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2013/09/24

唐松岳~五竜岳縦走

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9月21日(土)絵文字:晴れ ・22日(日)絵文字:晴れ後くもり ・23日(月祝)絵文字:晴れ    ンクB健)

   唐松岳(2696m)~五竜岳(2814m)  百名山 2泊3日でゆっくり山行

<コースタイム>
<1日目>
集合場所~金沢森本IC(6:05)→糸魚川IC(7:50)→八方尾根スキー場P(9:00)→ゴンドラ(9:20)→八方池山荘(10:00)→八方池(11:05)→唐松山荘(14:05~宿泊手続き~14:35)→唐松岳山頂(15:00)
<2日目> 唐松山荘(8:00)→遠見尾根分岐(11:15)→五竜山荘(11:20~12:10)→五竜岳(13:35~14:00)→五竜山荘(15:00)
<3日目> 五竜山荘(5:45)→西遠見(7:30)→大遠見(8:05)→中遠見(9:00)→見返り坂(10:00)→テレキャビン山頂駅(10:30)→山麓駅(10:55~車回送&お風呂~12:40)→昼食(12:45~13:45)→糸魚川IC(14:55)→金沢森本IC(16:35)~集合場所

<参加者 9名>

 
 唐松岳~五竜岳縦走の例会は、元々1泊2日の計画であったが、唐松山荘から五竜山荘への稜線で、岩場やクサリ場のやや危険個所があることを考慮し、秋分の日を含む3連休を利用して、2泊3日のゆとり行程に変更して実施された。

 初日は、八方尾根スキー場のゴンドラ・アダムとリフトを2本乗り継ぎ、標高1850mの八方池山荘に楽々到着! 青空のもと、不帰ノ嶮から続く白馬三山を正面に、五竜岳や鹿島槍ヶ岳を左手にして、トレッキング道を1時間ほど歩き、寄り道した雲上の八方池では、池に映る逆さ不帰ノ嶮や天狗ノ頭をしばし堪能した。 八方池付近から上は少しずつ草木の紅葉が始まっており、花はアザミやマツムシソウ、トリカブト、リンドウなど、ムラサキ系の秋の花に変わっていた。

 唐松山荘で宿泊手続き後、部屋にザックをデポして早速山頂に向かった。 山頂では360度視界良好、間近に迫力の不帰ノ嶮と白馬三山、唐松山荘から続く稜線と五竜岳、剱岳、立山連峰、薬師岳、その奥には槍の穂先も確認できた。
そして雲ひとつない夕暮れを迎えて素晴らしい夕焼けとなり、夕日が沈んだ後の小焼けもまた美しかった。


青空に映える白馬三山を正面に見ながら歩く。


いくつかのケルンを通り過ぎる。


白馬八方池と逆さ不帰ノ嶮。


ここだけやや危険個所!


唐松山荘に到着!


唐松岳頂上(2696m)より五竜岳を望む。


唐松岳からの下りでホシガラスの母子に出会う♪


唐松岳と剱岳の間に、美しい夕日が沈んだ。

 
 2日目の朝は、山荘裏の展望台にて素晴らしいご来光を迎えた。
朝食前に、日差しが届きクッキリ浮かび上がった剱、立山連峰(昨日は逆光でシルエットのみ)を見ながら、皆でモーニングコーヒーを頂いた。 出発が8時の予定だったので、何とも贅沢なゆとりの時間であった。


 その後やや雲が湧いてきたが雨の心配はなかった。 五竜への稜線はやや緊張の岩越えが数か所あり、擦れ違い待ちなどで多少の時間ロスはあったが、皆さん難所を乗り切り無事に五竜山荘に到着した。
ホッとして山荘でゆっくり昼休憩を取っている間に、五竜岳は雲に隠れたり見えたりの繰り返しとなっていた。

 いよいよ五竜岳に出発! 小屋からは山頂に立つ人々が肉眼でも見えていた。 最初は穏やかで気持ちの良い稜線歩き、頂上直下では大きな岩を何度も乗り越えてやっと山頂に到着したのであったが、360度視界は真っ白でガスのみ、五竜岳は我々の到着を待っていてくれなかったようである。


 小屋に戻って見ると、山荘前(外)の通路が全てテントで埋まっていてビックリ!
テン場だけでなく五竜山荘の混み具合も半端ではなかった。 3連休の真ん中と言う条件や、八方尾根と遠見尾根、鹿島槍ヶ岳方面、3か所から五竜を目指して登って来る(下山する)登山者の通過拠点であり、狭い廊下はザック置き場も兼ねていて、山での擦れ違いを上回る混雑ぶりとなっていた。 そして何と、山荘の夕食は8回に分けられていて、早い到着の我々は17時から、最後の組は2020分からであった。


モルゲンロート唐松岳、不帰ノ嶮、白馬三山…


唐松山荘前からの剱岳、立山連峰


五竜への登山道は、やや緊張の長いクサリ場が3ヶ所ほどあった。


眼下に五竜山荘が見えて来た。


五竜岳への登りもなかなか手強かった!

 
山頂直下は大岩超え!                五竜岳頂上にて


下りも慎重に。。。


五竜山荘の平らな個所は全てテント場となる。

 
 3日目は、五竜山荘前で雲海に昇るご来光を迎えた。
下りの遠見尾根は岩場やクサリ場もあり、急下り個所が多かったが、鹿島槍ヶ岳から五竜岳へと続く荒々しい稜線の眺望が素晴らしい!  いつかあのキレットを歩いてみたいと数名が口にしていた。 西遠見山を過ぎ大遠見山(標高2100m)辺りからは雲海の中に突入し、雲の上と雲の下の両極端な世界を行き来したのである。

 中遠見山、小遠見山、地蔵の頭から、白馬五竜高山植物園内を通って、テレキャビン乗車で山頂駅から山麓駅のエスカルプラザへ。 入浴後、昼ご飯は信州のお蕎麦を頂いて、約3時間で金沢に戻ってきた。



雲海に昇る朝日


白岳直下より、五竜山荘と五竜岳を振り返る。


鹿島槍ヶ岳が大きく見えて来た。


雲海の遠見尾根を下る。


遠見尾根からの五竜岳


西遠見からの五竜岳


雲海の中は紅葉が進んでいた。


 ちなみに今回の唐松岳~五竜岳
CLであったO氏は、10月から転勤の為、KHC会員としては最後の例会山行であった。 いつもゆっくり山行を企画して頂き、その歩き方にファンも多かったので、とても残念である。。。(>_<)。。。

 


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