白木峰迂回ルート下見個人山行
2018年7月3日(火) ランクA健 ランクB
参加人数8名
コースタイム集合場所 6:00 - 21世紀の森キャンプ場(登山口) 7:50 - 林道出合1 8:02 - 林道歩き - 登山道入り口 8:54 - 林道出合2 9:37 - 林道出合3 10:35 - 白木峰頂部 11:05 - 白木峰山頂 11:12 - 浮島 11:41~昼食
下山開始12:20 - 21世紀の森キャンプ場15:15 下山完了 - 集合場所 17:10
白木峰迂回ルートデータ歩行距離(往復):約14km
最大標高差:約940m
累積標高:+ー約1150m
所要時間 登り:約3時間15分(白木峰山頂まで) 山頂から浮島まで:約30分 下り:約3時間(浮島から) 全行程:約7時間半(お昼休憩含む)
概要 今年の白木峰はニッコウキスゲの当たり年らしく、たくさん咲いているとのこと、7月14日に例会を予定していて楽しみにしていましたが、8号目登山口に通じる林道が災害のためにまさかの通行止!
迂回ルートがあるとのことですが、ルートの確認も取れておらず例会は来年に延期しました。
とりあえず、迂回ルートの確認はしておかねばなるまい!ということで確認を兼ねて個人山行で行って来ました。
無事に迂回ルートのデータは得られたのですが、確認して見てびっくり!
往復14km、累積標高+ー1150mと、完全にランクBです!
8号目登山口からだと山頂まで約1時間で登頂できますが、21世紀の森キャンプ場から歩くと最短ルートでも3時間以上かかります。
流石にランクA健のメンバーでは無理のあるコースですね。
今回ランクA健でメンバー募集しましたが、幸い集まった8名は全員ランテストを終えておりました。
白木峰公式サイトでは3時間半かかると案内されていましたので、標準よりはやや早いペースでしょうか?
ヤマレコ の山行記録では小学生が3時間で踏破したというのもありましたが、、、、^^;
迂回ルートの他にも、白木峰には別ルートも存在していて、小白木峰を経由するコースがあります。
こちらのルートだと距離はほぼ同程度ですが、登山口が今回のルートが標高643mなのに対して、岐阜県側から登る場合登山口の標高が1060mなので標高差は500mちょいで明らかに小白木経由の方が手軽であることがわかりました。
しかしながら、小白木峰登山口に通じる国道451号線は富山と岐阜の県境で通行止めで、登山口に行くには高速を富山インターで降りて国道41号線を高山方面に向かい、道の駅細入を過ぎたところから右折して国道360号線を経由して行くルートか、南砺から利賀村に抜ける山道を縫ってゆくしかありません。
何れにしても、険しい山道で時間もかなりかかります。
今年の雲上の楽園は素晴らしいのに、果てしなく遠い存在になってしまっているようですねぇ。
21世紀の森からのコースに話を戻しますが、キャンプ場には立派な水洗トイレがあり入山前にトイレを済ませておきます。
トイレは他にも8号目登山口と白木峰山荘にもあります。いずれも太陽光発電による全自動の水洗トイレです。今年は8号目登山口のトイレは使用可でしたが白木峰山荘のトイレはメンテができないために使用不可!となっております。白木峰山荘自体は利用可能とのことでした。
林道には「全面通行止め」のゲートがあり車両は入り込めないように封鎖されていました。
林道を歩き始めるとすぐに右手に遊歩道があり、遊歩道を進むことで林道をショートカットできます。
10分ほど遊歩道を進むと再び林道に出ますので、あとは道なりに2kmほど歩けば右手に登山道の案内が出てきますね。
ここから登山道を進むわけですが、標高グラフを見ればわかるように、延々と急登を登ってゆく容赦のないコースでした。
ほとんど杉林の中を進むので風も吹いて来ないし、汗が吹き出てきます。
登山道のイメージとしては、福井の銀杏峰に近い感じですが急登の長さでは白木峰の圧勝という感じでした。
長い林道歩きの後に地獄の急登!まさに試練のルートという感じですね^^;w
「ここでランクテストしたいわ!w 」そうNさんに言ったら、
「テストできる試験官がおらん!」という答えが返ってきました^^;w
ランクテストにも使えないほど、凶暴なコースなのか???www
1時間の林道歩き、2時間の急登と格闘して頂部に出てしまえばそこはまさに
雲上の楽園です!涼しい風が吹き抜けて、アルプスの少女が出てきそうな広大な草原が広がっていました。
白山連峰、北アルプスは劔、立山、薬師、槍、穂高、条件が良ければ乗鞍や御嶽山も見渡せる360度の大パノラマが広がります。
そして今年のニッコウキスゲ!これが大爆発しておりまして、広大な草原を覆い尽くしていました。
ある程度期待はしていましたが、まさか?これほどまでにおびただしい量の花が咲いているとは予想していませんでした。
10年に一度の大爆発とか、今世紀最大とか言われるほどのもう見事ととしか言いようがない、呆れてものも言えないほどのお花畑でした。
小さなピークを一つ越えるごとに眼前に広がる光景に
ワーーーー!!!!!と歓声が上がります。
もう、言葉にならない^^;w
去年の100倍は咲いているよ!と言いましたが、間違えでした^^;
去年の1000倍は咲いています!
