藤原岳個人山行報告
藤原岳(孫太尾根コース)
~早春花を求めて春山ハイク~
■実施日 2021年3月3日(日)晴れ
■参加人数 5名
■活動時間 7時間44分
■活動距離 9.8㎞
■累積標高(登り/下り) 1,170 m/ 1,169m
コースタイム
集合・出発5:00-孫太尾根登山口7:55-丸山9:06-多志田山10:47~11:04-藤原岳11:41~12:41-多志田山13:32-丸山14:49-孫太尾根登山口15:41-集合場所・解散19:00
・標高1,144m
・三重県いなべ市と滋賀県東近江市との境界に位置する山
・日本三百名山及び関西百名山、花の百名山、鈴鹿セブンマウンテンに選定されている
スプリングエフェメラル:セツブンソウとフクジュソウ、セリバオウレンに会いたくて藤原岳へ行ってきました。
大貝戸道コースが一般的ですが、SNSで早春花を見るなら孫太尾根コースとの情報でこちらのコースを往復しました。
■駐車場
孫太尾根登山道の駐車場は、集落の入り組んだ細い道路の最奥にあり迷いやすいです。墓地の前とその周辺に10数台分のスペースがあります。私達はカーナビで近くの新町神社を設定。さらにヤマレコ(YAMAPでも可能)から駐車場をGoogle mapsでナビ設定し確認しながら行きました。
※駐車場やコース上にトイレなし
※登山届ポストなし
■コース状況
藤原岳山頂までは丸山→草木→多志田山と3つのピークがありアップダウンを繰り返します。
トラバース分岐が2箇所ありますが、どちらからでも大差はなく同じ登山道につながります。尾根沿いの登山道で道に迷うことはないと思います。
バリエーションコースですが、藤原岳山頂直下の急斜面以外は全体的によく整備されていて、足に優しく歩きやすいです。新しい標記、階段やロープ設置など最近整備されたようです。
藤原岳山頂直下は、かなりの急斜面でガレ場や粘土質の土で滑りやすく、落石や足元にかなり注意を要します。下山時は特に難儀しましたし、急斜面に明確な登山道がなくフクジュソウの群生地を荒らすことにもなるので、こちらも何とか整備出来ないものかと残念に思いました。
残雪は多志田山山頂・藤原岳山頂付近の登山道上で短い範囲でありますが、殆ど平坦な場所なので問題なく歩けます。一応チェーンスパイクを持参しましたが不要でした。
■地図と軌跡
平日でしたが駐車場は満車。かろうじて一台分の空きスペースに駐車できました。
鈴鹿山脈らしく、石灰石が出てきました。
登山道はしっかり整備されていて、とても登りやすい。感謝です。
伊勢湾が光っていてきれいでした。
右側は石灰岩の採掘によって痛々しい姿。採掘の作業音が響いていました。
多志田山からの藤原岳。ここからが頑張りどころです。
藤原岳山頂直下の急斜面。この急斜面にフクジュソウが点在して咲いてました。
藤原岳の山頂直下の尾根から。
カルスト地形。
枝に氷がついてキラキラ輝いてました。
登山道上の残雪は2箇所。ツボ足で問題ないです。
藤原岳山頂と山頂から見下ろす台地。
浮かび上がる乗鞍岳と御嶽山。写真には写ってませんが右側に中央アルプスと富士山らしき山容も見えていました。
伊吹山 → 白山
白山をズーム。真っ白で神々しく、別格でした。
■お目当ての早春花
セツブンソウ(節分草) 放射状の黄色の点々が可愛いです。
フクジュソウ(福寿草) 丸々したつぼみが可愛いです。
セリバオウレン(芹葉黄蓮) 小さな花火のような花
左上:コショウノキ(胡椒の木) 左下:オニシバリ(鬼縛り) 右:アセビ(馬酔木)