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例会山行報告 >> 記事詳細

2019/09/29

白山清掃登山2コース 展望歩道から室堂へ

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白山清掃登山2コース 展望歩道から室堂周回 ランクB  ランクテスト受験者1名
2019年9月29日(日) 参加人数17名 天候:曇り時々小雨、のち一時豪雨





コースタイム

集合場所 5:00 - 市ノ瀬駐車場 6:00 - 登山バス - 別当出合出発 6:40 - 中飯場 7:20 - 甚之助避難小屋 8:44 - 南竜道分岐 9:09 - 南竜山荘 9:40 - アルプス展望台 10:40 - 平瀬道分岐 11:17 - 白山室堂 11:30

下山開始 12:15 - 黒ボコ岩 12:40 - 甚之助避難小屋 13:30 - 別当出合登山口 15:20 - 市ノ瀬 15:45 - 集合場所 17:05 解散






データ

歩行距離:約12.6km
最大標高差:約1200m
累積標高:+ー約1300m
所要時間:約8:40(休憩時間含む)
※GPS実測値 測定誤差含む



 去年に引き続いて白山清掃登山は今年も中止かな??
そう思って油断していました。
かねてより、1コースのCLとは相談の上開催を決めましょうという話にはなっていたんですが、前日になって1コースのCLからメールが届きました。

  おはようございます。
  明日の例会ですが天気予報は悩ましいですね。
  気象庁の予報では、日中%は50%。 
  「てんきとくらす」の白山はAで登山に適している。 
   卓越天気では曇りで雨雲は通過しない様子。
   結論は実施ですかね?


え?w
実施ですか?????w
慌てて参加者全員に「明日の清掃登山は実施します!」
のメールを一斉送信しました。

それから天気予報を確認!


気象庁

降水確率は午前中が50%、午後が30%
なるほど、、、、、。




てんきとくらす

午前はA、午後がB?w
なんだかなぁ、、、、、。




日本気象協会

朝から晩まで一日中降水量は0mm/h。
降水確率は日中は30%。





wethernews

午前6時から午後6時まで一日中雨!
降水量は1mm/h。

天気予報が全部違う!!w

一体誰を信じたらいいのか????www






天気図はこんな感じ。
南北に低気圧、東西に高気圧、日本海に寒冷前線。
そして低気圧高気圧に囲まれた中心に白山がある感じです。
南北に低気圧が二つある場合は「二つ玉低気圧」と呼ばれるもので、低気圧と低気圧の中間地点は「擬似晴れ」といわれ、晴れているように見えても短時間内に天候が急変してしばしば遭難の原因になっているようです。
見ようによっては二つ玉低気圧に近い感じにも見えますね。
だとしたら、登山には不向きな天気図ということになります。
結果的にはどの天気予報も当たっていない感じか?
山の天気と平地の天気は全く異なるので天気図を読むのが一番だったかもしれません。

 当日の状況としては、登山口から甚之助避難小屋までは曇りで、甚之助を過ぎたあたりからガスに包まれて弱い雨が降り出しました。
南竜山荘あたりで多少強くなって来ましたので、南竜で撤退しようという意見も出ましたが、SLが迷わずに先に進んでいき、全員それに従いました。
展望歩道を歩いてゆくうちに天候は急激に回復し青空が顔を出し、紅葉に染まり始めた山に日が差すと歓声が上がります!
めったに人の訪れない白山の深部は紅葉の名所で、広葉樹林や低木林や草紅葉など様々な種類の植物たちが出迎えてくれました。
実際にこの日展望歩道ですれ違った登山者はわずかに1名のみでした。
 室堂平の紅葉はまだ始まったばかりで、今年は遅れているようですね。
中には紅葉しないまま枯れてしまっている植物も散見されました。

 室堂へは予定よりも早く到着しましたので行動にも余裕が持てました。
外で昼食をとるにはちょっと肌寒い感じでしたので、建物の中で食事をするメンバーもいました。
食事の後は室堂周辺でゴミ拾いをしてから下山開始。
観光新道は「別当坂で滑落事故多発中!」の張り紙があったのと、殿が池のトイレが工事中とのことで帰りも砂防新道から降りて来ました。
甚之助避難小屋周辺にはかなりの量のゴミが投げ捨てられていたようです。
中飯場を過ぎたあたりから雨足が強くなり始め最後は30mm/hくらいの土砂降りに見舞われました。
登山道はたちまち川になり泥水が流れていく感じでしたね。
雨具も上下を装備して完全防備で降りました。
別当出合に着く頃にはまた雨は上がり豪雨は1時間も続かなかったと思います。
下界へ降りて来たら道路は乾いていて、留守宅の話を聞くと朝のうちパラパラと降ったけど午後からは雨はなかったという話でした。
やはり、下界の天気予報は山では通用しないようですね。
天気図から読み取られた「二つ玉低気圧」の特徴がよく現れた天候だと思います。
土砂降りにやられて散々な山行かと思われるでしょうけど、参加メンバーたちの顔はみんな晴れやかでした。
白山の深部展望歩道の紅葉は、土砂降りに勝るに十分な魅力があったものと思います。





