことができ楽しい山行であった。
みくりが池が青く輝きます
雪渓を眺めながら
みくりが池が青く輝きます
地獄谷を見下ろしながら進みます
別山乗越の標識
予定より早く剣山荘に到着
剣山荘の夕食です
朝食
9番目鎖場 カニのたてばい標識
カニのたてばいに挑む頂上には何枚もありました
まずは祠で手を合わせます
晴天に恵まれた剱岳の頂上からの景観です。遠くに富士山を眺めることができます。
晴天に恵まれた剱岳の頂上からの景観です。しばらくで頂上は大勢の人に
馬場島登山口に立つ石碑