甲斐駒ヶ岳(2967m)・仙丈ケ岳(3033m)個人山行報告
2019年8月18日(日)~19日(月)
参加人数 5名
【山行概要】
南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳に北沢峠から往復しました
【山行データ】
| 甲斐駒ヶ岳 | 仙丈ケ岳 | 合計 |
歩行距離 | 9.4km | 9.8km | 19.2km |
累計高度(+) | 1266m | 1293m | 2559m |
累計高度(-) | 1394m | 1287m | 2681m |
【アクセス情報】
金沢市から登山口のある北沢峠へは、東海北陸道の飛騨清見ICを下りて、国道361号線の起点である高山市から終点である長野県伊那市まで走行し、仙流荘の駐車場から南アルプス林道バスに乗り、北沢峠に行きました。
金沢から仙流荘まで自家用車で約4時間、仙流荘から北沢峠までバスで50分です。駐車料金は協力金200円のボックスがあります。
国道361号線は信号がほとんどなく、快適な国道です。
8月18日(日)曇り一時晴れ
甲斐駒ヶ岳
【コースタイム】
テント場発4:45-こもれび山荘4:58-双児山6:47-駒津峰-六方石8:03-(直登コース)-
甲斐駒ヶ岳9:59-(まき道コース)-六方石11:14-駒津峰11:42-仙水峠13:03-仙水小屋13:39-テント場着14:15
前日に北沢峠のテント場でテント泊しました。
バス停から長衛小屋のテント場までは徒歩約15分です。
トイレは洋式で臭いもなくきれいで、水も豊富です。これで一日あたりの幕営料は500円。とてもリーズナブルなテント場です
また1回500円でシャワーも浴びられます。
ただし携帯電話の電波は届きません。
南アルプスは、北アルプスに比べて森林限界の標高が高く、標高2000m超えの北沢峠から延々と樹林帯を歩きます。
双児山付近からの仙丈ケ岳です。
カールがとても綺麗で、南アルプスの女王と言われる優雅さです
駒津峰からの甲斐駒ヶ岳です。
女性的な仙丈ケ岳と違って、ゴツゴツした岩山です。
色白なイケメン男子と例えればよいでしょうか
(山の団十郎という比喩もありました)
駒津峰からは岩との戦いです
途中で、直登コースと巻道コースに分かれます。
今回は、登りは直登、下りは巻道コースを選びました
直登コースは、一部足場が届きにくいところがあり、短足&股関節の固い私は難儀しました。
普通この様な個所には、クサリやハシゴ、足場用のボルトなどが埋め込まれていますが、甲斐駒ヶ岳にはクサリなどは全くなく
自分で足場を確保しての登りになります。
甲斐駒ヶ岳の山頂です
奥宮です
甲斐駒ヶ岳は北アルプスの燕岳によく似た、真っ白な岩肌です
燕岳よりもスケールが大きいです
金沢近郊の山で例えるなら、医王山のトンビ岩からクサリを取り除いた感じでしょうか。
大きな岩の間を歩きます
仙水峠からは、ゴーロ帯を歩きます。
かなり歩きにくいです
ゴーロ帯を過ぎると、静かな森林を進みます
8月19日(月)曇り一時晴れ
仙丈ケ岳【コースタイム】
テント場発4:29-大滝ノ頭6:17-小千丈ケ岳7:09-仙丈ケ岳8:34-千丈小屋9:10-小千丈ケ岳9:54-大滝ノ頭10:40-テント場着11:53-北沢峠12:10-バス-13:00-(入浴&夕食)-解散20:30
朝からどんよりとした深い霧の中を仙丈ケ岳に進みました
展望は完全に諦めていました。
ところが山頂に近づくに連れて、青い空が見えてきました
みるみるうちに、霧が消えていきました。
奇跡を見ているようでした
山頂です
小千丈方面です
雷鳥もいました
人間を全く恐れません。
仙丈ケ岳のカールです
仙丈ケ岳にも一部この様な岩場もありますが、甲斐駒ヶ岳に比べれば、本当に優しく登れる山です。
しかしクサリなどはありません。
今回は、山頂からの大展望は残念ながら見ることが出来ませんでしたが、金沢から南アルプスまで意外と近く安く行けました。
以前は、伊那市などのビジネスホテルに前泊していたのですが、計画していただいたベテラン会員さんのおかげで
中央アルプスや南アルプスをリーズナブルに登れるノウハウを教えていただきました。
ありがとうございました。