午前6時40分 白山登拝道の鳥居を進みます。



序盤は穏やかな曇り空という感じでした。




順調に進んでゆきます。




徐々にガスに包まれてゆきます。




万才谷もガスに包まれて不動滝が見えません。





甚之助避難小屋もガスの中。





雨の南竜道を傘をさして進みます。





南竜の1本目の沢を渡ります。





沢には大きなイワナが泳いでいたそうで。





雨の南竜^^;
いい風情だねw




2本目の沢を渡って進みます。
いやいや絵になりますな!w
こういう情景はなかなか見られるものではありません。





3本目の沢。
ここで南竜山荘のトイレを借りてトイレ休憩。
ここから室堂までトイレはありません!
っていうより、なんて水洗トイレの多いコースなんだろ??w





メンバー数人から「もう帰ろう!」との声が上がりました。
CLがどうしようか迷っているうちにSLがさっさと前に進んでいきましたので全員後に続きました。
当日確認した天気予報では11時くらいから天候が回復してくるとのことだったので進むで良かったと思います。





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展望歩道はここからが良いんです!!w
広大な日本庭園のように大きな岩が配置されているところ。
草紅葉が萌え出せば更に美しくなります!





雨の木道を進みます。





展望歩道を進むと広葉樹林が広がっています。
ガスの中から紅葉が顔を出して来ました。





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紅葉の展望歩道を進みます。




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振り返るとこんな感じです。





雨は上がりましたね。





青空が顔を出します!





なんども振り返ります。




またガスに覆われて来ました。





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これまた水墨画のような景色です。
展望歩道なのに展望はゼロです^^;w





標高2400mくらいか?
森林限界をこえました。



南側から見る白山山頂御前峰です。




標高2400mまで登れば極楽の水平道が待っています!w





紅葉とハイマツ





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紅葉の大平原を進んでいきます。







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平瀬道との合流地点




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標高2400mに広がる室堂平。
やはり紅葉は今年は遅いか?




どこまでも広がる室堂平の紅葉!





南竜で帰ろうとか言ったのは??
誰だっけか???w




これは何の草紅葉??




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室堂からここまでなら歩いて10分くらいだね!





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一瞬後光が差して来ました!





白山室堂が見えて来ました。




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秋の白山室堂です。





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すっかり秋ですね^^;





室堂に到着しました。
結構ガスってますね。





昼食の後は、室堂をくまなくゴミ拾い!





下山開始!
弥陀ヶ原を進みます。





白山延命水は枯れてます^^;




砂防新道を降ります。





中飯場を下ったあたりから土砂降りになりましたが予定より早く下山できました。





回収したゴミ!




こちらは不燃ゴミ




計量します。




4.57kgでした!
かなりの成果だと思います!

CLも参加者たちもほぼ全員中止になるだろうと思っていた今年の清掃登山でしたが、思わぬ展開で前日になって開催することになりました。
天気予報に振り回されましたが、結局は二つ玉低気圧特有の展開になったのではないかと思います。
晴れた日の登山はもちろん素晴らしいのですけど、こういう微妙な天候だからこそ見える景色があるんですね。
標高2400mあたりからは天候は回復して一番の見どころの室堂平付近は素晴らしかったです。
写真ではちょっと伝えきれていないのがはがゆい思いですが。

去年も悪天中止だった白山展望歩道例会、白山清掃登山でしたが、今年は強行して正解だったと思います。
ちょっと無理を承知で開催に踏み切れたのは、最高のメンバー達が集結してくれたおかげだと感謝しています。
今回のメンバーで中止にするのはあまりにももったいないです!w
雷雲に囲まれなかったのが救いでしたね。

白山の神々は我々にちょうど良い試練と慈悲とを持って迎え入れてくださいました。
運が良かったというよりは、白山の神々に見守られながらの登拝であったと感謝を忘れてはいけません!
山は恐ろしいです。
畏れ敬う気持ちを忘れない。
当たり前にしてしまうと痛い目に遭います^^:w

今回中止の予定だったのが、前日になって急遽実施となったのも、白山の御神様が呼んでくださったのだと思いますよ!w
霊峰白山はそんな山です。
私はそう信じています。
あなかしこ、あなかしこ^^;









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