ちなみに
去年は裏年でこんな感じでした。
ニッコウキスゲはまだ硬い蕾のものがたくさんたくさんありましたので、これから1週間以上は見頃が続くと思われます。
運転に自信のある方は岐阜県側から、足に自信がある方は富山県側から、是非とも訪れることをお勧めししたいですね!
個人的には、もう一度行きたいくらいです。
岐阜県側からのルートも確認しておきたいかな^^;
富山県側からのルートは、もういいですけど??w
これで、8号目登山口まで開通していたら人がわんさかやってきて大変なことになっていたことでしょう、、、、。
8号目登山口の駐車場はせいぜい20台くらいしか駐車できませんし、来年に延期するにしても土日は無理だと感じました。
21世紀の森キャンプ場のトイレです。
とても綺麗で使いごこちもよかったです。
全面通行止めのゲートを越えて進みます。
しばらく林道を進むと、、、、。
ショートカットできそうな遊歩道が現れます。
地図で確認します。
草刈りも行き届いた歩きやすい道でした。
10分ほど遊歩道を進むと、、、、。
無事に林道をショートカットできました。
遊歩道は林道を突っ切って進んでいますが、まっすぐ進んでしまうと21世紀の森に入り込み、目的地から遠ざかってしまうので要注意です!
2kmほど林道を歩きます。
アサギマダラ
サンショウウオ
花もたくさんあってそれなりに楽しい道のりでした。
歩き始めから約1時間、ようやく登山道の入り口です。
登山道は草刈が行き届いていて整備された道でしたが、この先は杉林の中の急登を延々と登ってゆきます。
あまりに険しくて、写真など撮ってる余裕もありませんでした^^;
二度目の林道出合い。
この辺りで、標高1200mくらいか?まだ400mほど標高を稼がなければなりません^^;
標高1200mをすぎると雑木林に変わってゆきますね。
ブナ林が太陽の光を遮り、涼しい風も時々吹き抜けてゆきます。
木の根のトラップ。
標高1500mくらいですかね?
森林を抜けました。
うわ!
この辺からすでにニッコウキスゲがたくさん咲いてる!
去年はオオバギボウシしか咲いてなかったよ?w
あのゲートを抜ければ白木峰頂部に出ます!
木道が見えてきました!
いよいよ雲上の楽園の始まりです!!
ここまで3時間^^;
槍だ槍だ!!w
北アルプスのお出迎えです!!
ここが雲上の楽園です!
ニッコウキスゲ!
まだまだ序の口です!w
楽園じゃあ!!w
白木峰山頂が見えてきました!
お食事中のパーティーがいたので、山頂はほぼスルー!w
いっぱい咲いてるよ!!
劔、立山、薬師岳、そして一面に咲き乱れるニッコウキスゲ!
すごいすごい!!
花の道を進みます!
このような小さな池がいくつかありました。
赤兎山にもありますが、白木峰の方がたくさんありますね。
花の道!どこまでも続きます!
振り返ってみます。
小さなピークを越えるところ。
ここでまた
ワーーー!と歓声が上がります!
コバイケイソウ
ワタスゲとキスゲの協奏曲^^;w
すごすぎる!!!w
ワタスゲが風になびいています。
ワタスゲのピークは終わりましたかね?
浮島に到着!
ここにもキスゲ咲いてたんだ!
去年は無かったよ?w
カオジロトンボ
今年も会えました。
なるほど顔が白い^^;
アップで一枚!
この人が多分白木峰管理人。
管理人さんに写された我々の食事風景^^;
白木峰公式FaceBookサイトに掲載されました!
みんな後ろを向いていたので、問題ないでしょう。
いやいや、本当に素晴らしい10年に一度!今世紀最高???のニッコウキスゲを堪能しました^^;
例会が来年に延期になってしまったのが悔やまれますが、もしも林道が開通していたら14日の土曜日は車を置く場所がなかったでしょうねぇ、、、、。
それを含めての林道閉鎖なのかもしれませんね^^;