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2020/10/09

奥穂高岳個人山行報告

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奥穂高岳 3190m

紅葉の涸沢と奥穂高

■実施日  令和2年10月6日・7日 両日晴れ

■参加者 3名

■コースタイム

10/6(火)

3:00集合場所 →→ 5:05あかんだな駐車場6:30 →(バス)→7:10上高地バスターミナル・・・ 8:00明神(5分休憩)・・・ 8:55徳沢(10分休憩)・・・ 10:00横尾(10分休憩)・・・11:10本谷橋(10分休憩)・・・ 13:00涸沢ヒュッテ・・・ 16:00穂高岳山荘

10/7(水)

6:40穂高岳山荘・・・ 7:30奥穂高岳(20分休憩)・・・9:40紀美子平・・・ 10:30岳沢パノラマ(10分休憩)・・・ 12:00 岳沢小屋(35分間昼食)・・・14:30河童橋(15分休憩) ・・・ 14:50 上高地バスターミナル 15:33 →(バス)→ 16:15あかんだな駐車場 →ひらゆの森(入浴)→→ 19:50 集合場所

 

 

 会員のJさんから初めての奥穂高へ誘われた。夏前から続く足の故障などで気遅れし、徳沢でテン泊して一行を待つつもりだったが、またとない機会と考え直した。スポーツドクター処方による特製インソールの具合をたしかめる目的もあった。

 上高地から徳沢、横尾を経て涸沢へ向かう。若いハイカーが多い。本谷橋を渡るといよいよ山道だ。南岳や北穂を見上げながらのんびり登るとやがて錦秋の涸沢に着いた。涸沢ヒュッテのテラスには大勢の人々が憩い、周囲の美しい山岳風景を楽しんでいる。モレーン(岩屑)のガレ場を色とりどりのテントが埋めている。稜線上の白出のコルに今宵の宿穂高岳山荘が小さく見える。それを目指しさらに3時間、ひたすらザイテングラードの岩尾根を登った。

 穂高岳山荘はほぼ定員いっぱいの入り。寝床は紙製のシーツカバーと枕カバーで抗菌対策し、一人分のスペースを広く取りロールスクリーンで仕切ってある。1枚の布団に2人、3人押し込まれて誰も文句を言わないかつての山小屋はいったい何だったのかと思う。コロナを機に「山や」たちも少しは人間性を取り戻すがいい。

 翌日は朝食後すぐに出発。国内3位の高峰、標高3190mの奥穂高岳に立った。気温0℃、風が少しあったが360度の展望がじつに素晴らしい。ジャンダルム、涸沢岳、北穂、槍ヶ岳、前穂…並み居る3000mの岩峰が足元の高さだ。ジャンダルム右後方の雲の海には白山と別山が優しく浮かぶ。帰路は吊尾根をたどり、前穂高岳は割愛して紀美子平から岳沢を下った。上高地までの標高差1700メートルを一気に下りたが足腰に痛みを感じない。インソールの補正は必要なさそうだ。三点確保と慎重を心掛けたのは言うまでもないが、「案ずるより産むが易い」が今回の感想である。





河童橋から見る吊尾根と岳沢


明神分岐。この先に穂高神社奥宮がある。山は明神岳


徳沢キャンプ場。ここでぼーっとして過ごしてみたい


横尾で槍ヶ岳と蝶ヶ岳への道を分けつり橋を渡る


本谷(ほんだに)橋の河原で休む登山者。山は北穂高岳だ


涸沢への灌木帯を行く


錦秋の涸沢カール。涸沢ヒュッテのテラスから


テント テント テント


涸沢槍下部をザイテングラードに取付く


屏風の頭と常念岳から蝶ヶ岳の稜線


ザイテングラードから見る前穂高岳北尾根


たどり着いた穂高岳山荘前にザックを投げ出す


夕食前の小宴会


夕食は18時20分より。3順目だ


日の出


朝食は6時。これに生卵が付き「卵かけごはん」にして食べたら美味しかった


売店前の飲料水。ペットボトル1本に詰め100円入れてから気付いた。「宿泊者は無料です」をもっと大きく書いてもらいたい


奥穂高岳への岩場を登る。槍がはじめて顔を出す


奥穂高岳から見るジャンダルム


やっぱり凄いわ


3190mの山頂に祀られる穂高神社嶺宮。穂高神社は延喜式の神名帳に記された式内社であり、ここの石柱に「日本アルプス総鎮守」と刻されている


槍ヶ岳、北穂高岳、涸沢岳、大天井、白馬、立山、水晶、薬師…名だたるアルプスの山々が見渡せる


立ち去りがたいのはジャンに白山が寄り添っていたからなのか


吊尾根より見下ろす涸沢


岳沢から上高地方向


吊尾根。正面の前穂高岳へは登らず、肩にある紀美子平より下降する


紀美子平の地名は昭和25年頃、岳沢に安全な登山路を作っていた今田重太郎夫妻が娘の紀美子をこの場所に張ったテントに寝かせては作業したことに因む


西穂高岳の岩稜と岳沢小屋の赤い屋根。黄葉も美しい


岳沢パノラマまで降りて来た


カモシカの立場。上高地はまだ1000メートルも下だ


岳沢の樹林帯まで下りるとナナカマドが赤く色づいてとても綺麗


壁のような吊尾根を見上げる


屋根に布団を並べ干している岳沢小屋に着く。岩峰は天狗岩


岳沢小屋のコーヒーが美味しかった


天然クーラー(風穴)。上高地は近いぞ


上高地の木道に無事着地 


上高地バスターミナルにてコーラで祝杯。コカ・コーラが正式だが周囲にペプシしか売ってなかった   (fin)
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